《1998.05》
なんだか今年は一気に春が来たように思います
朝、ドアを開けるたびに新しい花が咲いて
木々が芽吹いているのを見つけました
・・・でも今年だけがそうだったのではなく
季節を感じる心が豊かになったのかもしれませんね
ガソリンスタンドの競争激化 とどまつハウスはムーミンハウス? なんとか有終の美は飾れたような 30分1本勝負の熱いイチゴ このページの秘密と真実
とどまつハウスの近郊では昨年末あたりからガソリンの価格が下がり続けていますが、皆さんの町ではどうですか?
我が家でいつも給油しているガソリンスタンドが、確か年末に86円(レギュラー1リットル。以下同様)を打ち出したら、そのうち国道沿いのスタンドが85円という看板を出すようになりました。まあ、たいてい看板に表示しているのは現金価格で、掛け売りの場合は売り掛け管理や請求業務のコストがかかるのでそれより高くなってしまうのですが、我が家のスタンドは掛け売りでも86円だったのですね。
ところが、年が明けると国道沿いはさらに価格競争が激化して1円また1円と安くなってきたのです。
特に群馬県では外国資本の参入からシェアを守るために激烈な価格競争が行われているとかで、XCスキーに行く途中にある『クレジットでも現金価格・81円』という看板のスタンドの刺激的な表現に、浮気心がむくむくとわいてきて給油に寄ってみました・・・なんと、その時点で看板の架け替えが間に合わず実際は80円だったのです。
というのが2月の話で、このところ我が家の周辺でも82円83円という看板は珍しくなくなってきました。なんかこう販売量の実績確保するために採算割れして必死でやっているという感じですねぇ。どこまで我慢できるか生き残りゲームみたい。そういえば店仕舞いしたスタンドもぽつぽつ見かけます・・・なんてことをノンビリ書いているうちに、とうとう市内では79円という看板があちこちで出始めました。なんか子供の頃に見かけた価格にまで戻ってきたようです(父ちゃんは60円とか65円という価格を記憶している)。
今年度からセルフサービスのスタンドが認可になるわけですが、前評判のように「人件費を抑えられるからガソリンが安くなる」とはいかないでしょうね。
昔っからガソリンは利幅が薄い商品と言われていて、ガソリンスタンドは整備点検や保険・用品販売で利益を出そうとしていたと聞いています。これからはポンプをセルフサービスにした上で、数年前に許可になったコンビニ併設などの複合施設スタイルが増えてきそうな気がしますなぁ。
ところで・・・実はこれからが本題なのですが、正月に入ったスタンドで妙な体験をしました。いつものスタンドにたどり着くまでのガソリンが不安になって、たまたま入った近所のスタンドですが(給油してみたら、クレジットでもいつもの店の価格より安かったので、以後浮気することになる)、ポンプの脇にクルマを停め、満タンになるのを待っていると、スタンドボーイが「ガラスを拭いて欲しいですか?」と訊ねるのです。
とっさに思ったのは、「このスタンドではガラス拭きは有料サービスなのだろうか」ということでした。あ、別に有料がいけないとは思いません。でも、だったら「別料金になりますけど、ガラス拭きますか?」と言うべきでしょう。「拭いて欲しいですか?」いう言い方では、なんだか馬鹿にされているみたいではありませんか。半分ムカッとしたので「いいえ、結構です」と断ったのでした(ムカッとしなくても、有料だったら断りますが)。
でもね、なんか変だよな・・・という疑問は再びそのスタンドで給油したときに解決しました。今度は別のスタンドボーイが「ガラスを拭いてもいいですか?」と訪ねてきたのです。そうかそうか、きっと世間にはガラスの表面に薬剤を塗布して、ふつうの雑巾で拭かれると困るドライバーだっているのだろう。だからこのスタンドでは無料サービスなんだけども、いちいち念を押すように従業員に徹底させているに違いない。たまたま前回の兄ちゃんは口にきき方が判らなかっただけなのだろう、とね。
まあそれに人によって惚れ惚れするように奇麗にフロントガラスを拭いてもらえることもあれば、雑巾の拭きムラが残って、スタンドを出たらウインドウォッシャー液とワイパーで洗い直さなければならないってこともあるからね。この兄ちゃんがヘタだったら、次回から断ればいいんだ。
しかし、ガラスを拭くのにいちいち念を押すスタンドっていうのも珍しいなぁと思いながら、ある日同じ会社が経営する別の給油所に入ったのです。そしたらスタンドボーイならぬスタンドガールが雑巾を2枚持ってやって来て「よろしかったらこれで室内をお拭きください」と1枚を渡してくれたのでした。そういえばガラスの内側も汚れているし、ダッシュボードにも埃が溜まっているからね。給油されている間、ゴシゴシ車内を拭きましたよ。そしてそのスタンドガールは特に断りも無く外側のガラスを拭いてくれて・・・おいおい、同じ会社なのにこの差はなんなんだ!
