《1998.06》
長瀞でデイキャンプしました



また今年も梅雨になってしまいました
雨が続いて気分も憂鬱に・・・
でも、だからこそ
晴れた日がキラキラ輝いて
素敵に思えてしまうんです


 
ガソリンスタンドの競争鎮静化?
HEY! HEY! HEY!
30年前に拾った財布が
遠足は幼稚園の行事? 家庭行事?
韓国土産は信州の味


ガソリンスタンドの競争鎮静化?


 前回の話の続きなんだけど(と言いながら写真が無いのをごまかそうとしている)、ガソリンの価格が、ちょうど前回更新の直前に1リットル79円になったのですね。その頃、価格競争の激戦地、我が家から30分ほど離れた群馬県伊勢崎周辺では77円という値段になっていて、いよいよこの値段が波及して来るかと期待していたら・・・気がついたら熊谷・深谷一帯のガソリン価格はほとんどの店舗で85円に戻ってしまいました。安売り店でも83円くらい。
 デスマッチに疲れて適正価格に戻したと言えばそれまでだけど、こう一斉に85円に戻った看板を見ると「カルテル」という言葉が頭に浮かんできますなぁ。

 で、例の「ガラスを拭いてもいいですか?」の店だけど、ハッキリ言ってヘタです。「拭く」という字は「ぬぐう」とも読ませるけど、ここの店員は雑巾でガラスを撫で回しているだけ。しかも拭き残しが半分近くあって、拭きムラのせいで前が見にくくなるのです。これなら拭いてもらわずにガラス全体がうっすら汚れている方がまだマシ。
 というわけで、何回か給油した結論として、この店で「ガラスを拭いてもいいですか?」と訊ねるのは、ヘタで、逆に汚れてしまうけど、それでもいいのか?と覚悟を求められているのだと解釈し、今後はガラス拭きを断ることにしました。

 ガソリン価格は85円に戻ったけど、我が家は元売り会社の提携クレジットカードを使っているので、利用額に応じたポイント制で値引きになるのです。ま、79円の頃にも更に値引きになっていたのだけど、そのときはクレジットでの買い物が少なかったので値引き幅も小さかったのですね。ところが、この春ちょいとカードのお世話になってしまったので、6月の給油分は1リットルあたり4円60銭の値引きを受けられることになってしまいました。
 何を買ったかは次の話題でお話ししましょうか。


HEY! HEY! HEY!


 とどまつハウスの隣りにアパートが建っていて、境界にフェンスがあります。双方が相談して「仕切りを作りましょうか?」「へい」なんて場合には費用折半で境界上に作るということもあるのでしょうが、アパートの方がずっと前から建っていたので100%アパートの敷地内にアパートの費用でフェンスがあって、我が家は何も負担せずにちゃっかりフェンスで仕切られているわけです(裏の家に対しても同様)。
 しかし、このフェンスが傷んでいて、アパートに住んでいる子供がいたずらしたのか、桟が外れて人がくぐって通り抜けられるような穴が。まさかいい歳した大人がここを通るとは思えないけど、少なくとも猫の通り道にはなっているし、子供がいたずらして怪我をされても厄介です。
わりと丁寧に作っている 結衣が手伝いたがる  母ちゃんは以前からこの穴を厭がって「何かで塞ごう」と言っておりまして、昨年の秋には木を植えてみました。フェンス自体は我が家の持ち物ではないから勝手にロープを張るのも変だし、どうせ目隠しを作るなら我が家の庭から見て楽しめるものにしたいではないですか。そういうわけで木を植えたのだけど、あまり大木に育っても困るからと考えて選んだらスカスカ。あと数年はこの状態・・・結局フェンスを作ることになりました。
 実は、こういうことをやらせたら父ちゃんは夢中になってしまうのです。あちこちのホームセンターやDIYショップに何度も通って構想を固め(父ちゃんの技術力と予算の兼ね合いがあるからね)、市販の枠付きラティスフェンスを連結して柱で立てる方法をとることにしました。これなら新たに買い足す工具もほとんど無くて済みます。

