《1999.02》
自己満足の飾り付け



いちおう新しい年の初めなので
玄関先を飾ることにしました
つい数日前までクリスマスの飾り付けだったのに
今度は和風だなんて無節操かな
路地の奥にあるので通りがかりの人の目に触れないのが
ちょっと淋しいです


 
エプソンのバカヤロー
キャノンのバカヤロー
日立とペンタックスのバカヤ・・・しつこいかな
も一つオマケにコロナもバカヤロー
江戸村は馬鹿にしてはいけないのであった
我が家としては静かな年の瀬だったと思う


エプソンのバカヤロー


 前回、さぁ今日中に更新だと朝3時に起きて写真データを作ろうとしたらスキャナが故障してしまった。『とどまつハウス』で使っているのはエプソンの『GT−5000WINS』という機種なのだけど、知り合いが『5500WINS』というのを持っていたので、仕事の帰りに借りてきてなんとか更新にこぎ着けたのでした。
 で、マイナーチェンジ版ぐらいに思っていた『5500』が綺麗に読み込んだので、やっぱり新しいのは性能がいいんだなぁと思ったのがこの後の伏線になるのです。

 とりあえず12月分は借りてきたスキャナで逃げ切ったけど、毎回借りてくるわけにもゆかないし、年賀状の作成も迫っている。というわけで修理に出すことにしました。その前の年の9月末の購入で、保証期間を2ヶ月過ぎているというのが悔しいね。使用頻度としては、まだ100枚程度だと思うのに。
 待つこと数日、勤め先にいる父ちゃんに我が家経由で「見積もりが出たけど、どうしますか?」と連絡が入ったのですが、それによると修理費用が2万6千500円・・・た、高い! でも修理しなければならないのだからと、パソコンショップに電話して「お願いします」と返事したところ、数分後にショップから電話がかかってきました。先程の相手とは別の人です。
「今スキャナの修理を承りましたが、ずんぶん費用もかかりますし、本当に直していいんですか?」
 そうなんだよな。この数分の間に古い手帳を見て確認したら、壊れたスキャナは1万9千800円で買っていたんだよな。『GT−5500』が発売されたときに『5000』の店頭在庫が安売りになっていたのを「ホームページに貼り付ける写真をスキャンする程度だから、旧機種の性能でも充分だろう」と考えて買ったのですね。新たに買い直すのは資源の無駄だと思ったのだけど、購入額に比べて修理費用が高すぎるよなぁ。
 そう思っていたところにショップからの確認の電話だったのですね。修理依頼書に勤め先の電話番号を書いていて良かった、かも知れない。店員はさらに続けて、
「今、エプソンからはGT−7000という新製品も出ていますし・・・」
「それ、お宅でいくらする?」
「3万2千800円です」
「・・・わかった、買い替える方向で検討するから修理は取りやめだ」
 これから新規に作るのなら資源の無駄だと思うのだけど、もう出来上がってしまったものが店頭にあるのなら、有効活用しなければこれまた資源の無駄かも知れない。都合の良いことを考えて、翌日壊れたままのスキャナを引き取ったら、見積もり費用ということで税別1500円払わされてしまいました。サービスセンターへの往復送料や梱包料など、費用がかかっているから仕方ないかな。

 取りあえずショップからは壊れたスキャナを引き取っただけで帰ってきたのは、実はこの日、我が町の電器店が『お得意さま特別招待日』で、DMが届いていたからなのです。「夜10時までやっているので仕事帰りにどうぞ」という言葉に誘われて寄ったら、しめしめ、『7000』が「本日限り、3万1千800円」ではないですか。
 しかし、ここでまた考えた。修理費用に6千円程足せば、なるほど高性能が得られるけど、年末によけいな出費は痛いぞ。いや、年末でなくても痛いぞ。
 そこで並んでいるスキャナをいろいろ眺めると、キャノンの『FB620P』というのが目に入ってきました。これなら2万3千800円で、昼間払った見積もり代と合わせても、一度は払う気になった修理費用の範囲に収まるではないか。小さくて軽いというのもなかなかいいぞ。
 てな調子でさんざん迷ったけど、結局キャノンを買うことにしました。ま、これについても騒動を引き起こすのでありますが、それは次の項でお話することにしましょう。しかしまあ、以前使っていたNEOSのハンディースキャナも購入後1年で壊れてしまったので、スキャナという機械は耐用年数が1年程度のものかも知れないですね。だったら業務でガンガン使うのでもない限りは、安いものを毎年買った方がいいのかも知れませんよ・・・メーカーの人がこれを読んだら、気を悪くせずに、壊れないものを作ってくださいよ。


