んーっと、今数えなおしてみたけど、初めてお客になってから10年以上は経っているようだ。座敷のテーブルで宿題をやっている娘さんにどいてもらって食事をしたこともあったのだが、その娘さんが成人式の晴れ着を着ているのを見て腰を抜かした・・・という出来事さえも数年前の話だ。

 一時テレビや雑誌などでよく紹介された時期があったけど、最近ではさりげなくイラストマップに店名が記されているだけみたいな感じだ。かと言って「知る人ぞ知る」というほどでもないのがこの店らしい。
 観光客というよりも、一部の別荘族や地元の運転手や外勤の人たちが常連客で、そのどれにも属さない我々は食欲はあるけど金がない人種とでも言おうか。雑誌で紹介されるお薦めメニューはたいてい「自家製ソーセージの盛り合わせ定食」なのだが、10年以上通って、最初に一回食べたきりだ。あとはほとんど「本日のサービスランチ」「ハンバーグ定食」・・・はまだいいほうで、最近は「チャンポンメン」というのが多い(一時「ラーメン」に凝っていたときもあった。いったいここは何屋だ!?)。

 こんなおかしな客にあきれかえることなく、いつも笑顔で向かえてくれるご主人夫妻が好きで、軽井沢を通りかかるとつい寄ってしまい、食事をしないときはテイクアウトのソーセージを買って帰ることにしている。それにしてもスペアリブがテイクアウトメニューから無くなったのは悲しい。




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