《1997.12》
ツリーの飾り付け



また年の瀬がやってきました
以前、知り合いに言われたことがあります
子供のうちは一日が短いが、一年が長く感じられ
歳を取ると一日が長いが、一年が短く思えてしまう
あなたはどちらですか?
我が家の父ちゃんは、両方短く感じています


 
さぁ、いよいよ12月
ようやくキャンプシーズン・・・?
急がば回れ
彼我の違い
さて、次号の発行は


さぁ、いよいよ12月


 いよいよクリスマスですね・・・って、我が家はキリスト教信徒ではないのですが、気持ちがうきうきしてきます。そう言えば、アメリカの通販カタログなどを見ていると、最近は『クリスマス』よりも『ホリデー』という言葉を使っているようです。他の宗教の信者に対する配慮でしょうけど、お正月も含めて「みんなで楽しく過ごそう!」という呼びかけにも思えますね。
 去年までのツリーは高さ30cm足らずのミニチュアだったのですが、今年は思い切ってお父さんの背丈ほどのゴールドクレストの木を使うことにしました。こんな大きな鉢植えをどうやってお店から運ぶのか・・・ご心配なく、我が家のクルマはサンルーフ付きなのでちゃんと立てたまま持ってこれるのです。
 先っぽを風にさらされて、連れてこられた家で室内に閉じ込められて枝にいろんなものをぶら下げられて・・・ごめんね、今月いっぱい我慢して。年が明けてもすぐには外に出さずに、2階の窓のそばで春まで休ませてあげるから。そして、そのあと外の陽射しをいっぱい浴びて、また来年の『ホリデー』にも働いてもらいましょう。

 ・・・と、ここまではかなり早い時期に文章を書いていたのですね。上の写真も実は11月に撮影していたりするのです。
 で、まぁ今年は気合いが入っているので、もう少し派手というか、L.L.Beanのカタログに出てくるような室内や屋外の飾り付けもしてみようと思ったわけです。我が家の隣近所も同様と見えて、結構ドアにリースをつけたり庭木にリボンをつけたりして気合いが入っています。そこで、お店に行って気に入った飾り付けのグッズを見てくるのですが、これはというものは非売品・・・つまりお店のディスプレイなのですね。ううむ、あれが欲しいのになぁ。父ちゃんの妹に話したら、そういうプロ向けというか業務用のものは浅草橋に行けば売っているそうだけど、もはや時期遅れとのこと。そりゃそうだろうね。クリスマスセールの店頭ディスプレイなんて、どこも11月には終えているからなぁ。
 というわけで、今年はやや不満が残りますが、来年は早めに仕入れに行こうと思うのです。


ようやくキャンプシーズン・・・?


 ようやく今年最初のキャンプに行ってきました。口では行こう行こうと言ってても、なんかこう乗り気にならなくって延び延びになっていたのですが、せめて年内に一度くらいはというわけで初キャンプ。
 場所は茨城県の桂村を流れる那珂川のほとり。考えたら、この時期にここでキャンプするのは4年連続してのことで、我が家の定例行事みたいなものです。とはいえ、昨年からお父さんと颯の二人だけででかけているのです(去年の5月もここで父子キャンプだったなぁ)。

ST(スクリーンテント)長屋が宴会場  実は、最近「キャンプのために遠くまで行くことはないのではないか?」と考えるようになってきているのです。田舎に住んでいて、1時間も行けば秩父方面のキャンプ場にアクセスできるからかも知れないけど、わざわざ往復に長い時間をかけなくても、その分近くでのんびり過ごしたいと思うのですね・・・ただし、これは純粋に家族でキャンプを楽しみたいというときの話。家族のキャンプでも観光をやりたいという目的が併せてあれば当然遠くまで足を伸ばしますし、仲間と会いたい過ごしたいという目的があるときだって例外になってしまいます。