 ゴールデンウイーク前にやってしまうつもりが、雨降りの週末が続いてカーポートの下でペンキ塗りやボルトを通す穴を開けながら晴れの日を待ちます。
 そしていよいよ晴天、組み立てです。まずは庭の穴掘りね。作業の邪魔になるし、少し場所も移動させるつもりだった木を抜いておきます・・・ううむ、冬の間に枯れた一本は、植えた時の土から根が伸びていないではないか。
 柱を埋める深さは50cm、去年芝を張る際に掘り返して木切れやコンクリート片などの、いわゆる建築ガラをかなり取り除いたつもりだけど、この深さまで堀るとまだ残っているなぁ。建築ガラというよりはドリンク剤の空き瓶が多いけど・・・ほら、今度は塩ビ管が出てきたぞ。
できあがり  ところが、この塩ビ管がなかなか取り出せない。スコップの先でつついたり、持ち上げようとしても駄目。土から露出しているのは15cmくらいだけど、実際はもっと長くつながっているのかな・・・あ、これは今生きている水道管だ!
 量水器から真っ直ぐ伸びてきた給水管が、2番目の柱を立てる地点で向きを変え、境界に沿って風呂場の方に向かっていることが判りました・・・ということは、フェンスを立てられない!?
 水道管の深さは30cmで、その下は沈下して破損しないように土を突き固めてあります。これでは水道管を避けて柱の穴を掘るのも大仕事だし、水道管に悪影響を及ぼす可能性があります。仕方ないから、柱を20cm切り詰めて、水道管の脇に置くことにしました。埋め込みが浅い分だけ倒れやすくなってしまうので、切り落とした木片を柱の先に横に打ち付けて地中で抵抗が増すようにし、鍵の手になるパネルは予定通りの50cmなので、たぶん大丈夫でしょう。駄目なら後から控え柱を立てることにしよう。早くしないと、植え戻しを待っている木の根が傷んでしまう。

 しかしまぁ、DIYショップには鉄製の杭をエイヤッと打ち込んで2×4材の柱を固定してしまうという簡単で頑丈な仕掛けもあったのですが、予算の関係で見送って良かった。あれ使ってたら地面の中を見ないで打ち込んだろうから、水道管はイチコロだったよね。きっと。
 てな具合で予算3万円はなんとか足を出さずに・・・あ、駄目だ駄目だ、ビール代を製作費に含めたら赤字になってしまう。


30年前に拾った財布が


 父ちゃんの『松雄』という名前は、いちおうワープロなどでは変換の候補に入っているけど、どちらかというと珍しい部類に属するのだろうと思います。『渡辺』はありふれた苗字だけど、同姓同名の人間には未だ会ったことがないですから。
 もっとも、面と向かって会ったことはないけど、いることは知っています。電話帳を見ると、同じ市内に一人掲載されているのです。とどまつハウスは電話帳への掲載を辞退しておりますので、我が家に電話を掛けようとして間違えてしまった人がこれまでにいるかも知れません。だとしたら申し訳ないなぁ。
 そして、もう一人・・・

当時はこんな立派な机じゃなかった  父ちゃんは小学校5年生から高校1年までを九州の小さな町で送ったのですが、ある日同級生がお前の財布を拾ったよと言ってきました。
 落ちていたのが隣りの校区の小学校の近くの文房具店だったということで、「すらごつ、そげなトコ行ったこん無かけん!(空言=嘘だ、そんな所に行ったことはないよ)」「ばってん、名前が書いてあっとやけん、お前んもんやろが」
 彼が押し付けるように置いていった財布、青いビニール地にアニメかロボットもののキャラクターが描かれた子供向けの小銭入れで、もちろん心当たりの無いものでしたが、それには黒いマジックで『渡辺松雄』と漢字で書かれていたのです。
 この時の同級生が誰で、それが5年生の時だったか6年生の時だったかも覚えていないのですが、青い小銭入れに黒で書かれた名前だけはハッキリ記憶に残っていて、それだけ同姓同名の人がいたんだというショックが大きかったんでしょうね。当時から自分の名前は珍しいという意識があったわけです。

