《1999.05》
GWの旅は瀬戸大橋を越えて

家を出たのは9時前だった

 皆さんは、ゴールデンウィークをどう過ごしましたか? 我が家は親子揃ってカレンダー通りの休日となったため、連休は5月2〜5日の4連Q。泊まりで遊びに行こうと、クルマに荷物を満載して2日の朝に家を出ました。
 とどまつハウスから関越道の本庄児玉ICに向かう途中、その高速道路の上をまたぐ県道を通るのですが、そこから見ると下り線は順調に流れているものの、いつもよりクルマの量が多い。でもまぁ、この先上信越道との分岐で二手に分かれることだし、高速使っても大丈夫だろうとは思ったのだけど、急ぐ旅でもないし、たまにはノンビリ一般道を走ってみるかと国道に向かったのが見事に裏目に出ました・・・大渋滞。
 児玉でヤケに混んでるなぁと思ったら、すぐ先の群馬との県境でピタリッ。朝の時間でこれほどの渋滞は、高速道路が開通する以前にだって滅多になかったのに・・・市道県道を走って迂回して吉井ICへ。これなら初めから高速道路を使えば良かったと思わせるほど上信越道はスイスイ流れて下仁田ICで国道に戻ったら、やっぱり渋滞(もっとも、上信越道もこの先、軽井沢の前後で渋滞しているので、我が家の目的地からいっても下仁田で降りるのが正解だと思う)。
 年がら年中遊びに出かけている(とも思ってはいないのだが)我が家にとっては「また出かけようか」という軽い気持ちで、いつものようにスイスイ走れると思っていたのだけど、さすがにGWは大多数の国民が「よし、遊びに行くぞ!」と気合いを入れていたのですね。うっかり忘れていた。それにしても、高速がスイスイで一般道は大渋滞というのはどういうことなのでしょう。昨年末やその前の年末に那須に出かけた時は、高速が渋滞で一般道はガラガラ(前後を走るクルマをほとんど見ないくらい)だったのに・・・不景気が進んで、皆さん有料道路を走るのが惜しくなったのでしょうか。

 とかなんとか考えているうちに上信国境の山の中で渋滞は解消し(不思議だよねぇ。ずっと一本道で脇に曲がるクルマがいるわけじゃないのに、気がついたら前後を走るクルマが消えているのだから)、内山トンネルをくぐって長野県に入ったところで昼になってしまった。
 トンネルの出口にあるパーキングで持参の弁当を食べようかと思っていたのだけど、雰囲気が殺伐としていて車内で食べるのも味気ない。
「そうだ、駒場公園に行ってみよう」
 麓に降りると佐久の市街地があり、駒場公園というのは街の中心にあって大きな公園なのですね。GWの終わりには『佐久鯉まつり』というのもおこなわれることになっている。そこに行けば、クルマから降りて弁当を広げられる場所もありそうだなと考えたわけです。幸い子供たちは退屈したのか眠ってしまっているので「腹減った〜!」コールも起きないし。
クリックしてみて  というわけで駒場公園を目指したのですが、近くまで来ると何やら大勢の人が思い思いにシートを広げて弁当を食べたりバーベキューを楽しんでいる場所がありました。長野牧場というところです。たしかここは 農林水産省の施設(つまり国立牧場)だと思うのだけど、一般開放して、それも単なる見学だけではなくデイキャンプも認めているとは・・・楽しそうなので、我が家もここでお弁当を食べることにしました。子供たちにとってもドライブ途中の良いリフレッシュだったようです。
 この長野牧場、申し訳程度に馬が一頭いましたが、説明を書いた看板によりと、本来は実験用のウサギとヤギが専門なのだそうです。でも、ウサギの姿は見られたけど、ヤギは伝染病を避けるためとかで畜舎の中に入れられていて見ることができませんでした。

 ・・・おいおい、いつまでも佐久で弁当食ってないで早く瀬戸大橋まで行けよ、ですって?
 あれ、さっき渡ってきたんですよ。

 国道254号線から長野牧場に来る県道の途中に小さな川が流れておりまして、この川に架かる橋が『瀬戸大橋』なのです。
 いやぁ、この県道は佐久市の岩村田というところから市街地を通らずに254号に出られる抜け道として、また途中の牧場の風景がまるで北海道を思わせるような雰囲気なのが気に入って、10数年も前から何度も走っているのですがね、この橋の名前が『瀬戸大橋』だということに今回初めて気がついたのです。信号機の下についた地名標記を見たおかあちゃんの発見です。
 しかしまぁ、瀬戸地区にある橋だからというのは解りますけどね、この程度の橋で「大橋」というのは過大表示ではないでしょうかね。信号が青でそのまま通過していたら、ここに橋があることさえ気づかないような長さなんですから。
(どんな橋だか見たかったら、左の写真をクリックしてみてください)

 とどまつハウスのゴールデンウィークは、長野県北相木村で2泊3日のキャンプでした。題名を見て四国まで行ったかと思った人、ごめんなさい。