とどまつハウスの台所とリビングの間の壁、台所側から見るとちょうど流し台の上に 畳1枚弱の穴が空いていて・・・あ、こういうの「対面式キッチン」と呼ぶのか。で、リビング側から見ると、その穴というか窓の上の壁が殺風景だったのですね。入居当初は。
絵を飾ろう。それも壁の形に合わせて横長のパノラマ風のものがいいな、と考えて探していたのですよ。
ある日デパートで、淡い色調で連なる山並みを背景に高山植物が咲いているという絵柄の版画を見つけました。これを飾ったら、なんだか高原のペンション風でいい感じだな(すでに廊下などはそれっぽく飾られていた)と思ったのですが、値段が・・・その場でひょいと買って帰れるものではありませんでした。家に戻って迷ったり悩んだりしているうちにうやむやになってしまったのです。
そうこうするうち、今度は別の店で面白いジグソーパスルを見つけました。絵柄はムーミンとその仲間たちが超横長のサンドイッチを食べているというもので、パノラマ風であることはもちろん、部屋の雰囲気にも合っています。
途中で子供たちが興味を持っていじり回すのを恐れ、組み立て作業はかなり時間が経って秋の夜長が利用できる頃になるのを待ったのですが、作り終えて壁に飾った途端、我が家にムーミンハウスがやってきました。
これは妹一家が持っているミニチュアで、遊びに行くたびに「いいなぁ」と見ていたのですが、おいそれとくれるものではなかったのです。でも妹一家も引っ越したり部屋の模様替えをやっているうちに手放してもいいという気になって、我が家へプレゼントしようという事になったらしいのです。少し壊れているのは、妹の子供たちが触ったりしたかららしいのですが、我が家にはそれ以上にやんちゃな子供がいるのです。ジグソーパズルのように組み立ててしまえば手の届かない壁に飾るので大丈夫というわけにはいきません。というわけで、これは残念ながら当分の間箱に仕舞っておくことになりそうです。
よくよく考えてみれば、父ちゃんは昔からムーミンが好きだったのですね。初めて買った英語の本もムーミンでした(結局1ページ読むのがやっとで、訳本が出たらすぐに買ったおかげで講談社文庫版のは揃っている)。ムーミングッズが揃って気をよくした勢いで、リビングの入り口のドアにはムーミンのリースを下げてしまったし、玄関のフラワーポットにはスナフキンのウォーターキーパーも買ってしまいました(那須に行くと、 ムーミングッズを売っている店 があるのです)。
・・・てな話を知り合いの明治生命の人と雑談していたのです。で、第一生命はディズニーだけど、明治生命はムーミンがイメージキャラクターなのですね。「ムーミンが好きなの? じゃぁ持ってきてあげる」と、ムーミン柄のメモ帳やハンドタオル、石鹸入れなどの粗品攻勢を受けているのです。うれしいけど、あんまり貰うと保険に入らなくっちゃ悪いかなぁ。
でもさぁ、とどまつハウスは廊下やトイレなどに村上康成さんのイラストをいっぱい飾って、それに食器も村上さんのイラスト入りにして、もちろんカレンダーだって去年の9月に用意した『森へようこそ』。すっかり村上ハウスになるはずだったのに、気がついたらムーミンハウスになろうとしているなぁ。
まぁ、せいぜい父ちゃんの体型がムーミンにならないように気をつけないといけませんね。
我が家の冬の楽しみといえばスキーです。そしてスキーといえばクロスカントリー(XC)スキーと決まっています。おっと、我が家の、と書いたけど子供たちは親の趣味に合わせて連れて行かれているわけで、好きで選んだわけではないのですね。颯はともかく結衣はどうやら雪遊びがあまり好きではなさそうです。それに母ちゃんも最近では「遊びにも行きたいけど、父ちゃんが子供を連れ出してくれるなら家でノンビリしていたい」と考えているようです。でも、なぜか父ちゃんは「みんなで遊びに行こう」ということにこだわるのです。
本当は父ちゃんだって一人で出かけた方が存分に滑ってこれるので面白いのですけどね。でも、スキー自体が充分楽しめなくても別の楽しさがあるから、父ちゃんは一人で出かけた後は「今度はみんなで行こう!」と言うのです。
ところが、昨シーズン以来家族揃って出かけたときは天気が悪いことが多いのです。だから結衣が雪遊びを好きになれないのかもしれません。
