今年は長雨がないままに
夏がやってきそうです
また水不足が心配になるのかな
それ以上に心配なのが、とどまつハウスの室温
なにせクーラーの真ん前にいて汗を流すほどですから
外の日陰にいる方が涼しいなんて・・・
ごめん、6月はサボってしまった |
6月と言えば、恒例の・・・ |
結婚おめでとう! は口実? |
96年だというのにWin95 |
こちらのWindowも全開 |
ビギナーズ楽? or NOT |
で、今年はどうだったかというと・・・土曜日の朝は今にも降り出しそうな曇り空。雨の中での設営や撤収を想定して、取り回しが楽な小さい方のテントを積んで出発。途中、内山峠で濃霧に出会ってますます気が重くなったものの、峠を下って佐久市街では晴天になる。こりゃあ良かったと喜んだのもつかの間、キャンプ場に着いたらやっぱりどんよりした曇り空になってしまった。先発組の仲間に聞いたら、前夜から朝にかけて降られたそうだ。
そうそう、言い忘れたけどキャンプ場は川上村の『廻り目平キャンプ場』。最初のうちは年ごとに小海線沿線のキャンプ場をいくつか泊まったけど、このところここに定着してしまった。なにせ24時間いつでも入退場可能なフリーサイト、料金も安いので「参加したい奴は現地に来い」という幹事不要の気ままなキャンプには一番便利なのだ。
もひとつ言い忘れていたけど、今回のキャンプも5月に続いて父ちゃんと颯の父子モード。ま、仲間の一人である「あざらし」が大きなタープを持ってきて、その下にみんな集まるというのが判っているので気楽なものである(あてにされる彼には気の毒だが)。
というわけで今年もいつもの顔ぶれがおおむね揃って雑談をしながら過ごしたわけだ。颯も「フーさん」とこの子供が構ってくれたので結構楽しそうに遊んでいて、時おり背丈ほどの岩の上から転げ落ちたりして泣いていたが、血を流さなければ大丈夫であろう。すぐに忘れて同じく父子モード参加の「けむたま」んチの明日花ちゃんと宇宙語で会話をして笑い転げていた。
それにしても少々肌寒かったのでビールの消費が進まない・・・と、夕方になって雨が降り出した。
使っているテントはドーム型で、縫い目が集中する天頂部から雨漏りするという欠点があるのだが、ランタンを吊さなければ朝までで数滴の雨漏りで済んでくれたのはなによりであった。
上にも書いたように、参加したい奴は勝手に来るキャンプで、しかも現地では何となくいくつかのグループにまとまったり家族単位で少し離れてテントを張るのもいたりして、全員が一同に集まることがない、他人から見るとちょっと変わったグループではある。5年前に『駒出池キャンプ場』でやったときは全参加者を把握していたのは誰もいなかったのではないだろうか。
ま、ここ数年は顔なじみだけが集まるようになってきて、離れたところにいてもお互い「あいつは今年も来ているな」と判ってはいるのであるが、今年の場合は、夜、焚き火を囲んでみんなで談話するということをやったそうである。「そうである」なんて書いたのは、父ちゃんは颯を寝かしつけようとして一緒に眠ってしまったので、そのような催しはいっさい全然まるっきり知らなかったのである。
雨は翌朝も続いていて、濡れたままのテントを持って帰る羽目になるのかなぁ、翌週は泊まりで出かけるからテントを乾かす暇もないなぁ、と心配していたらうまい具合にやんでくれ、ほとんど乾かして撤収できたのはなによりであった。ついでに前夜減らせなかったビールも一気に消費したけど。
このところ仕事が忙しくなっていたり転勤したりで、なかなか顔を合わせるチャンスがなかった友人も駆けつけて、ちょっとした同窓会・・・いや、実はそうなんだ。
5、6年くらい前までは学生や独身の仲間も多く、けっこう皆なにかにつけては小諸に遊びに来て、それだけ顔を合わせる機会も多かったし、また、ユースの開所記念パーティーや年越しでは徹夜で話したり歌ったりしてたんだよね。