 で、話は突然5月のある日に戻ってきます。メールチェックをしていたら「新メールアドレスのテスト」と題したメールが届いていました。これはこのたびNIFTYが、それまでの会員IDを使ったメールアドレスから本名をアレンジしたメールアドレスを使えるようにシステム変更されたので、そのアドレスを使っても無事に届くか自分宛てにメールを出してみた・・・あれ? 父ちゃんがテストメールを出したのは4月だったはずだ。どうして今ごろ? よくよく見ると「渡辺松雄さん失礼しました」という題名のメールも届いている。これはきっとサーバのエラーで、以前のメールが再送されたに違いない。だから、ほら、システム管理者からお詫びのメールが・・・え? どうして、このお詫びのメールも差出人が『渡辺松雄』なの??? それに父ちゃんが出したテストメールは2通なのに、3通も届いている・・・。
 百聞は一見にしかずといいますが、お詫びのメールを読んでみて、なるほど、でした。つまり、ここでも同姓同名の人がいたのです。で、本名をアレンジしたメールアドレスをNIFTYに登録しようとした時に、すでにそれは別の人(つまり父ちゃん)が登録済みだったので、もうひとひねりした第2案で登録したらしい。そして、彼もまた自分宛てにテストメールを出してみて、その時うっかり第1案のメールアドレスを使ったため、父ちゃん宛てにメールが届いてしまい、自分には届かない。変だなと思って2度3度と繰り返すうちに間違いに気づいてお詫びメールを出したということなのだそうです。

 真相が判れば、なぁんだ、確かにそういうことって起こり得るよね。母ちゃんに至っては「自分宛てにメールを出すなんて、名前が同じだと考えることも同じなのね」とまで言い出す。あのね、ネット利用者の中で自分宛てにメールを出す人ってのは割と多いんだよ。それに、テストメールを出すのに迷惑にならない相手って、自分しかないじゃん。結果もすぐに判るんだから。
 ともあれ、父ちゃんにとってこの人が3人目の同姓同名の人・・・になるかと思ったら、そうではなかったのです。すでに題名で気がついていると思いますが、なんとこの人が『隣りの小学校の渡辺松雄』さんだったのです。
 お詫びメールを受け取った後、父ちゃんも返事を出し、彼が九州の人だというので「自分もかつて九州の○○という町に住んでいて、同姓同名ということでこういう経験がある」と小銭入れの一件を話したのです。するとまたまたメールが届いて「自分もその町で育った。小銭入れのことは覚えていないけど、隣りの小学校に同姓同名の人がいると聞かされたことがある!」

 いやはや、当時人口4万ほどの田舎町で、自転車を使えば20分くらいの所に6年も住んでいながら出会うことがなかったのに(校区は違うけど、友人がいたり通った眼科医があったりして、あの界隈はよく出かけたものだ。それに、最後の1年間は高校があって通っていた)、会員数260万のNIFTYの中でばったり出っくわすなんて(しかも彼はNIFTYに入会して1年くらいだそうだ)、なんだかネット社会の底力を見せつけられたような・・・近くて遠いは田舎の道、遠くて近いは男女の仲ではなくネットの道という言葉が浮かんできました。

 その後のメールのやり取りで、彼のお母さんは当時父ちゃんが通っていた小学校の教師をしていたことも判りました。なんてこった! 一時、その先生の子供が「松雄」といって小銭入れの持ち主ではないかと考えていたことがあったのだ。あまりにも御都合主義なので自分で否定したのだけど。

 というわけで、30年来の謎が氷解するという個人的には吃驚仰天的な出来事だったのです、どうも今年は婆ちゃんが死んだ時刻に携帯電話が鳴り出したり、変な事件が起きるなぁ。

 ところで、小銭入れはどうなったのだろう? 中身は入ってなかったと思い込んでいたが、今回の一件で記憶を揺さぶったら、どうも10円硬貨が数枚入っていたのではなかったかなぁという気がしてきたぞ。中身が入っていたからこそ、同級生が押し付けるように置いていったのを持て余して困ったのだ。困って困って・・・やがて中身を抜き取って小銭入れは処分してしまったに違いない。いかん、拾得物の横領ではないか。時効は過ぎたかな? それに損害賠償の請求権というのもあるぞ。
 ま、この渡辺松雄さんと顔を合わせる機会があったら、ビールを一杯ご馳走したいと思っています。


遠足は幼稚園の行事? 家庭行事?


