《1999.09》
スタミナ切れハンディカムはウルトラマン仕様

 とどまつハウスのビデオカメラのお話です。いちおう持っているんですよ。ただ、世間一般とは逆に、子供が生まれたのを機にちっとも使わなくなってしまったんですね。だって、赤ん坊を抱いたりあやしたり、一緒になって遊んでいたら、ビデオカメラなんてどうやって持てばいいんですか。
 それでも颯が幼稚園に行くようになって生活発表会(学芸会)があると聞いたら、「そうか、せっかくだからビデオに撮ってみるか」という気になったのです。これが2年前。

2階のビデオ席からステージ前まで
スチールカメラを持って走る
 で、去年も発表会の時期になって「そうだそうだ」ビデオだと思いだして引っ張り出してきたらバッテリーが駄目になっているんです。どうも一年も使わないでいるうちに完全放電してしまったらしいのですね。充電式電池に詳しいわけじゃないけど、想像するに、普通に放電した状態というのは、それでもまだゼロのレベルではなく、ビデオを駆動させることができないまでも微弱電流くらいは流せる余力があるようなんです。それが、逆さにして振っても何も出ない完全にゼロの状態まで放電すると、バッテリーが壊れてしまうようなのです。
 想像が正しいのかは不明ですが、合っていようがいまいが、「充電できない」という現象は事実です。充電器のインジケーターが消え、充電完了を示しても、ニッカド電池で約3分、ニッケル水素電池では3秒ほどしかもたないのです。3秒では電源を入れてファインダーを覗こうとするともう切れてしまって、まったく実用にならないのですね。
 それで急遽新しいニッカドバッテリーを1本買って(古い機種なので、長時間タイプのニッケル水素は販売が打ち切られていた)発表会に臨んだのでありました。

 実はこの時、もう一つ問題が生じていたのですね。CCDの故障だと思うのですが、室内では画面が暗く潰れてしまうのです。昼間の屋外や、室内でもスポットライトが当たっているような場面ではいいのですが、あとは赤黒2階調、ぶきみなアングラ芸術みたいな映像になってしまうのです。颯の発表会はまだライトが明るいので見られますが、その前夜の小室等さんのコンサート(終了後はパーティだったので小諸ユースに泊まり、朝5時に起きて戻ってきた)は会場が暗いので悲惨なものでした。AC電源が使えたのでバッテリーの心配はしなくてもいいと安心していたのに・・・

演技終了後には
「お写真タイム」が設けられている
 さて、今年の発表会とコンサート対策です(ううむ、この3年間、ビデオといえば9月に2回使うだけじゃないか)。今回は同じ機種を持っている職場の同僚に「貸してくれ〜」という方法で乗り切ることにしたところ、「ウチも最近使っていないから、やるよ」と一式貰ってしまったのです。CCDには異常なく、綺麗に撮れます・・・が、最近使っていないという言葉に嘘はなかったようです。やっぱりバッテリーがスタミナ切れ。ニッケル水素にいたっては充電器のインジケーターが点滅して充電拒否。
 去年買ったバッテリーも、その後全然充放電をしなかったため、やはりウルトラマン化しておりました。
 それでも3本あるニッカド電池を駆使すれば、休ませている間に少しは回復するかも知れない。長い劇でも颯が出る場面に的を絞ればなんとか足りるだろう・・・が、大変なことに気がつきました。今年は結衣も幼稚園なので、ビデオを必要とする時間が多いのだった!!

 同僚から貰ったビデオカメラは、ファインダーの液晶パネルが不調で、縦縞が何本か入ります。もとからあったビデオと部品を交換して、いわゆる「ニコイチ」作ったらどうかなとも思ってますが、素人には手に負えないみたいですね。
 これも駄目になったらどうしようかと考えたけど、どうせ年に一、二度しか使わないので、その都度レンタル屋から借りてきた方が新しいビデオカメラを買うより安くつきそうですね。