それが常連と呼ばれる人間の顔ぶれが少しずつ変わっていったり、行事の内容が変わったり無くなったりで、以前のような騒ぎかたができなくなり(我々にとっては、という意味でね)、ちょっぴり寂しい思いをしているのをこの祝賀パーティーが埋め合わせてくれるような気がする。
だから主役の6人には悪いけど、「結婚祝い」という雰囲気がちょっと薄れてしまったような気もしたなぁ。でも、新しく仲間に加わった2人を迎える儀式としては、この「いつものノリ」のほうが良かったかも知れない(愛想尽かさないでね)。
パーティーの前後、あざらし・ソープ・みえたの3人が談話室でトランプをやっている姿を見ると、つくづく「小諸に来ているんだなぁ」と感じてしまうからね。
それにしても、今回はこれだけで出かけたというのに、なんだかずいぶん疲れてしまった。一晩泊まった翌日は眠くって眠くって、運転するのにも危険を感じたので、母ちゃんと颯が軽井沢のスーパーで買い物をしている間、父ちゃんと結衣は駐車場で眠っていたのであった。夕方家に帰って少し眠って、晩御飯食べて8時に寝て・・・
本当は夏休みに導入する予定だったWindows95を、繰り上げて6月に導入したのです。ちょうど勤め先にもWin95が組み込まれたパソコンが入ったし、かねてからパンク寸前のハードディスクの中をすっきりさせたいと思っていたし、それにWEBブラウザとして使っているNetscapeの試用期限が6月末と迫っていたのも大きな理由です。だって、どうせ製品版を導入するなら、JAVA対応のWin95用がいいではないですか(Win3.1用は未対応なんて、きっとWin95を買わせたいマイクロソフトの陰謀だと思う)。
まずはハードディスク内のデータの待避です。このところ整理しきれないで貯め込む一方だったパソコン通信のログを中心に、こまごましたデータ類をフロッピーに移します。プログラムの類はオリジナルを持っているけど、データというのは自分だけのものですからね(でも、よく考えればパソコン通信のログも、もう一度アクセスすればライブラリからダウンロードできるような気もする)。
いちおう、これで元の内容が復元できるようにしておいて、いよいよ土曜日の深夜、ハードディスクをフォーマットし直します。どうせOSを代えるなら綺麗な環境で入れたいし、ディレクトリ構造(今はフォルダーと呼ぶのか)も整理したかった。それになにより上書きインストールするだけの空き容量がハードディスクになかったというのも原因であります。
で、再度MS-DOSをインストールして、必要なドライバ類を組み込んで、Win95を・・・あら、せっかく手作業で組み込んだドライバも、Win95には反映されていないのね。それに変な名前のフォルダーが作られてWin95がその中に入ってしまった。これじゃ構造を把握しにくい・・・再度やり直し。
というようなことをやっていると、夜が明けてしまいそうになった。まったく夢中になるというのは凄いもので、数時間の睡眠にも関わらず眠くならないから父ちゃんは家族サービスで高崎に行って来た。あ、家族サービスと言っても連れて行ったのは颯だけ。颯にはドライブ、母ちゃんには颯のいない静かなひとときをプレゼントして作業続行。最低限必要なソフトをインストールして、月曜の夜までにはパソコン通信(および読み書き)と颯が使うソフトが動くようにした。
ま、パソコン通信の方は、ふだん勤め先に置きっぱなしにしているノートパソコンを持ち帰れば、ハードディスクがないからフロッピーに頼るしかないけど、いちおう何とかなる。
でも、自宅のパソコンは父ちゃんが会社に行った後は颯のおもちゃにもなるわけだから、これが使えないと母ちゃんが困る。だから、こちらの復旧は最優先事項だったわけです。
それにしても颯もびっくりしたようです。画面の雰囲気がいつもと違っている。それでもなんとか見覚えのあるアイコンをクリックして遊び始めて・・・しかも画面のあちこちをクリックしまくり、Win95の終了メニューを探し当て、例の「コンピュータの電源を切る準備が・・・」という画面を出して終わらせたというから、操作にまごついている父ちゃんよりのみこみが早いのである(もちろん
