リアウインカーランプの上側のレンズはダミーになっていて点灯しません。そうなると、そこにも電球を仕込みたくなるのが人情というものですが(笑)、ソケットをどう固定するかで悩みます。カルディナのブレーキランプを4灯化したときは簡単だったのになぁ(もともと右側にはリアフォグがついていたし、ガタつくところはビニールテープで押えてしまった)。
 結局キットを購入してしまいました。


 キットの内容です。大きな箱が届いたときには「おおっ」と感動しましたが、中身がこれだけだと思うと、正直言って少々高いという気がしてきました。でも、自分で同じようなものを作る労力とコストを考えたら・・・。

 これがキモになるソケット部。ゴムの弾力を使用して押し込んで、溝の部分をはめ込む方式のようです。

 マニュアルにある電球交換のページを参照してコンビネーションランプを外します。ドライバーよりもソケットレンチを使ったほうがボルトの頭を傷めません。

 3個あるボルトのうち、一番下のにはカバーがついています。どうして下の1個だけカバーなんでしょう? というよりも、上の2つにカバーをつけると外しにくいので省略したというのが真相のような気がします。

 ひとまとめになったハーネスから、このようにランプが配置されています。この状態ではコンビネーションランプ全体を手で押えていなければならないので、球切れなんかで電球1個だけを交換する程度の作業は面倒くさいですね。今回はすべてのソケット部を外してコンビネーションランプユニットをフリーにします。

 特にこれといった目印はありませんので、下のランプの延長上や左右のバランスを考えて位置決めし、下穴を開けます。レンズに傷がつかないよう、下にシートを敷いて作業するのを忘れずに。

 本穴の大きさは15mmです。1個目はうまく開けたのですが、2個目のときにくりぬいた円盤を中に落としてしまって、拾い出すのに苦労しました (^^ゞ

 バリ取りをした後、削りカスなどが中に落ちたらエアーで飛ばします・・・って本格的なエアーツールがないので、パソコン掃除用のスプレーを流用。ふと、歯医者の椅子を借りれば研磨もゴミ飛ばしも綺麗にできそうな気がしたのですが、使わせてくれないだろうな。

 開けた穴にソケットごと電球を差し込んで完成。
 実際の作業の手順としては、先にワンタッチカプラーで既存のコードから分岐の配線をしておき、そのほかの電球と一緒に取り付るようにしないと大変です。

 穴さえ慎重に開ければ、後は簡単な作業でした。写真では明るさに差があるように見えますが、実際は同じワット数の電球を使っているので、それほど差は感じません。

 どうせキットを買うのだったら、いっそのこと「クリアテール」とか「ヨーロピアンテール」のアッセンブリーを丸ごと買うという手もあるのですが、デザイン的にエアロも含めて全体でコーディネートしなければ似合わないような気がします。それに、自分の趣味の傾向として「クリアテールみたいに外見が丸ごと違うものをつけたら4灯が点灯しても当たり前。それよりも一見ノーマルで、でもちょっと違うというイジり方をしたい」という気持ちがあるんですね。
 リアを4灯化したついでに、フロントもこんな電球に取り替えてしまいました。


 その名も「ステルス」という電球です。

 通常のオレンジ球(右)にミラーコーティングしてあるものです。これを使うとどうなるかというと・・・

 普通だとレンズの奥にオレンジ球がぼんやり見えるのが

 目立たなくなります。もちろん点灯時はオレンジに光ります。

 関連サイト: 「ガンプ」 「スタンレー電気」