キャノンのバカヤロー


 電器店の『お得意さま特別招待日』でごった返しているパソコン売場で、周りの雰囲気にそわそわしながら悩んでおりました。エプソンのスキャナを奮発しようか、それとも価格が程々のキャノンにしようかと。キャノンのは解像度ではエプソンより落ちるけど、価格が安いし、小さくて軽いのはパソコンラックの棚に設置するのに場所をとらずにありがたい(買ってから判ったのだけど、原稿を手前にセットするのも使いやすくて便利ですね。エプソンは奥にセットするので、そのぶんカバーを大きく開けなければならならず、狭いところでは使いにくかったのです)。
 気持ちがキャノンに傾きつつあるところで側にいた人がエプソンの箱を抱えてレジに向かうのを見ると「やっぱり思い切ってエプソンにしようか・・・」なんてぐらつくのですね。エプソンはSCSI接続方式で、高速でデータ転送できるけど、キャノンはパラレル(プリンタポート)接続だからちょっと遅くなる。でも、そう頻繁に使うわけでもないから我慢できる範囲内かな・・・。

 近くにいた店員を捕まえてキャノンのスキャナを指さし、
「ねぇ、これの評判どう?」
「あ、これはなかなか良いですよ。パラレル接続の場合、プリンタを直列につなぐのですが、他社のはエプソンのプリンタとの相性が悪いのです(エプソンは双方向通信でインク残量などの情報をパソコンとやりとりしている)。でも、これはそういうことが無いです。性能もこの価格帯では充分ですしね」
 なるほど、そういう心配があったのか。ウチはエプソンのプリンターを使っているのでこれは重要だ。
「あの、いままでSCSI接続だったので判らないのだけど、パソコン−スキャナ−プリンターとつないでて、スキャナの電源が入っていなくてもプリンターは使えるの? (これまでSCSIでパソコン−スキャナ−MOとつないで、スキャナの電源を入れずにMOを使っていた)」
「もちろんできますよ」
「じゃぁ、これを買おう」

 と買ってきたのですよ。ところが家に帰って(実は数日後)箱を開け、取説を読みながらセッティングを終えて、さらにページをめくると「EPSON社製インクジェットプリンタの中には、ここで説明した方法で接続しても使用できない機種があります。詳しくは、別冊の『製品ガイド−プリンタ使用時のご注意』をご覧ください」「プリンタはスキャナを経由してコンピュータに接続されていますので。スキャナを使用しないときでも、印刷時にはスキャナの電源が入っている必要があります」などと書かれているではありませんか。店員の説明とはまるで逆。
 商品知識が無く、いい加減な説明をした店員にも困ったものですが、こういう大事なことはメーカーだってパンフレットとか箱にデカデカと書いていて欲しいものです。買ってきて箱を開け、順を追ってセッティングを終えた次のページしか書いておかないのでは、情報としての役に立たないではないですか。ユーティリティソフトの封も切ってインストールしてしまった後では返品もできないし・・・ほとんどペテンじゃないですか。メーカーの人がこれを読んだら猛省して欲しいものです。