チューチューマウス
が手助けをしてくれているのだが)。ディレクトリのツリー構造を見ないと安心できない父ちゃんには、マッキントッシュやWin95はなかなかなじめそうにないのである。
きっと颯は言ってるね。「かぁんたんじゃねぇか」って
こんな時間じゃ修理屋も開いていないのでそのまま帰宅して、翌日勤め先の近くにあるディーラーの営業所に持ち込んだ。いやぁ、それにしても夜中に雨が降らずに良かった。一昨日はものすごい雹混じりの夕立で、トラックが転倒したりの騒ぎもあったもんなぁ(埼玉県内のディーラーでは、そのあと傷物セールが始まった。在庫車両のガラスが割れたりボディがへこんだりの被害が続出したのだ)・・・と思っているうちに雨が降ってきた。ちゃんと屋根の下で修理してくれてるだろうな。
実際にクルマを買った営業所はとどまつハウスから徒歩数分のところにあって、いつもクルマを点検等に出した後は歩いて帰ってくる。今回修理に出した営業所は勤め先から徒歩7、8分といったところで、これまた歩いて帰ってくるつもりだったが、親切にも送ってもらった上、夕方には「やっぱりレギュレーターのワイヤーが切れていました」とクルマを届けてくれた。しかも、もっと嬉しいことに「保証期間中なので無料です」と言ってくれるではないか。
えっ、このクルマは3年以上乗っているから保証期間は切れているのではないだろうかと思ったけど(あと数日というときにリアゲートのダンパーを無償交換させたのだった)、パワーウインドーは5年保証の特別保証部品かも知れないし、定期点検後の保証期間のことを言っているかも知れない。先方がせっかくタダだと言ってくれているのに水を差すこともないので、そのまま受け取ることにした。
気分がいいディーラーなので紹介しておこう。
埼玉トヨタ自動車
である。クルマを買った後はメカニックの人と親しくなるようにしているのだが、愛想のいい人が多く、自分でできるようなことは整備マニュアルを見せてもらったりもして、次のクルマをここで買うかどうかは判らないが、メンテナンスは頼みたいなと思ってしまうのである。
6月後半から週末は晴れるというパターンが続いていたのだけど、天気予報によるとパターンが崩れそうだという。でも、その日が近づくにつれて、雨だけは避けられそうな気配が見えてきた。しかしね、前日の夜まで雨がザーザー降っていると、本当に大丈夫かなぁと思ってしまうものです。
ところが、朝になって目を覚ますと眩しいような青空! こりゃぁキャンプに行かなければバチが当たるような天気ってもんだ(母ちゃんに言わせると「洗濯と布団干しをしなければバチが当たるような天気だそうだけど)。というわけで荷物を積み込んで出発。
めざすは『山逢の里』キャンプ場。4年前の夏休みに初めてここに行ったときは、サイトの狭さに往生したが、2年前にリニューアルされ、明るくて広い雰囲気に生まれ変わっていたのだ。それまで畑だったところをならして作ったので綺麗に作られすぎというふうにも見えるが、ファミリーキャンプには使いやすいと思う。ただ、2年前は新装開店なったばかりで、サイトに敷かれた砕石がテントマットの上からでも痛く感じられ、また、当時1歳だった颯が絶えず口に入れようとして気が休まらなかったものだ。
その時初めてホタルを見に行ったのだが、林の中を乱舞するたくさんの小さな光に幻想的な気分を味わったものだ。あの時もちょうど7月の第一週。さて今年は・・・
チェックインを済ませて指定されたサイトに行く。前回痛い思いをした砕石は取り除かれ、もっと細かい粒状の砂のような石に変わっている。そうだろうなぁ。
まずはタープを張る。今回、メインポール・ロープ・ペグを新しいものに代えたので安定度が増したように思う。ヘキサウイングの両端を立てたところでタープ張りを休止するのは我が家流。タープの位置に合わせてテントの場所を決めるのだ。なにせ6人用となると、ドームテントとはいえども張ってから運ぶのも大変だからだ。