 今回の那珂川は後者の場合で、ニフティのFCAMPというフォーラムのミニオフだったのですね。日頃パソコンのディスプレイ上で文章だけの付き合いの仲間と実際に顔を合わせて話したり、自慢の道具を見せてもらったりが楽しくて、たしか昨年は『納豆オフ』という企画だったにもかかわらず参加したのでした(我が家のお父さんは「人が食べているのを見るのも駄目」という納豆嫌い。俺の目の前で納豆を食べたら離婚だ勘当だと言うので、家族のみんなはお父さんがいないときにこそこそ納豆を食べている)。
 でもね、納豆オフといっても風上に陣取って、そちらを見なければ何とかなるのであって、それよりもいろんな珍しいビールが飲めたのがよかったですね。で、その時登場して昨年のこのページでも紹介した地ビールが、今度は「生」で飲めるというのが今年の『おまめオフ2』の目玉。

料金は自分で箱に入れる  前日祭から駆けつけたら、ちゃあんとビールサーバーまで設置してあって、翌日の帰る時刻にかけて(今回は本チャン不参加にして一泊で帰ってきたのだ)3種類用意したビア樽が順々にカラになって、すべてを味わうことができた。後から聞いたけど本チャン用にはあわててビールを追加したらしい。前夜が寒い晩で売れ行きが悪かったのだけど、昼間が暖かだったので朝ビー昼ビーが続出したのでした。
 そうそう、夜は寒かったのです。星がきれいでね。こんな夜は放射冷却の朝を迎えることが判っていたので、地面からの冷えを防ごうとキルティングのマットを二重に敷いた間にサーマレストを挟んでおいたんですよ(サーマレストを一番上にすると身体が滑るので)。その効果はあったのだけど、寝ていると冷気が上から降ってくるんです。まるでどこかの冷凍倉庫に入ったみたい。朝になってテントから出てみると、脇に停めてあったクルマの屋根は霜で真っ白で、テーブルの上に濡れたまま置きっぱなしだったバンダナは、カチカチになっていました。

 ようやく今年の初キャンプがなったわけですが、たぶん最終キャンプでもありましょう。また来年、新緑の頃になったら家族4人で出かけようかと思っているんです。


急がば回れ


 前回、東北道の渋滞を避けるルートを発見したと書きましたが(あ、年末に那須に行くことになっているので、実際に走ってみますね)、高速道路を使わずに一般道を走った方が早く行けるという場合が意外とあるものです。例えば我が家はよく信州・小諸方面に出かけますが、小諸ICまで行くより、松井田妙義ICで降りて国道18号で碓氷バイパスを走った方が早い場合があります。そのうえ1000円ほど料金が安くなるのですから、これはもう対面通行やトンネルの多い区間を神経使って走るのが馬鹿らしいというものです。
 とまぁ、信州方面は裏道もよく知っているし、それに高速道路ができてからは国道が空いてきているので、そういう道をうまく組み合わせればスイスイ走れるのですが・・・茨城方面がまるで駄目。ちょいちょい行くわけでもないから決定的な裏道が見つけられないので、上で書いた桂村に行くには高速道路が一番早いルートということになってしまいます。
住友電工システムズ(株)の『AtlasMate』を加工しました  高速道路といっても北関東自動車道のことではありません。だいいち、あれはまだ全然開通していないはずです。我が家からですと、まず花園ICへ行って関越道に。終点の練馬から外環道を三郷ジャンクションまで走ってそこから常磐道の水戸ICを目指すというルートになるのです。右の地図で緑色のルートですね。ちょっと見にくいかも知れませんけど。
 単純に最短ルートですとピンクのルートで太田から国道50号を走ってゆくことになり、途中の笠間から山越えの近道を通って130kmで行くところを、高速道路利用だと200kmになります。

 でも、この方が1時間早いのです!

