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おでかけ アーカイブ

Sep102005

暗愚楽巴里観光

神田に「パリー通り」を探しに行った月の初め
実はワタクシ、新婚旅行で本物のパリにいたのでした

パリといえば下水道、しかも一般人でも見学できるのです
これはぜひ見て帰らねばパリに来た意味が無い!

ところが、週2回の一般開放日と、こちらの滞在期間が合わないのですね
これは口惜しい…で、もうひとつの地下名所に行ったのでした


カタコンブ…共同地下墓地と訳され
白骨が散らばっているところだという予備知識はありました

子供の頃読んだ『ベン・ハー』でのイメージが強いけど
あれはローマのカタコンブだった

地下鉄の駅を降りて、さてそれらしいところはとキョロキョロしていると
通りの向こうの一軒の建物の前に10数人の高校生らしいグループがガヤガヤしています
行ってみると果たして『CATACONBES』と書いてありました
ツレアイがこの連中を見つけなければ判らなかったような地味な建物です

2時に門が開き、建物の中で入場料を払って狭い螺旋階段を下って行きます
深いですねぇ。ぐるぐるといつまでも回りながら降りてゆくうちに
自分が今どれくらいの深さのところでどちらを向いているのかが判らなくなり
そして地下世界に着きました
なにせ深さの感覚が無くなっているから
もし天井が落ちて崩れてきたらなんて一向に考えなかったけど
あとから思い出してみれば梁も支えもない洞窟だったわけで、ちと怖い

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いちおう数メートルごとに白熱灯がぶら下がっていたのです
例の高校生のグループや我々のすぐ前にいた小学生らしい子供とその父親の組は
ちゃんと懐中電灯を用意していて(あぁ、ホテルに置いてきたちゃったなぁ)
ときどき現れる分岐の奥を照らして覗き込んでいました
(どこかの鍾乳洞みたいに立ち入り禁止の柵や網で塞いであったんです)
しかし、彼らが照らした先を一緒になって覗き込んでも、奥には何もなさそうです
ホネがあるってのは記憶違いだったのかなぁと思いながらさらに歩いて行くと
石を彫って作ったような宮殿のミニチュアが現れました
少し行くとまたそこにも…これじゃなんだか胎内巡りだ
高崎の洞窟観音のほうがまだ面白いと心の中でつぶやいたら…出た! ホネだ!

白骨が散らばっているというのは確かにワタクシの記憶違いでした
歩く道の両側に、床から天井までぎっしりと骨が積まれていたのですから
おそらく大腿骨でしょう、山村の民家が家の外に薪を積み上げるような並べ方でぎっしり
それにモザイク模様のように頭蓋骨をはめ込んであります
数人分の骨が地面に散らばっているのでは生々しく見えてしまいますが
これだけ大量に、それも綺麗に積み上げられているとむしろ壮観に思えてきます
歩いても歩いても続く人骨の壁
…いったい何人分何年分集めればこれだけの数になるのだろう
(帰国してガイドブックを本屋で立ち読みしたら、およそ600万体だと)
誰がこれだけ綺麗に積み上げたのか
それよりもまずここは天然の洞窟なのか手で掘ったのか
…予備知識がないのでただただ呆れるばかりで言葉が出ませんでした

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すっかり忘れていましたが
最初にあれだけ階段を下ったのだから相当登らなくては地上に戻れません
足が痙攣を起こす直前にようやっと地上にたどり着いて時計を見ると
だいたい4~50分くらい地下にいたようです
それはいいけど周囲の景色が変だぞ。出てきた場所が入っていった場所とは違ってる
それも、最初に入っていった建物の裏手というレベルではなさそうな雰囲気なのです
まぁ表通りに出れば何とかなるさとクルマが元気に走っている通りに出てみましたが
それでもまだ景色に見覚えがない
でもまぁ右か左に5分も行けば地下鉄の駅が見つかるだろう
さてどっちに行こうかと思案していたら後ろから声をかけられました
振り返ると品のいい小柄な老人が立っていて
「さてはお前たち、カタコンブから出てきて道に迷ったのだろう」と言う