 5月の終わりの週末は、颯の遠足でした。父ちゃんの5月の土曜日は第3と第5が休みだったので(GWは暦通りに29、3、4、5しか休めなかった)、これは好都合と一緒に行かされたのですが、仕事が休みでなかったら有給を取らされたでしょうね、やっぱり。
キリンって本当に首が長いんだ  颯の遠足については昨年の苦い経験があります。幼稚園に入って最初の遠足だからと追加料金を払って家族全員で参加申し込みをしたら、肝心の颯が熱を出して行けなくなってしまったのでした。天気予報が雨だったので、遠足そのものが延期になることを願ったのですが、無情にも遠足は強行され、天気はみるみる好くなっていったのでした。
 今年は結衣もオムツが要らなくなって父ちゃんになついているので別働隊・・・というのは一家で幼稚園の貸し切りバスに乗ると費用がかかってしまうので、父ちゃんと結衣はマイカーで行き、現地で合流するというわけです。これなら当日母ちゃんや結衣が病気で行けなくなったら父ちゃんがバスに乗ってもよいわけで、なかなか合理的な作戦でしょ・・・わりと皆さん実践していらっしゃるそうです。しかも帰りは現地で自由解散とかで、園児をマイカーに乗せて帰ってきても構わないとか・・・バスの中でのレクリエーションとか先生や親子の交流も遠足の目的ではないかと思うのだけど、そういうのは往きの車内で済ませて、帰りは皆んな寝てしまうんでしょうね。

 今年の目的地は 東武動物公園 。動物園とはなかなか情操的で良いではないかと思うけど、東半分が遊園地になっていて、入場する時に1000円分の乗り物券を手渡されるのですが全然足りない。西口から入ってすぐに園の中心まで行くロープウェイがあって、この動物園全体の広さやら構成が判ってないから、とりあえず乗ってみようとしたら、4人家族では乗り物券を買い足す羽目になってしまうのです。高いところからゾウやキリンを見つけて「降りたら見に行こう」と子供たちを動物ゾーンに誘導しても、空腹を訴え、弁当を食べさせた後は吸い込まれるように遊園地ゾーンに・・・ま、いいか。
人間が柵の中に入れる  父ちゃんだってたまにはジェットコースターに乗ってみたいしね。去年遠足で行くはずだった高崎のカッパピアには宙返りのジェットコースターがあって、10年ほど前に友人と乗った時には宙返りをしながら写真を撮ったけど、今日は小雨が降っているからカメラを持って乗るのはやめておこう。落としたら大変だから(独身時代と違って気軽に新しいカメラを買えない・・・って、そういうモンダイではないか)。
 一番前に乗って楽しんできて振り返ると、去年颯の担任をしていた先生をはじめ、若手の先生たちも乗っていたことに気づきました。上気した顔で口々に「ああ面白かった、今度は G−MAX に乗ろうよ」と言いながら次のお目当てに向かう様子を見ながら、ずいぶん楽しんでいるなぁって思いましたね。やかましくて手間のかかる園児から解放されてのひととき、先生を遊ばせるために親が参加費払ってついてきているとも思えなくはないけど、まぁいいじゃないですか。きっと、帰りのバスの中では先生も眠ってしまいたいのでしょうね。