 だがだがしかしBut『とどまつハウス』のパソコンでは、幸いにもこれは全然問題にならないのでありました。何故かというと我が家の『ぺんてクン』にはプリンタポートが2つあるので、スキャナとプリンタを直列にすることなく、別々につないでしまえるのです。これでスキャナの電源を切ったまま(常に電源オンを前提にしているためか、はたまたコスト削減のためか、このスキャナには電源スイッチというものが無く、電源コードの抜き差しで操作する)プリンタを使うことはもとより、プリンタで印刷しながら次の絵をスキャンするという同時使用も可能なのです。

 そういうわけで我が家としては不都合がなかったのですが、いちおう店員の接客態度だけは指摘して向上を促すのが得意客の務めではないかと思うので、レシートと一緒にもらったアンケートハガキに顛末を書いて送ったら、店長から電話がかかってきました。当日は混雑していて不行き届きがあったかも知れない。パソコンに詳しい店員に聞いたら確かにプリンタとの接続でうまくいかないことがあるらしい。それでご不便を感じるようであれば対処させていただきたい云々・・・。
 ちょっと乗り気になってしまいました。いや、接続の件については対策済みなのですが、やぱり転送速度が遅いのがじれったい。まだメーカーにユーザー登録してないから、これを返品して差額を払ってエプソンにしようかな、とも思ったけど、フェアじゃないしね。差額を出すのもフトコロに厳しいし、使いたいときに電源を入れればいいというパラレル接続の気軽さも捨てがたい(SCSIはパソコンの起動時にスイッチが入っていなければ機器を認識しないので、途中で使いたくなった場合、いちいち再起動させるのが時間がかかって大変なのだ)。

 ということで、転送速度の遅さと、ユーティリティソフトの使い勝手が今ひとつなのに目をつむって、しばらくキャノンの『FB620P』と付き合うことにしました。
 今回の写真から新しいスキャナを使っています。


日立とペンタックスのバカヤ・・・しつこいかな


 てなわけでスキャナが壊れた顛末は一件落着ということにしたのですが、それより前にやはり光学系の機器が相次いで壊れてしまいました。

 まずはビデオカメラ。話は遡って9月になるのですが、例の小室等さんのコンサートと颯の生活発表会(学芸会)が2日続けてあるので、ビデオの準備をしていたのです。使いかけのテープを見ると、前回使ったのはそのまた一年前の颯の生活発表会・・・24枚撮りのフイルムで子供の日からクリスマスまでが収まっている人を笑えませんなあ・・・おっと、そういえば去年ビデオカメラを使おうとしたらバッテリーがアガってしまい、2本持っていたニッケル水素の奴が充電不能になって、ニッカド1本しか使えなかったのでした。これではスタンバイ時間も含めると10分ぐらいしか安心して撮影できないので、新たにバッテリーを買い足すことにしました・・・日立の古い機種なので、ニッカドしか売っていなかった。
 で、わざわざン千円も出してバッテリーを買ってきたというのに、どうも画面が真っ暗なのです。晴天の屋外ならなんとか普通に色が出るのですが、室内だと強いライトが当たっているところだけが露出オーバー気味に写って、それ以外が真っ黒。「高感度CCDカメラを使って暗闇で隠し撮りをしました」みたいな映像になってしまうのですね。  颯のお遊戯は舞台の照明が明るかったので、取りあえず誰が何をやっているかは判るのですが、小室さんのコンサートは・・・こちらはまだ再生してないのですが、映像カットして、音楽テープだと割り切るしかなさそうだと思ってます。

 そういうわけで颯の生活発表会ではスチールカメラの依存度が高まったのですが、仕上がりを見ると今ひとつ色が変。明らかに「おかしい」と気づいたのが11月に東京ディズニーランドに行ったときの写真で、夜の写真がすべて光量不足。一番ひどいのはラボでプリントされなかったくらいネガに乗っていない(つまりプリントすると真っ黒になる)。 でも撮影時にストロボが光っていたのは確かなので、シンクロしていないのではないだろうかという疑問が湧いてくるのですが、どうもよく判らない。考えたらこの『ペンタックス Z−1』というカメラ、妹から譲り受けたものの、あまりにも高機能多機能なので取説を全然読んでいないのでした。その昔、被写界深度にこだわって「絞りとシャッタースピードは自分で決めなくちゃ」と言っていたくせに、カメラ任せのプログラム撮影一本槍で使っていたのです。それでも、適当にスイッチやダイヤルをいじくり回したりしたので、設定が狂ってしまったのかも知れません。
 年末の大掃除で取説を探し出し、工場出荷時の設定に戻そうと試みてみたのですが・・・

