《1996.03》
2月は逃げるとか言いますが
遊んで風邪をひいて
また遊んでまた風邪をひいて
あっと気がついたら
もう3月も半ば近くになっていました
まずはお詫びから
毎月1日には新しい内容でお届けすることを目標にスタートした『とどまつハウス』、1月2月はその通りだったのですが、3月の更新が遅れてしまいました。「なんだ、3回目でもうコケたのか」という声も聞こえてきそうですが、ここでちょっと言い訳を・・・いろいろ事情があったんですヨ。
2月の半ばあたりからJustNetへの電話が非常につながりにくくなりました。そして奇跡的につながっても、その後のレスポンスが恐ろしく悪い。こんな状態ではファイルを更新するのにどれだけの時間と電話代が必要か、想像するのも怖くなったほどなのです。とてもじゃないがインターネットなんて嫌いだ、と気持ちが萎えてしまったのですね。ま、JustNetの名誉のために申し添えますと、3月になって正式運用が始まったら回線が強化されたのか電話もつながるようになったし、レスポンスもそこそこのスピードが得られるようになってきて、それで気を取り直して制作を再開したのですが、遅れる事情はまだ続く・・・
最近は息子の颯がパソコンを使って遊ぶことに夢中になって、ちっとも明け渡してくれない。今だってキーボードやマウスを奪おうと伸ばしてくる手を振り払いながら入力しているのです(^^;)。とりあえず寝かしつけてしまえと布団に連れていって泣きじゃくるのを無理矢理押さえつけていると・・・先に眠ってしまうのは父ちゃんの方なのでありました。こんな調子では、いつになったら3月号をお届けできるのやら、とほほ。
というわけで、期待して3月初めにアクセスしてくれた人には申し訳ないけど、今回の更新は遅れてしまうことになりました。
子供用品に見る彼我の違い
1月に颯を雪遊びに連れて行ったとき、いとこのお姉ちゃんのお古の長靴を履かせました。でも、これが15cmだったので颯には大きく、すぐに脱げてしまうのです。これは雨用の長靴でもあったことから、颯にもちゃんとした防寒のブーツを買ってやろうと思い立ったのですね。
店に行って驚いたのは、子供用の長靴は一番小さいサイズが15cmだということ。13cmの足の子は雨や雪の日に外で遊んではいけないのか、と憤慨しました。
次にあきれたのはデザインが非実用的だということ。防寒靴だというのに脚の部分が比較的短く、太いデザインになっているものが多いのです。確かにこれは履きやすいですよ。しかし、その反面で脱げやすいし、雪だって入りやすい。何軒かまわった中に、大人用みたいに細長いデザインのものもありました。しかしこれは履かせにくい。自分で「靴を履くぞ」という強い意志を持っていなければ踵が引っかかって履けないのです。大人が小さな子に(時によっては無理矢理)履かせてやろうとするには大仕事ですよ。
どうして大人用のロングブーツみたいに、くるぶしあたりまでファスナーでべろんと開くデザインが無いのだろうか・・・と思ったらありました。After the Storkという、アメリカの子供服を扱っている通販会社のカタログで見つけたのです。脚の両脇に近いところに2本のファスナーが付いていて、前立て(と呼ぶのかな?)がべろんと開くのです。しかもサイズが13cmから。昼間妥協して大きくて短いものを買っていたのですが、即これもオーダーしました。
ついでに、このカタログに載っていた手袋もオーダーしました。これまた小さい子が付けやすいように指が別れていないミトン型が適していると思っていたのですが、この会社が売っていたのは手の甲の部分がフラップになっていてマジックファスナーで開閉できるのです。手を突っ込んでから指の穴を捜さなくとも、指を入れてから蓋をすればよいのです。まさにクイックミトンという商品名の通りです。
ことさらに舶来品を崇拝する気持ちは無いのですが、使う人の身になって作られている道具は素敵だなと思ってしまいますね。・・・この会社とは送料の件でモメているのですが、商品そのものは気に入ってしまいました。
と、ここまで書いて奥日光に遊びに行ってきたら、手袋の片方が無い。どうやらどこかで落としてきたようです。実際に使ったのはこれが初めてだったのに、惜しいことをした。とほほ。
健康診断、異常なし
今のクルマが『とどまつハウス』にやってきて3年経ちました。車検です。3年の間に走った距離は約4万8000km・・・結婚して子供もできたら、それほどあちこち出かけないだろう・・・この考えは甘かった。以前乗っていたファミリアワゴンよりハイペースでメーターが回っています。
子供ができたら、と書いたけど、この車を買ったのは颯が生まれる少し前でした。これからは母ちゃんも赤ん坊と一緒に乗るから後ろの座席が広いクルマにしようと思って選んだのです。確かに後部座席は広くって、たまに掃除などで後ろに行くと広さに驚くのですが、運転席は狭いように思います。ファミリアワゴンと比べても狭くなっているようだなぁ。フロントガラスの傾斜がキツイのも、余計にそう感じさせているみたいです。
でも、このクルマで我が家はずいぶんあちこちへ行きました。颯が生まれたときは実家に戻っている母ちゃんに会いに横浜まで通ったし、颯が1歳になったら毎月のようにキャンプに出かけて、夏休みには能登半島まで行ったっけ。もちろん普段は父ちゃんと一緒に通勤し、休日にはバーゲンの紙おむつをどっさり積み込んで。
そうそう、このクルマが何だか書いていませんでしたね。メーカーでは『カルディナ』と呼んでいるようですが、カルディナというクルマは何万台も走っています(たぶん)。我が家のクルマは世界に1台しかないのですから、我が家だけの名前で呼びたいですね。そんな気持ちもあってか、『CALDINA』というエンブレムは取り外して、代わりにデコイをあしらったオーナメントを取り付けています。だから、我が家のクルマは『カルディナ』ではなくて『鴨でんな』なのです。
3年間お疲れさま。そして、とどまつファミリーと夢を載せて、これからもよろしく!
埼玉にだって雪が降る
海無し県の埼玉ですが、『とどまつハウス』のある北埼玉は雪が降らないところでもあります。日本海からやってきた雪は上越国境で全部降ってしまい、こちらに来るのは空っ風だけ。太平洋から来た雪だって、東京や浦和・大宮あたりで予定終了になってしまいます。
そんなわけで滅多に雪が降らないのですが、2月半ばにやっと降ってくれました。夕方ちらついていた雪が夜には本格的に降って、朝、カーテンを開けると一面の銀世界・・・というほどではなかったけど、ま、5cmから8cmくらいは積もっていたでしょうか。そして、その朝は日曜日でした。
我が家の前は道路を挟んで公園になっています。野球のグラウンドもあるのです。遊びに行かない手はない! さっそく颯と一緒にソリを持って出かけました。颯を乗せたソリを引いてグラウンドを走ったり、ソリごと滑り台をすべってジャンプしたり・・・颯よりも父ちゃんの方が嬉しそうです。そしてついに父ちゃんはXCスキーを持ち出してグラウンドを滑り始めたのです。ここでXCスキーができるなんて、4年ぶりか5年ぶりです(ということは前にもやっているってことだ)。
でも、雪の積もりかたが少ないので、一度滑った場所はもう土が見えてしまいます。そしてこの楽しい雪野原も10時過ぎにはもう溶け始まって、カボチャに戻ったシンデレラの馬車みたいに、つかの間の楽しい思い出となってしまいました。でも、つかの間とはいえ、確かにそこには楽しい時間があったんですよ。
こういうとき「いいところに住んでいるなぁ」と思ってしまうのですね。