今シーズンも一回目は、少し寒いながらもカップ麺を作ったりソリで遊んだりしてそれなりに楽しく過ごしてきたのですが、その次がひどかった。
家を出るまでに少し手間取って(我が家の場合、予定通りの時刻に出発できたためしがない)、そういう日に限って道路の流れが悪く、日光までの行程の半ばまで来たところで颯が「気分が悪い」と言い出したのです。おまけにだんだん風が強くなってきて雪がちらつきはじめるありさまです。
颯の具合は空腹が原因らしいので、とりあえず行くだけ行ってみようと先に進むことにしたのですが、日光に着いてみると気温がぐんぐん下がってきて吹雪状態。雪は湯元温泉の方から風で飛ばされてきていて、直接戦場ガ原で降っているというわけではなさそうですが、いずれにしてもテーブルや椅子を出してランチタイムを楽しむという風情ではありません。途中のコンビニで買ってきたおにぎりを車内で食べて、そのまま引き返し、麓の温泉に入ってビールを飲んで帰ってきたのです。
これが2月の終わりの土曜日の話で、悔しいことに翌日の日曜日は穏やかな良い天気。土日が休みだと「夜遅く疲れて帰ってきても、翌日休養できる」と考えてしまうのが裏目に出ました。(すでに前回、母ちゃんがこの話をしていたことに気がついた。繰り返しですみません)
さて、その後家族が順番に風邪をひいて家でおとなしくしているうちに3月も終わろうとしてきました。あの消化不良な一日が今シーズンのフィナーレでは、あまりにも寂しいではありませんか。そう思っているのは父ちゃんだけで、母ちゃんは「もう春だからイチゴ狩りに行きたいな」と言っていたのですが、「最後は楽しい思い出で終わりたい!」 そろそろ家の周りでは桜の花が咲き始めていたのですが、数日前に日光でスキーをしたというパソコン通信での報告を頼りに、断固として父ちゃんは出かけることにしたのです。
なるほど、春の訪れですね。いろは坂や中禅寺湖周辺は行楽客が増えてきていました。いつもよりクルマの量が多いようです。でも、道路脇には少し雪が残っています。
そして、戦場ガ原に着いてみると・・・かなり雪は減っているけど、滑って滑れ無いほどではない・・・でも、国道沿いの三本松の駐車場は満車でした。しかし、これならかえって光徳の方が状態がいいだろうと睨んだ通り、国道からアストリアホテルに向かって奥へ入って行くと、雪がけっこう残っているだけではなく、2月はXCスキーを楽しむ人で朝から満車だった県営駐車場もガラガラ。静かな陽だまりになっていました。
まずはランチタイム。いやぁ、やっぱり椅子とテーブルを出すと気分が落ち着きますなぁ。クルマのバンパーに座るのとは大違い。家から用意してきたお弁当もあっという間に売り切れです。
さて、本命のスキー。今年から颯も「お父さんみたいにやってみたい」とオモチャのスキーを履いて歩きはじめました。前回はちょっとポールが短いなと思っていたのですが、たまたまそのあと貰ったオモチャのスキーセットがちょうどよいサイズだったので替えたところ、少しはサマになってきたようです。
前にも書いたように、家族総出モードの時は、基本的には父ちゃんはスキー自体を楽しむことは目的外なのですが、それでも雪の上に立つと「悪い、30分だけ一人で滑らせてくれ」・・・3kmのコースを、途中少しエスケープしたせいもありますが、けっこういいタイムで滑って来ることができて、この調子なら次の週もまだスキーができるのではないかという考えがしたほどでした。雪の状態は良くはないけど、悲惨というほどではないし、土が露出していないからね。
駐車場に戻って来ると、母ちゃんと子供たちは椅子に座って日向ぼっこ。どうやら結衣が飽きてしまったようです。
じゃぁ、みんなで広いところへ行こう。子供たちをソリに乗せ、光徳沼に向かって緩い下りをスキーで引っ張っていったのですが、結衣が嫌がる。結局、父ちゃんが結衣を抱いて滑ることになり、母ちゃんが颯の乗ったソリをひいて・・・あれれ、なんだか母ちゃんのフォームが前より良くなったみたい。ソリを引いているせいかな、安定感が出てきたぞ。
とまぁ、こんな調子で遊んできました。我が家にとって日光といえばスキーが目的で行くところ。だから春分の日くらいで「今年も終わりだなぁ」と言っていたのですが、今年は暖冬だった割にはさらに遅くまで楽しむことができました。
友人が今年から日光に住むことになったので、ひょっとしたら雪の無い日光の自然を訪ねるようになるかも知れません。
