《1999.03-04》
花壇、だんだん、花盛り

実は、2月に一度枯らして植え替えた  早いもので、新居に移って2年過ぎてしまいました。もはや「新居」という言葉は似合わないのだけど、ロフトの奥など引っ越してきた時のまま手付かずという場所もあったりして、そういう所を見ると2年間何をやっていたのかという思いですなぁ。
 逆に、庭は結構いじっているというか、家族全員がズボラな我が家にしては珍しく手を加えていますねぁ。決してガーデニングが趣味というわけではなく、ご近所の手前、見てくれが悪くない程度にはしておかなくてはと思っているだけなのですが(しかし、それなりにエスカレートしつつあるような)。しかしそれでも、最初はトンチンカンなことをやったものです。

 花壇を作って花を咲かせようと考えたのは人並みなんだけど、まずやったのが紙袋に入ったマリーゴールドのタネを買ってきて蒔いたこと。つまり小学生の頃アサガオやヒマワリを育てた時は、タネを蒔き、やがて芽が出て双葉が開いて・・・という経験を繰り返したわけですね。そうやるものだと思い込んでいて、苗を買ってきて植えるということは考えもつかなかったんです。園芸店はともかく、ホームセンターにはアパート住まいの頃からしょっちゅう足を運んでいるのに、店先で花の苗を売っているのが見えていないんですねぇ、当時は。
 ま、タネから育てるというのも、費用も安いし楽しみも多くて、苗を買って手っ取り早く花壇を作るワザを覚えた後も隙間を使ってやっているのだけど、芽が出てきたのを大事に育てていたら実は雑草だったという失敗もあったっけなぁ。

 実家の母親に「冬場はパンジーを植えておくといいよ。寒さにも強いし、春になってすぐに庭が奇麗だから」と言われ、苗を買ってきた時も笑われました。「なにもわざわざ花が咲いていないものを買ってこなくても・・・」
 店先にはすでに花を付けているものがいっぱいあったのだけど、まだ花を付けていないものばかりを買ってきたのには訳があったのです。つまり、パンジーは花を一輪しか付けないと思っていたのですね。だから、もう咲いてしまったパンジーを買ってきたら、その花がしおれたらおしまいだと思って、これから花が咲くものを買ってきたのです。でも、本当は次から次に茎が伸びてきていっぱい花を付けるんですね。

 まったくもって無知蒙昧なのでありますが、昨今のガーデニングブーム、意外と「ガーデニングが趣味です」と言っている人の中にも同じような事をやっている人がいるんではないかと思うのですが、いかがなものでしょうか。