《1999.09》
雪は無いけど雪だるま!?

珍しいと思ったが
近所の農家にも同じ物があった
 小諸ユースホステルに泊まった次の朝、記念写真を撮り終えると、各地から集まってきた仲間たちは、それぞれ今日の遊びや家路に向かって出発です。
 さて、我が家はどうしよう? ・・・天気もいいし、今日は帰りが遅くなってもいいから、女神湖まで足を伸ばしてみよう。

 10数年前は、小諸ユースを足場に美ヶ原やビーナスライン、松本方面など、結構足を伸ばしていたのに、最近は単純に往復することばかりが多かったような気がします。今回は、前の日もそうだったけど、ドライブを楽しんでみることにしましょうか。
 北御牧や立科のあたりはそれでもちょくちょく走っている道だけど、芦田から女神湖に向かって登って行く道は何年ぶりだろう・・・(まだ結婚する前だった)。

 女神湖の手前に長門牧場というのがあって、冬はここでXCスキーをする人が多いのですね。父ちゃんもそのうちここで滑ろうと思っているので、偵察を兼ねて寄ってみることにします。もちろん、まだ雪なんて全然・・・なっ、なんだ!? 大きな雪だるまが!
 と思ったら、干し草を丸めたものに白いビニールを巻き付けてあるのですね。こうしておくと屋外に出しっぱなしにしておいても濡れないということなのでしょうか。まぁ、この牧場で飼っている牛や馬の分にしては少なすぎるので、餌用にはどこかにしまってあって、これは観光客向けの遊具にしているのかも知れませんね。
 上に乗ってみると、広々とした風景が眺められて・・・XCスキーの時に吹雪かれたら堪らないだろうなぁ。

颯はボートに乗りたがったが
空腹で漕がされる身にもなってみろ
 ところで、前の日に大理石城の塔で「高いところは苦手」ぶりを発揮した颯ですが(そのくせ何度も登りたがるのは不思議だ)、この日も「大きな動物は苦手」と完全無欠のおよび腰で、馬のいる柵には近づこうともしないで失笑を買ったのでした。

 さて、もともとは女神湖を目指していたのでしたね。10数年前の同じ時期に行ったときの記憶では「ずいぶんコスモスが綺麗だった」という印象が残っていたのでしたが、行ってみたら全然無い。あれれ、そうだったっけなぁと湖をちょこっと見ただけで麓の蕎麦屋さんに向かって、颯の「ボートに乗りたい」コールを無視して引き返してきたのでした。

 今回の信州行は長い付き合いの仲間たちと会ったり、小諸ユースホステルの20周年ということもあって(10周年までは毎年9月第2週にパーティをやっていたのです)、昔懐かしい場所に立ち寄りながらドライブを楽しんできました。連れ回された子どもたちには、もっと時間をとって遊びたいところもあったでしょうが、それはまたの機会にね。