なに、ワタクシにフランス語が解ったのではなく、この老人が英語で話しかけてくれ
さらにその中の「カタコンブ」「ロストウェイ」という言葉だけが解ったのですが

フランス人は自国語に誇りを持っていて、知っていても英語を使わない
という先入観があったのだけど、こんな親切な人がいるんだなぁ
…もっとも、この界隈でウロウロしている奴がいたら
カタコンブから出てきて迷子になったバカな旅行者だと
町中で承知しているのかもしれない

ともかく実はそうなんですと言って地下鉄の駅の場所を教えてもらい
右に100メートルほど行ってみたら、最初に降りた駅の隣の駅でした
つまりカタコンブは駅と駅の間、ひとつの町の下にある
…というよりはこの町全体があの骨の上に乗っているわけなんですね
ツレアイは気味悪がったが要するにフランス人はそういうことを気にしない国民である
と、こう思ったわけです。やっぱり肉食人種はタフなんだなぁ、と

Sep062005

津々浦々で…風景印

旅行貯金の前から集めていたものに「風景印」があります
正式には「風景入日付印」(「にっぷいん」と読むのが通)

その土地の風物を紹介する図柄入りの消印で
すべての郵便局に用意してあるわけではないのですが
集配局だけというわけでもありません

これを原則として自分が訪ねた町の消印に限定して集めていました
あとで整理しやすいように名刺用のカードに切手を貼って
持ち合わせを切らしたときはその場でハガキを買って

切手だけなら1円切手でもよさそうなのですが
ハガキの料金以上というのが決まりみたいでした
風景印の図柄にちなんだ切手を貼ったこともありましたね
阿寒湖だったら「マリモ」の図柄の55円切手とか
記念切手なんかも使ったことありましたね

もちろん自分の記念だけではなく、友人に送る絵葉書にも...

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風景印のいいところは旅行貯金と違って「郵頼」ができたこと
つまり返信用封筒と一緒に「お忙しいところ済みませんが…」と
郵便で頼めたので、日付にこだわらなければ
列車の待ち合わせが短くて寄れなかった郵便局でも
あとから風景印を手に入れることができたのです

だから、これなんか社会人になっても続けられたし
実際しばらくは続けていたのだけど
いつの間にかやめちゃったですねぇ

Sep042005

津々浦々で…旅行貯金

地図を見ると郵便局が載っています
これは何故か?

郵便局は集落の中心にあり その土地の有力者が局長になっていることが多い ゆえに軍事上、侵攻した際に押さえるべき拠点であり 逆を言えば防衛すべき拠点でもある

現在、地図の元締めというか管理しているのは
国土交通省国土地理院ですが
昔は陸軍でした
海岸線や軍事施設周辺が空白になっていたのと同様に
郵便局を表示する意味があったのです

  庶民が手紙を出したり貯金をおろす便宜を図る
  なぁんて意味はなかったようです


「旅行貯金」という旅先での楽しみがあります
旅行中、郵便局を見つけては記念にいくばくかの貯金をする
…金額にルールはありませんが、あまり負担にならない程度ですね
 たいてい100円でしたが、ワタクシは50円ずつでした (^^ゞ

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ところが、これも趣味やコレクションになってくると
「郵便局を見つけては」から「地図と首っ引きで探して」になってきます
宿の食堂のテーブルに2万5000分の1地形図を何枚も広げ
原野の中に「〒」のマークを見つけては
翌日、凍てつく寒さの中を5km10kmと歩いて行ったものでした
  冬の北海道にいたのです

でも、楽しかったなぁ
世間話の相手をさせらりたりなんかしてね
一度だけがっかりしたのが
「ここ、漁組の建物借りて郵便局やってるでしょ
 漁組でも貯金やってるから、ここは郵便しか扱ってないのよ」