この日はさらに同僚のサイトの様子も見なければならない。一応タープの張り方は知ってはいるようだけど一度も使ってはいないらしく、奥さんにポールを押さえてもらったままロープをほぐしている。で、長すぎるのに気づいたが、ここで切っていても面倒なので途中を輪に結んで長さを詰める。
でもね、実際にはマニュアル通りにはいかないからね。ペグは種類を代えて予備を持つとか。タープのポール間にロープを張っておくといろいろ吊せて便利だとか、キャンプに行ってみて気がつくことも多いからね。とどまつハウスはそうやってグッズを買い足してきたんだ・・・雑誌の広告を見て飛びついて、あまり使っていないものも多いけど。
さて、もう一つの目的であったホタルだ。キャンプ場の入り口に橋があって、この上から覗き込むと、ホタルが飛んでいるのが見える。でも颯を肩車して欄干から乗り出して下を見るというのも怖いし、だいいち遠くから光を見るだけでは、それが虫なんだということが判らないので教育にならない。
ところで『山逢の里』の利用料金だが、1サイト2500円プラス1人700円ということで4人家族のとどまつファミリーでは5300円ということになる(0歳児から人数に数えるとハッキリ言われてしまった)。5月には無料の河原、6月には1人600円(5歳未満無料)といういうところでキャンプしていたので、ずいぶん高く感じたが、まぁ今どきオートキャンプ場を名乗っていたら5000円は相場だろうし、比較的ゆったり入れる風呂もできたので入浴料も含むと言われればこんなものだろう。それに、とどまつハウスから1時間で行けるのでガソリン代が安くつくということを考えたら(もちろん高速料金なんてかからない)トータルでは安くついているかも知れない。
キャンプを終えて帰ってくると雨。まったくキャンプの間だけ天気に恵まれていたわけで、ギャンブルの世界に「ビギナーズラック」という言葉があるけれど、初心者と行くキャンプにも当てはまりそうだ。
当然テントも初めてらしいが、ポールの先端に、テント本体にリングを介して縫いつけられたプラグを差し込むことに気がつかなかった(最近はこの方法が普及しているにも関わらず、リングにポールを通し、プラグをペグ代わりに地面に打ち込もうとする人が案外多いのである)以外は、多少時間がかかったものの、キチンと張れたのでなによりであった。
だって、先方も子供の手前、親としてのプライドがあるだろうからね。あんまり脇から手助けしたくないではありませんか。雨とか夜とか、急いで設営する必要があるならまだしも、まだ午後は始まったばかりだからね。
しかしまぁ、本人も「まず形から入るタイプ」だと言っているように、道具は全部キチンと揃っているのには驚くやらあきれるやら。ランタンだってガスの他にテーブル用やテント内用に電池式のを用意しているし、まさにマニュアル通りだ。
「2年くらい前からいろいろ本を読んで、あ、これを買わなきゃキャンプに行けない。これも買わなくてはって買い揃えたんだ」
沢に沿って数分歩けば手の届くところにホタルが飛んでくるのが判っているので(2年前は一匹つかまえてテントの中に放したっけ)そこまで行こうとしたのだが・・・颯が暗闇におびえて帰る帰ると騒ぐので、結局行くことができなかった。テントに戻って颯を寝かしつけてから一人で行こうと思ったのだが、なかなか寝付かないし、きっともうホタルが飛び交う時間は終わってしまったろう。そう考えているうちに父ちゃんの方が先に眠りについてしまった。毎度のことである。
あらかじめ予約をしておけば手打ちそばや草木染めの体験教室もあって、子供と一緒になって遊ぶにはいいかも知れない・・・けど、すでに8月の週末はいっぱいとかで予約可能なのは秋分の日の連休だそうだ。って、キャンプから帰った例の同僚が電話で訊いたらしい。へへ、また行く気になったみたいだな。
しかし近くのキャンプ場に行って、ことさら何かをやってきたというわけでもないのに、ずいぶん疲れてしまった。気疲れというやつだったのだろうか。