 今回のキャンプは一泊で、しかも颯が幼稚園から帰って来るのを待っての午後出発だったので、少しでも現地の滞在時間を増やしたくって花園ICに向かいました、外環道で少し渋滞したけど、それでも所用時間は3時間半。
 でも、このルートの欠点はガソリンの消費もそうだけど、片道だけで5000円近く高速料金がかかるということです。キャンプ場が無料の広場とはいえ、一泊でこの出費は痛い。そこで帰り道は急ぐわけではないからと一般道を利用します。
 しかし、国道50号の笠間−結城間は過去通るたびに渋滞でひどい目にあっているところで、昨年のゴールデンウィークは特に凄まじく、往復ともに気が遠くなる思いをしたものです。
 で、最短ではないけど面白いルートを見つけたのが昨年の秋。桂村から国道123号をさらに進み、茂木・益子・真岡を小山に出るというルート。もともと御前山村の温泉センターに寄っていたらこちらから帰った方が近いのではないかと考えたのがきっかけですが、走ってみたら景色も良いし順調に走れて気分が良かったので、今年は温泉センタには寄らないけれど(このての立ち寄り湯は500円が相場だと思うのだが、ここは倍額なので好きになれないのだ)この道を走ってみようと思ったのです。地図の紫のルートですね。相変わらず見にくくて済みませんが。
 と、こ、ろ、が、やっぱり渋滞に捕まってしまいました。ちょうど陶器市の開催にぶつかっていたのか、益子で車の流れがピタリ。おかしいなぁ、去年も同じ頃にここを走ってスイスイだったのに・・・とぼやいても仕方ありません。とっぷりと暮れた中では裏道抜け道を探すのも大変だし、諦めてノロノロ、いや、ジワリジワリと真岡まで。そこから国道4号に出て小山まで行くと、あとは追突されないようにアクセルを踏み続けるんですけどね。

 桂村でキャンプをしたのはこれで6回目ですが、いまだに決定的な「安くて早い道」を見つけられずにいます。


彼我の違い


もちろん左ハンドル  デパートやショッピングセンターに行くと「子供の広場」みたいなコーナーがあって、遊具なんかが置いてあります。颯や結衣も、よく行く店のそういう場所をしっかり覚えてしまい、遊びたがってグズるので、結局子供たちをそこで遊ばせ、親が交代で自分の好きな売り場を見てくるというパターンに陥ってしまいます。
 ま、それはさておき。こういう場所には実際に乗って足で地面を蹴って進む自動車が置いてあることが多いです。昔はペダルでこぐタイプだったけどねぇ。これはどちらかというと室内用だな。でも、こんなのが部屋の中にあったら邪魔だなぁ。という感想もさておき、見ていると面白いことに気が付きました。ガソリンの給油口が付いているのです。
 興味を持ってあちこちで見ていると、アメリカ製でいくつかメーカーがあるようですが、ほとんどのメーカーは給油口を付けています。日本製のを置いてあるデパートもあったのですが、これには給油口はありません・・・やっぱりね。
 つまりセルフ給油の有無なのですね。アメリカではセルフ給油があるから、子供の遊びの中にも給油口の蓋を開けるという動作が必要になってくるのでしょう。これがないとドライブごっこの気分が出ない、とか。

 日本でも来年の春には消防法令を改定してセルフ給油を認める方向だそうです。さて、国産の玩具で給油口が付いたものが発売されるのはいつになるでしょうか。きっと、その日が「日本でもセルフ給油が定着した」と言われる日になるのでしょうね。ひょっとしたら発売されることがないかもしれませんが。


さて、次号の発行は


 このWWW版『とどまつハウス』はこれまで2回新年を迎えていますが、こだわり屋の父ちゃんの性格に合わせて、1月1日午前0時ジャスト・・・とはいかないけど、その前後に更新を行っています。見方を変えれば、年越しはどこへも行かずに家にいた、ということになりますね。
 つまり、デスクトップパソコンである「ぺんて君(今や懐かしのバグ付き60MHz)」を連れて出かけられないからであります。ディスク容量がフロッピーも加えて約5MBの「だいな君」ではNIFTYのパソコン通信がやっとなのでありました。
 しかし、今年は借り物とはいえ「りぶろ君」がいるのでお出かけ先からインターネットにアクセスできるし、その気になれば『とどまつハウス』の更新くらいはできるのです。

 ・・・でも、やっぱり年越しは家にいるでしょうね。那須の御用邸を狙ったけど、予約が取れたのはクリスマスと大晦日の中間だったので、家に帰ってきて新年を迎えることになりそうです。しかし、この時期って、遊びに行ってもイベントの端境期という感じですなぁ。ま、プールと温泉でのんびりしてきますか。

 そういうわけで、元旦には新年号をお届けするつもりではありますが、今年は落ち着いてパソコンに向かう時間がなかなかとれないので、この一年の「ニュース&トピックス」を再掲して『我が家の重大ニュース』特集になるかも知れません。
 え? 那須の話も書けって? 帰ってきたら大掃除と買い出しが待っているんだよ〜!