 バスは2時出発です。10時過ぎに着いて2時出発じゃ遊ぶ時間があまり無いみたいだけど、子供の体力ではそれくらいが限界かもしれませんね(と言いながら、颯が3歳、結衣が1歳になる直前にディズニーランドに行った時は、昼間ずっと遊んで夜10時まで起きていたな。恐るべしTDL)。颯たちも疲れてきたのかグズグズ言い始めるし、親の財布もくたびれてきたので、こちらも帰ろうかと動物ゾーンを出口に向かってぶらぶら歩いていると、同じく自由解散組の近所の友達に会いました。現金なもので、これで少し元気が戻ってきたのか、ウサギに触ったり猿山を見たり・・・こういうフトコロが傷まない時間延長は親も寛容なもので、結局4時近くまで遊んでしまいました。

 当日は他にもいくつか幼稚園の団体が来ていて、並んで集合写真を撮っている園もありました。父ちゃんはああいうのって嫌いなんですけど、ゲートをくぐったら皆んなバラバラ、特に父親も参加している家族には他の母親が遠慮してあまり話しかけてくることもなくって、一家族で孤立してしまい、これじゃ休日に家族で遊びに来ているのと変わらないなぁ。せめて途中で先生に会った時に並んで写真くらい撮っておけば、颯の遠足の記念になってよかったなぁと思ったのでした。ま、颯は往きのバスの中でレクリエーションをして、それなりの気分を味わっているようですが。
 来年、結衣が颯と同じ幼稚園に入るとしたら・・・別働隊は父ちゃんだけ。さぞかしつまらない道中になることでしょうね。


韓国土産は信州の味


6枚入り300ウォン  あれっ、もうずいぶん時間が経ってしまったけど、父ちゃんの勤め先で韓国旅行に行った部署があるんです。社員旅行で。出発前にそこの部長が「土産は何がいいかな」って言うから、父ちゃんも軽い気持ちで「ロッテのガムがいいですなぁ」なんて答えといたんですね。「ロッテのガム? 日本にもあるだろ?」「いやぁ、人参味のは売ってないみたいですよ」
 ずっと前に誰かの土産で貰ったのだけど、かの地には、薬用人参の味のガムがあるのですよ。日本人にしてみればギョギョギョだかゲゲゲなのかも知れないけど、通称朝鮮人参と言いうくらいだから、あちらの人にとっては日常的に好まれている味なのかも知れません。それにいちおうガムだから、砂糖で甘く仕上げられていて、最初は薬用人参独特の味と香りが口の中に広がるのですが、すぐに砂糖の甘さで抑えられて、知らない人が想像するほど漢方薬っぽくはないのです。

 とまぁ軽い雑談的に話していたのですが、本当にガムを土産に買ってきた。しかも会社中に。部長にしてみれば、キオスクみたいなところで見つけて「おお、これがそうか。珍しくっていかにも韓国的だし、かさばらないし値段もしれている。まとめて買っていってしまえ」と思ったのでしょうね。
 おかげで社内のどの部屋に行っても、しばらくは社員の机の上に人参ガムが置いてあるのを見かけるということになりました。「しばらくは」ということは、皆んな気味悪がって手を出さなかったのでしょう。父ちゃんはこれが好きだからすぐに食べちゃいましたが・・・そうか、いらないのなら貰って歩けば良かったけど、それもちょっとカッコ悪いしなぁ。

 詳しくは知らないのだけど、薬用人参は直射日光を避け、何年もかけて育てるのだそうです。長野県の上田あたりでは黒い網のようなもの(寒冷紗とかいうと思ったな)で覆われた畑がたくさんあります。畑にぱらぱらと種を播いて、少し育ったところで間引きして・・・その間引きされた人参が北向観音近くの土産物屋で売られていました。チビた鉛筆みたいな奴をパック詰めにして、ちゃんとした人参に比べたら遥かに安い値段です。  これを天婦羅に揚げたものが食堂のメニューにありまして、これが珍味。舌先がかすかにピリッときた後に口中に薬香がひろがるのが何ともいえない感じで、この味を知っているから人参ガムにも抵抗が無いのでしょうね。
 おっと、こんな事を書いていたら、また人参の天婦羅を食べたくなってきました。このあと信州に行く予定があるのだけど、寄ってこれるかなぁ。