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前に「ウチのパソコンにはパラレルポートが2つあるので、プリンターとスキャナが同時使用できる」と書いたことがあったのですが、「ええっ? そんなパソコン見たことない。シリアルポートの間違いじゃない?」と思った人もいたようです。確かに最初は1つだったんですよ。あとから増設したのです。
モバイルや仕事で使っているミニノート機のリブレットとデータのやり取りをするのに「ケーブル接続」という方法を採っているのですが、これがシリアル接続とパラレル接続ではスピードが5倍くらい違うのです。もちろんパラレルが速い。この文章を転送するくらいなら差は気にならないけど、CD−ROMからソフトをインストールしようとすると(リブレットにはFDドライブもCDドライブも無いので、フル装備の母艦につなぐ必要がある)シリアル接続では気が遠くなるような時間がかかるのです。
それでパラレル用のケーブルを買ってきて使っていたのですが、いちいちパソコンの裏側に回ってプリンターケーブルとつなぎ替えるのが面倒くさくなってきたんです。
ある日ショップに行ったら「パラレルポート拡張カード」というのが目にとまりました。ISAスロットに差し込んでパラレルポートを増設してしまおうというものです(他の店では見たことなかったし、この店にも1個しかなかった)。値段はプリンタ切替器よりも安いし、何より内臓だからスッキリしている・・・というわけで買ってしまったのですが、結果的にこれのおかげでパラレル接続機器2台の同時使用ができるわけで、なかなかスグレものであります。
さて、今年に入ってシリアルポートがもう一つ欲しくなってきました。こちらはパソコン本体に初めから2個あるのですが、すでにマウスとモデムでふさがっています。パラレルの例にならって「シリアル拡張カード」を買おうかとも思いましたが(これはあちこちの店で売っている)、非常に高価なのです。陳列棚の隣りを見たら半額以下で56kの内臓モデムが売られているではありませんか。今使っているモデムが33.6k(型番は288なのだが)なので、どうせならモデムを内臓にしてシリアルポートを空ける方が得ではないかと判断しました。
買ってきたモデムは、最初は調子良かったんですけどねぇ・・・5月くらいから何が不満なのか勝手に電話を切ってしまうことが多くなりました。せっかくタイムプラス契約で長時間通話に備えているというのに、ホストにつながった途端にプツンと電話が切れてしまう・・・電話回線との相性なんでしょうかね。高速モデムほどノイズに対して敏感になっていて、ちょっとしたことでもエラーになってしまうとか。
ところで、シリアルポートに余裕を持たせていったい何がしたかったかというと、 『タッチおじさんロボット』が欲しかったんですね。こいつをつないでキーボード操作にセリフや動作を設定しておくと、特定のキーを押したり、あるいはしばらく何も操作しなかったりすると、タッチおじさんが何か喋りながら手や顔を動かしたり顔色を変えたりするわけです(パソコン起動時には、この章の題名となっているセリフをわめく)。休みの日は子供たちがあれを言わせろこうさせろと周りでうるさく騒ぎ、父ちゃんは必要な入力ができないでいるのです。
なんだか、わざわざ金をかけてパソコンのパフォーマンスを下げているような気がするなぁ。