わあ、ごめんごめん
というわけで、今回は2月に載せるつもりだった話題が混じっています
すっかり更新が遅れてしまいました
なにせ、このところ遊び呆けていたもので
・・・いや、全部そうかも知れない
とどまつハウスでスキーと言えば |
福は内、鬼は・・・? |
ガソリン流出事件 |
一杯のかけうどん |
実はこれが「とどまつハウス」更新を遅らせた元凶でありまして、今度の休みはどうかなと出かけていってばかりいたので、なかなかパソコンに向かう時間がとれなかった、ということになっております。
平日の夜があるって? ワタシは夜9時半過ぎたら寝てしまうのを知らないのか・・・などと居直っていたのではいつまで経っても更新できない。それにXCスキーを口実にするのは失礼です(本当は本人のヤル気の問題なんです)。
そういうわけで何とか夜10時過ぎてもこうやって文章を作って(しかし、こうすると昼間あくびが止まらなくなるは階段でめまいを起こすは、という大変なことになるのも事実だ)更新にこぎつけているわけですので、これまで更新をサボってどう遊んでいたかもご報告いたしましょう。
で、以下に続けるとやたらめったら長いページになってしまうので、別のページに書くことにして、興味があったら左のボタンをクリックしてください。
その人の話では、ヨーロッパの人は『公』の場というものを大切にし、たとえば雪が降って家の前の歩道に積もったりしたときは、その雪を自分の庭にかき入れてまで道を確保しようとする。それに引き換え日本人は家の中は綺麗にしようとするが、外では平気でゴミをポイ捨てする・・・鬼は外の精神に結びつくのではないだろうか、というものでした。
そういう話を聞くとね、子供が豆まきなんかをやるのは教育上良くないのではないかと思えてきたりするのですね。考え過ぎかなぁ。
でも、地方によっては、寒い冬空の下に追い出された鬼が可哀想だからと「福は内、鬼も内」と豆まきをするところがあるそうですね。そういう心優しい人たちが住む町は、きっと道路にゴミなんか落ちていないんだろうなぁと思ってしまいます。
ある月曜日の夕方、会社で仕事をしていると外から戻ってきた人がカーラジオで聞いたらしく「深谷のガソリンスタンドで灯油と間違ってガソリンが売られて、今、買った客を捜しているけど、まだ全部は見つかっていないらしい・・・お宅、大丈夫?」
確かに我が家も深谷で、しかも前日灯油を切らしてしまい、家に帰ったら買いに行くつもりだったのだ。逆に言えば、これから買いに行くのだから大丈夫なはずだし、深谷と言ってもガソリンスタンドは何十軒もある。
家に帰ると、カラッポのポリタンが待っていた。帰りを待ちきれずに歩いて買いに行くほど18リットルの灯油は軽くない。
「なんか、ガソリンを売った店があるらしいねぇ」
「ヘリコプターから何か言ってたけど、風が強くて聞き取れなかった」
そうかそうか、防災無線で放送したり消防車が走り回っただろうと想像していたが、ヘリまで飛んだのか・・・そりゃそうかも知れないなぁなどと考えながら、いつも行くガソリンスタンドでポリタンを差し出したらオヤジが出てきて、
「すみません、今日はトラブッっちゃて、灯油は売れないんですよ。灯油の販売は明日になります」
・・・あ! ガソリンを売ったのはこの店だったんだ!
結局別の店で灯油を買い、927円も支払う羽目になった。この店で買えば799円なのに。
どうしてまた灯油とガソリンを間違えたかというと、タンクローリーが間違えて灯油のタンクにガソリンをつぎ足していったらしい。翌朝の新聞によると、1000リットルも入れたとか。しかしそれでも元からあった灯油と混ざり合って、火が付くとドカンというほどではないのだそうだ。
とはいえやっぱり心配だ。ウチが買わなかったからと言っても隣近所が買っていたらどうする。ドカンとこなくても、普通よりはメラメラと燃えるだろうから、ビックリして慌ててひっくり返すと言うことだってあるかも知れない。
報道では8人の客が買っていったそうだが、翌日の夕方、最後のお客が見つかって回収し終わるまでは、ちょいと心配であった。
それにしても朝日新聞の扱いは小さかったね。地方版の片隅に10数行。事件を知ってて探したから記事に気が付くって大きさだ。
それに引き換え他紙やテレビ・ラジオは大きく報道したらしい(と誰かが言っていた。自分じゃ全然テレビを見ないからなぁ)。その後しばらくの間、我が家を始め近所の住人は親戚や知人からの「大丈夫?」という電話を受けることになるのだった。
結局この事件で儲かったのは、あの値段の高いガソリンスタンドとNTTではなかったか。ううむ。
初めて入ったのは6年前のゴールデンウイークでした。その日は日光ではなく足尾に遊びに行って、ちょっと遅い昼食の時間帯だったので「前から気になっていたあの店に入ってみよう」ということになったのです。
広い土間と2間続きの座敷がつながった細長い店内は薄暗く、ま、ハッキリ言って田舎のバス停の前にあるようなよろず屋兼かき氷屋という感じですね。正直「ハズレかな」と思いましたよ。
でも、出された蕎麦は旨かった。けっしてグルメ的な美味しさではないんだけど、素朴でしっかりと作った旨さがあって、田舎のおばあちゃんの自慢料理を食べているような美味しさだったんですね。当時、仲間たちに「正直な旨さ」と表現してすっかり気に入ったのですが、そうちょくちょく通る道でもないし、前にも書いたようにタイミングが合わないので(たまに夕方6時頃通って寄ってみると、すでに閉店していたりする)その後1、2回寄ったくらいでした。
で、1月に久しぶりに寄りました。吹雪でスキーどころではなく、家から持っていった稲荷寿司を車内で食べ、まだ足りないなぁと思いながら帰宅する途中の午後です。
たまたま結衣は眠ってしまっていたので抱きかかえて店に入り、さて注文。ここで結衣が起きていれば颯と二人で一杯食べさせるのですが、颯だけでは・・・こちらも少しとは言え稲荷寿司を食べているので颯と一杯を分け合うのはちょっと苦しい。というわけで、とどと二人で蕎麦を一杯ずつ頼んで「済みません、お椀一つ貸していただけますか」という子連れの常套句。
しばらく待っていると、おばあさんが蕎麦より先に小さなお椀を持ってきたのだけど、湯気が上がっている・・・「???」
「お子さん、うどんだったら食べられるかと思って作ってきました」
見ると普通の量の半分かそれ以下の量のうどんが入っている。ありがたく颯に食べさせてみて気づいたのだけど、ちゃぁんと食べやすいように長さも半分くらいに切って短くしてあるのですね。嬉しかったですね。
もちろん、その分の代金は受け取らず(いちおう「おいくらですか?」って訊ねたんだよ。タダだろうとは期待してたけど)。ほっかほかの気分で家に帰ってきました。
わざわざ行くというほどでもないし、通りかかったら必ず寄るというわけでもない。でも、この店、好きですねぇ・・・と言っているうちに、半月後にまた寄ってしまった。今度は父ちゃん一人で。