学生時代に楽しんだ旅行貯金も
社会人になったらパッタリやめてしまいました
なぜなら、こちらが旅に出るときは
郵便局も休みだったのです


ワタクシが旅行貯金にハマッていた頃は
まだ、銀行のATMが普及しておらず
長期旅行に出る若者は郵便貯金を利用するのが多かった
特にローカルな地域では銀行なんかないですからね

  小さな簡易郵便局では、入り口に
  「10万円以上引き出す人は前日までに申し出てください」
  なんて書いた貼り紙もあったものでした

ちょうど全国オンラインが普及する過渡期であり
これはちょっとした混乱を招いていました

つまりオンラインだとカードを使って貯金を引き出すことができ
通帳に書いてある残高と実際の残高が異なっていることがあるのですが
オンラインが導入されていない郵便局では本当の残高を確認できないのです
これでは実際には貯金ゼロでも、残高10万円と書いてあれば
通帳と判子で10万円引き出せてしまうのですね

それを防ぐために「オフライン枠」というものがありました
つまり、オンライン通帳を持っている人が
オフラインの郵便局でお金を引き出す予定があるときは
あらかじめ「オフライン枠」に貯金を移動しておくのです
…家の金庫から財布にチャージする感覚ですね

その「オフライン枠」で貯金を出し入れするのですが
それを知らずに都会から旅行に来る人が多く
いくら通帳と判子があってもお金をおろせない
なんてトラブルが結構あったと聞いています
今となっては昔話ですね

いや、ATMとクレジットカードが普及してしまい
通帳と判子を持って旅すること自体が昔話となってしまいました

ワタクシの友人はフレームザックのアルミパイプの中に
判子を隠していたものでした

Aug152005

涼を求めて

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久しぶりにサスケを連れてドライブに行ってきました
5月の御殿場キャンプ以来かなぁ

クルマに乗せるときは座席ではなく
ふだん家の中でも使っているドッグキャリーを
荷室に置いてサスケを入れるのですが
家で叱られたときは自分から逃げ込むくせに
クルマだと足を踏ん張って入るのを嫌がります
無理やり押し込んで出発
これで周りが見えないところを左右に揺られたのでは
ドライブが嫌いになってしまうんじゃないか
だから、できるだけ楽しい思い出を作ってあげて
ドライブに行くと好いことがいっぱいあるよと条件付けたいのですが…

群馬県南西部を流れる神流川(かんながわ)に沿って走ってゆきます
下久保ダムを過ぎると、ダム湖に沿って山ひだを縫うようにカーブが続きます
ワタクシ「山道になると人が変ったようにカッ飛ばす」と言われるのですが
今日はおとなしく後続車に道を譲りながらノンビリ走ります
  自分一人だったらブッちぎってやるのだが (^^ゞ

万場(現・神流町)を過ぎると谷間の川は「清流」と呼びたくなってきます
見下ろすと、人が水際まで降りてゆけそうな場所には
必ずと言ってよいほど水着姿で遊んでいる子供や
バーベキューの支度をしているグループがいます
そんな場所を何箇所も見ながら
我が家もあらかじめ目星をつけていた場所にクルマを停め、川に下りてゆきます

いや、家を出るまではこう考えていたんですよ
暑さでぐったりしたサスケも水に入ればオーバーヒートを知らない水冷エンジン
元気にはしゃいでくれるものだと
  むかし読んだ畑正憲サンの『どんべい物語』で
  そういう印象が植え付けられたようです

ところが、
サスケは水を怖がって足をつけようともしない
まして川に飛び込んで犬掻きで泳ぐなんてとんでもないハナシ
  ま、本流は流れも速かったので、そうなっても困ったことになるかもしれないけど