 と、ここまで書いたところでDPに出しておいた冬休みの写真ができあがってきました。それを見ると、今度はフラッシュを使った写真もちゃんと写っているようなので取り敢えず一安心です。光が奥の方まで届いていないような写真もあるのですが、念のために一緒に使ったレンズ付きフィルム(ISO800のフィルムにストロボ付き)も似たような出来映えだったので、そんなものだろうなぁってところですね。ともあれ、カメラの修理または買い換えということになるとフトコロに致命傷になってしまいますから、ホント、安心しました。まあ、ビデオカメラは年に一度くらいしか使わないのでその都度レンタル屋で借りてきた方が買うよりは安いかなと思うのです。

 ・・・そうそう、前回の『とどまつハウス』や上の方でも「エプソンのバカヤロー」なんて書いたけど、実は 『向こう三軒両隣り』 でリンクしている友人知人の中にエプソンの社員がいるのですね。まぁ彼がスキャナを担当しているかどうかは知らないのだけれど。
 ところがもう一人、リンク先のホームページを見て知ったのだけど、壊れた我が家のビデオカメラまさにその機種の開発に関わった人物がいたのです。まったく世間は狭いなぁと思いますね。彼の仕事はスーパーインポーズ機能で合成できる絵のデザインを描いただけだったらしいので、「おまえの仕事がいい加減だから壊れたんだ」とは決して言えないのですが。


も一つオマケにコロナもバカヤロー


 しかし、スキャナが壊れたりカメラが壊れたりするくらいは、まだ生活にさしたる支障をきたさないのでマシなのです。そこへゆくと、年末にファンヒーターが壊れたのには困りました。1月に買ったものだから、まだ保証期間内だと喜んだものの、年末年始の休みにかかってしまい修理に出すことができないのです。以前から持っていたもう一台のファンヒーターを使ってしのいでいるのですが、リビングルームの広さに対しては少々力不足かな。
ずいぶんボンベを消費した  で、ファンヒーターを提供したのは父ちゃんがパソコンを置いている部屋なのですが、当然ながらこの部屋の暖房が無くなって・・・いやいや、我が家には「ホースのいらないガスストーブ」というのがありました。『イワタニホースノン・カセット暖(CB−3)』と『ユニフレーム・ハンディガスヒーター・ワーム2(UW−202)』であります。もともと前回の冬、今回壊れたファンヒーターを買うまではこれを使っていたのです。それを引っぱり出してきたのですが、そこに襲いかかる寒波。
 父ちゃんは平日の昼間は会社に行っていて、夜は帰ってくると「ふろ・めし・ねる」で遅くても9時には寝てしまうのです。で、休日の昼間は子供と遊んでいるといつまで経ってもホームページの更新ができないので、朝4時に起きてパソコンに向かうのですが、夜の間に部屋が冷え切ってしまい『カセット暖』くらいでは焼け石に水。『ワーム2』は「気温20度以下の屋外専用」という使用上の注意があって、こいつは輻射熱は凄いけど対流で部屋を暖める能力が無いのですね。そのうえゴーゴーと音がうるさいので、なるほど、使用上の注意は正しいと納得してしまったのですが、要するに2台使っても部屋が暖まらず、パソコンのある部屋にはいるのが億劫になって・・・つまりホームページ更新ができない言い訳なのです。
 それにしても、いつになったらファンヒーターは修理を終えるのでしょうか? (1月25日に修理を終えて戻ってきた)


