クルマ泥棒には...
もう7、8年前になりますが
知り合いが勤め先の前の路上にクルマを停めていて
車上あらしに遭ったことがあります
知らせを受けてやって来た警官によると
「こりゃぁ、前から狙っていたな」
その場所は駐車禁止ではなく
従業員や来客などが路上駐車をしているのですが
彼のクルマの前に停まっているクルマは
ドアガラスのところのポッチが飛び出していて
無施錠ということがすぐ判る...のに被害に遭っておらず
逆に彼のクルマは施錠していたにもかかわらず
真っ黒なスモークガラスを割られて
わずか数分のうちにウーハースピーカーを持ち去られたのです
昼間ですから、クルマの外から覗き込んでも
そんなものが設置されているとは判りません
だから通りすがりの仕業ではなく
夜間、スモークガラスの効果が無いときや
彼がリアゲートを開けている時などに覗き見て
クルマの中身を知っていた者の犯行だろうと言うのです
こうなると「施錠をする」「外から見えるところに貴重品を残さない」
という心構えはまったく意味をなしません
かといって大音響の鳴るアラームは、威嚇効果があるとはいえ
すぐに駆けつけて音を止めることができなければ周囲に迷惑です
特に誤動作のときなんかね
自動車メーカーあたりは車上あらしくらい「仕方ない」と諦めているのか
それとも、それはユーザーの責任と割り切っているのか
クルマそのものの盗難を防ぐセキュリテイに重点を置いているようです
…それでもプロにかかればイチコロだそうですけど
ま、ボロっちぃクルマに乗ってるのが何よりの保険かなとも思いますが
それもなんだか淋しいね
去年だったか、仕事で使ったレンタカーに
こんなハンドルロックが搭載されていました
使わないときはシートの脇に置いておけるし、セットも簡単
こういうのが億劫がらずに使えて、習慣的に施錠できそうです
それに、フロントガラス越しに結構目立つから
賊がガラスを割ったりする前に思いとどまってくれればいいですね
ちなみに、レンタカーに備え付けてあった利用規定には
「これを使わずに盗難事故に遭った場合は
お客様に賠償していただく場合もあります」
そんなことが書いてあったような記憶があります