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川岸の大きな岩の陰に、自然にできたのか誰かが掘ったのか
プールみたいになっている場所があって
ムスメが空のペットボトルでサスケの興味を引きながら誘導すると
つられて水に入ってくれ、その後は足先を水につけるのくらいは平気になったが
それでも基本的には水遊びを嫌がっているようだ

まずいなぁ、これじゃますますドライブを嫌いになる

しばらく遊んだ後、さらに上流を目指して
上野村の砥根平までやってきました
ムスメが『体験学習館』でウグイス笛作りにチャレンジし
接着剤が乾くのを待つ間、ここでもサスケと川に下りてみます
さきほどの場所とは違って木陰になっていて、水もさらにヒンヤリ
ワタクシにしてみれば「汗を忘れるひととき」なのですが
サスケは頑として水に入ることを拒みます
もちろん、その後はドッグキャリーに入るのを嫌がるし

ここしばらく家の中でもサスケはワタクシに吠え掛かってくるので
  部屋に閉じこもってパソコンに向かってばかり
  ちっとも構ってやらないから嫌われていると言われています

この夏休みは関係改善と思っているのですが
付け焼刃のようなドライブと
そしてまた帰宅後こうやってパソコンに向かっているようじゃ
ちょっと難しいかもしれません

来月キャンプに行きたいんだけどなぁ

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Aug032005

あ、ラベンダーの香り...

ちょうどモデル撮影会をやっていた

7月最後の日曜日、というより31日だから最後の日でもあるな
前から気になっていた『玉原ラベンダーパーク』に行ってきました

いやぁ、月並みな表現だけど、行ってみて良かった
あたり一帯にラベンダーの香りが漂っています
よく観賞用の鉢植えなんかが置いてあって
「おやっ?」という程度に香ったかな、というのは経験ありますが
ほんと、あたり一帯に漂っているなんてのは初めてです


ところどころに水飲み場があった

ラベンダー以外にもサルビアなど、色とりどりの花が斜面を塗り分けている
まさに絵葉書のような風景ですね

  スキー場のゲレンデを利用しているので
  見渡す限り、と行かないのはやむを得ないけど

花が綺麗というだけではない
やっぱり山の上、森に包まれていると暑さも爽やかです
街の中の「むわ~」っとした熱気とはぜんぜん違います

ここはドッグランもあり、ホントはサスケを連れて行くつもりだったけど
子供たちのおばあちゃんを誘って一緒に行ったので
乗車定員の都合というか、おばあちゃんがあまりイヌ好きではないからというか
悪いけど留守番してもらいました
まぁ、おかげで全員がリフトに乗れました (^^)
サスケがいたんじゃ、誰かが坂道を歩いて登らなければならない

香りだけではなく、シンセサイザーの音楽やマイナスイオンの霧が漂う演出も

今年はちょっと花が遅れているそうです
というわけで、行ったときはまだ早咲き品種が最盛期
このあと遅咲き品種が見頃になるというので
8月中旬まで楽しめそうです
そしたら、もう一回、今度はサスケと一緒に来るかな


さて甘いか酸っぱいか?

山を下って
すっかりお馴染みになりつつある川場の道の駅
ここはブルーベリーの摘み取りができます
受付で申し込もうとしたら「ご自由にどうぞ」
勇んで丘に上がって行ったのですが
食べ頃の実はもがれた後で
残っているのはまだ熟していない白っぽいものばかり
ううむ、ここも日を置いて出直しかな

クルマでお手軽に行けて
かなり人工的に作られた雰囲気が強いところですが
それでもちょっと自然の中を散歩した気分で
リフレッシュできた一日でした


ラベンダーといえば、我々世代ではなんといっても
NHK少年ドラマシリーズの『タイム・トラベラー』ですね
とはいえ、当時はまだラベンダーは一般的ではなく
どんな花なのかぜんぜん判りませんでした
ケン・ソゴルという登場人物の名前同様
言葉の響きだけが印象に残っています


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