江戸村は馬鹿にしてはいけないのであった


 なんかモノが壊れた話ばかりでここまでスクロールしてきましたなぁ。そろそろ年末年始の話をしましょうか。

 年末は前年同様に会員制の 那須のリゾートホテル に行ってきました。ただし今回は都合で一泊だけ。都合というのは繁忙期の宿泊権が一泊分しか残っていなかったためで、決してフトコロの都合で・・・もあるな、やっぱり。
TDLと違って、ぶらぶら歩くだけだと一日は持たない  一泊だから早めに家を出てたっぷり遊ぼうということで、初日は 『日光江戸村』 に寄って行くことにしました。那須にある観光施設をちょこまかクルマに乗ったり降りたり、その都度入場料を払ったりしているのも面倒だし物入りだというので、10時くらいから日が傾きかける頃まで遊べそうなところと考えたら、ここがちょうど良さそうだったのですね。東京や埼玉県南部に住んでいる人にとっては「東北道を通って那須に行くのに、わざわざ日光鬼怒川方面に寄って行くのは・・・」と思うでしょうけど、我が家からだと日光経由で那須に行くのが最短ルートなのですね。暮れの30日だと東北道は宇都宮の手前で渋滞するに決まっているので、一般道を走る方が断然快適なのです(実際、クルマが3台以上つながって走る場面がほとんどなかった。道路は貸し切り状態)。

 さて、日光江戸村というのは我が家のメンバーにとって初めての場所でした。正直言って父ちゃんはこれまでやや馬鹿にしていたのですね。安っぽさと胡散臭さが入り混じった施設を想像していたのですが、意外とシッカリしているぞというのが第一印象でした。
 山裾の道路沿いの細長い地形なのですが、それを巧みにアプローチに使い、奥に向かって歩いて行くうちに気持ちが江戸時代に溶け込んでゆくのです。で、江戸の町並みがあるメイン地域に着くと、違和感無く風景を受け入れてしまうのですね。町人や侍、忍者の扮装をして働いている従業員の「成りきり度」も、ある面では東京ディズニーランド以上かなと思わせたりして、意外や意外、というか、これまで馬鹿にしていて悪かったと思わせるようなところだったのですよ。
 行ったのは年末だったけど、なんだか初詣に出かけて、どこかの門前というか参道を歩いているような気分ですね。
お大尽役は客席から選ばれる

 いくつか有料のアトラクションがあって、それらはほとんどが屋内の劇場で30分とか1時間ごとに行われるのですが、これが結構見るのが大変なのです。人気のあるショーは大勢の人が並んでしまい、劇場の定員があるため、入りきれない人は「ごめんなさい、次回に入場して下さい」と言われるのですね。年末を鬼怒川温泉で過ごそうという人たちがそろそろ到着したのか、お昼あたりからかなり混んできたもので、あちこちで行列ができ始まってきたのです。
 ある劇場に並ぼうとしたら、子供たちが「おなかすいた〜」・・・いまなら入場できそうだったけど、次回にしようと食事を優先したら今度は行列が長く伸びていて、さらに次回。ぼおっと並んで待っていると子供たちが退屈するので、ちょっと近くをい歩いていたら、あらら、また行列が伸びている。
 江戸村のホームページには ショーのスケジュール に合わせて効率的に巡回する「入場時刻別攻略パターン」というのが紹介されているのですが、これは行けば必ずすぐに入場できることを前提にしているので、こういうときには全く参考にならないのですね。
 ま、そんなことだろうと予想していたので入場の際にアトラクション券を控えめに買っておいたのが正解でした。大人の分だけアトラクション券付きの入場券を買っておき、それを子供と分けて使うという作戦で、過不足無く遊んでくることができました。