XCピクニックに行って「まだ来週も滑れそうだな」と欲が出てきたのですが、カレンダーが変わって4月になると、気持ちの上でも「春だなぁ」と思えてきて、我が家の世論は「イチゴ狩りに連れて行け」という声が高まってきました。テレビでイチゴ狩りの様子をやっていたとかで、颯までもが「あれ行きたい」・・・もはやスキー派は父ちゃん一人の孤立無援状態のようです。
イチゴ狩りといえば、何年か前に秩父の吉田町に行ったことがあります。看板を掲げた農家の庭先にクルマを停めたのですが、平日だったためか他に誰もおらず、そうなると本当にイチゴ狩りをやらせてもらえるかどうかもよく判らず、声を掛けてお土産用のパック入りイチゴを買っただけで帰ってきたことがありました。スーパーで買った方がずっと安かったなぁ。
今度は週末の土曜日だからそんなこともないだろうと思いながら、 インターネットで検索して見つけた 横瀬町の『あしがくぼ果樹農園村』に行ってみることにしました。名前から想像して、ポツンとイチゴ狩り農家があるよりは賑わっていそうな気がします。混んでいるのは厭だけど、誰もいないというのも息苦しいですからね。
家を出ると寄居で渋滞して、ここが混み始まると観光シーズンの始まりだなぁという気がします。長瀞や皆野、秩父へ向かう人が増えてくるのです。我が家は長瀞、皆野には用が無いので途中から裏道へ。秩父まで信号が無いのでスイスイです。
さて、目的地にやってきました。実を言うと、大きな農林公園みたいな施設を想像していたのですが、着いてみると、イチゴ狩り農家がまとまった集落なのでした。あ、イチゴに限らず他の果物もあるようで、母ちゃんは一所懸命チェックしていました。でもまあ秋葉原の電気街のように、そういう農家が一個所にまとまっていると人を呼ぶ相乗効果みたいなものがありますね。国道を走っているとポツンポツンと観光農園があるという状況よりは寄ってみようという気になります。
というわけで、その中の一軒に入ることにしました。ビニールハウスの前で料金を払います。これはこの農園村だけではなく、秩父地区の観光農園全体の協定料金みたいです。大人が1000円で幼児が600円。時期が下がるともう少し安くなるようです。
これで30分間食べ放題。店でパックに入って売られているものと比べるとずいぶん割高だけど、雰囲気料も含めてだから仕方ないかな。農家だって毎日途切れることなく客が入るわけじゃないから、これくらい貰わなければやっていけないだろうしね。端からローラーを掛けるように黙々と摘んでは食べるということをしない限り、決してモトが取れそうにありません。ま、そんなセコイことを考えずに、ファミリーでわいわい楽しみながら、時には写真を撮ったりもして過ごすというのが正しいイチゴ狩りなのでしょう。
もぎたてのイチゴは・・・ふだん冷たく冷えたのばかり食べているから、最初は温かいのにまごつきましたが、馴れてくるとなかなかの美味であります。うまく甘いものに当たると「おおい、これは甘いぞ!」と声を掛けて、その株のイチゴを食べ尽くしたりして、それなりにけっこう熱くなってしまうのでした。
いつだったか、ある人から「とどまつハウスは色遣いが奇麗な割に軽くできている」と過分なお褒めのメールをいただいたことがあります。まぁこちらも最初にホームページを開設したばかりの頃は良く分からないでサイズの大きな画像ファイルを貼り付けたりもしていたのですが、自分自身が遅いモデムを使ってイライラしていたこともあり、最近ではなるべく減色や圧縮などでサイズを小さくするように心がけています。
でも、この『ニュース&トピックス』のページは長くなりがちな上に写真を多く貼り付けるものだから、どうしても表示が遅くなってしまい、アクセスしてくださった人に不快な思いをさせているのではないかと恐縮しています。
で、ちょいとした工夫なのですが、初めの方の話題には写真を付けないということをやってみました。こうすると文章を読んでいる間に画面からはみ出している部分の画像がロードされ、読み進んでスクロールする頃にはちゃんとした表示が出来上がっているだろいうという、待ち時間を意識させないための浅知恵なのですが・・・どうでしょう?
さらに浅知恵といえば、本当はガソリンスタンドのネタにふさわしい写真が見付からなかった言い訳に、こんな屁理屈を考えたことなんですけど。