 ところで、江戸村は『にゃんまげ』というキャラクターを生み出して人気らしいのです。と前にテレビのニュースショーで見たことがあったのですが、行ってみたらなるほど『にゃんまげ』が朝は入り口付近で、昼間はイベント会場などで老若男女に囲まれて記念写真に収まっておりました。でも、うちの子供たちは興味を示さないのですね。そういえば、ディズニーランドに行ったときもディズニーキャラクターと並んで写真を撮るを嫌がるし・・・怖いという気持ちではなさそうなんだけど・・・ひょっとしたら「けっ、着ぐるみではしゃぐなんて、子供っぽいことできるかよ」とでも思っているのかなぁ。
 そういえば、白い着物を着て長い髪を真っ赤に染めた、まるで少女漫画の『なんとか剣士』みたいな人が歩いていて、最初はてっきり従業員の扮装かと思ったけど、どうやら一般客のコスプレみたいなんですね。あそこまで成りきるというのもちょっと怖いなぁ。そういうのはコミケだけにして欲しいと思います。


我が家としては静かな年の瀬だったと思う


珍しく颯が江戸村で刀を欲しがった  那須で一晩泊まって、翌日は近くの観光施設を見て回ることにしました。といっても父ちゃんや颯は風邪が治ったばかりだったので屋外の施設は遠慮して(今回、ホテルのプールも利用しないつもりだったので、初日に江戸村に寄って夕方ホテル着というプランを採ったのでした) 『オルゴール博物館』 『テディベアミュージアム』 に行くことにしました。大人はもっと格調高いところに行きたいのですが、子供が飽きて5分も持たないだろうなぁと思うので、この辺が妥協点かな。オルゴールの方も、展示してあるだけでは全然興味を示さなかったのですが、実演が始まると珍しそうに見つめていました・・・ま、これは大人も同じですね。
 でも、なんか今年(98年)の暮れは人が少ないみたいです。今年が大晦日で昨年は30日だったという違いはあるけれど、昨年の『テディベアミュージアム』は人が押しかけて駐車場は満杯、館内、とくに売店はバーゲン会場みたいだったのに、今年はガラガラでしたからね。
 いつも行く『五峰館』というお菓子屋(試食のチーズケーキを腹一杯食べて一食浮かしてしまう)も、今回は空いていたし、それにだいいちホテルも満員ではなかったような雰囲気でした。原則として部屋は選べないのですが、今回我が家は南西向きのスイートルームを割り当てられたのです。思わず「えっ、こんないい部屋もらえたの!?」と思ったのですが(でも、リビング・ベッドルーム・和室が別個にあると、布団に寝っころがってテレビが見られないのであった)、部屋に余裕があったのかなぁ。そもそも年末年始の宿泊はハガキによる抽選なのですが、全員当選していたのかも知れません。

 ともかくも静かで穏やかな年の瀬でした。『テディベアミュージアム』を出たら昼食の時間帯がそろそろ終わる頃合い。ひょっとしたら夜に備えて昼間は休んでいるかと心配して電話したのが 『上川の里』 、昨年も行った蕎麦屋さんです。いえ、やっていますよという返事で国道4号を北に向かったのですが、店の場所を黒田原駅の脇だと勘違いしていたため少々行き過ぎ。東北線の線路に沿って戻ってくると余笹側の川にさしかかります。そうか、夏の豪雨で氾濫したのはこの川だったよなと上流側を見ると、立派な橋が半分流されてしまっているのが見えて、観光客が忘れてしまっている夏の出来事が生々しく迫ってくるのでした。
 しかしまぁ『上川の里』の蕎麦は、冬の寒いのにこんなことをさせて申し訳ないと思うほど冷たくキリッとしめられていて、美味しくいただいてきました。那須に来たときの楽しみになりそうですね。次にいつ来られるか判らないけど・・・そういや、結婚したばかりでまだ子供たちがいなかった頃は、高崎の『そばきり』で蕎麦と卵焼きを食べて小諸へ行くのが年末のお決まりだったような気がしますね。あそこも暫く行ってないなぁ。

 なぁんてことを思いつつ帰宅して、明けると新年。元日から洗濯というのもナンだし、かといってパジャマで過ごすというのもよくないので、「元旦から初売り!」という店に行ってジーパンを買ってきた以外は家でゴロゴロとしておりました。

 ご挨拶がすっかり遅れましたが、本年もよろしくお願いいたします。