ユニット内のディップスイッチで
点滅パターンが変更できる
 リモコンドアロックのボタンを押し、ガチャッというソレノイドの音が耳に届いて「よし、閉まった(開いた)」と安心するわけですが、ショッピングセンターの駐車場なんかだと、賑やかで聞こえないことがあります。そんなとき、隣りのクルマのウインカーがチカチカ光るのを見ると、あれ? というよりもむしろ可愛く見えたりなんかします。仔犬が尻尾を振っているみたいにね。
 三菱なんかは軽自動車にだって装備されているのに、どうしてステップワゴンは最高グレードにも装備されてないのだ! と思ったら、このチカチカ装置を自作して頒布してくださる人がインターネット上にいらっしゃったのですね。

 自動車いじりに関するあちこちのオーナーサイトで『八木澤ABU』という言葉を目にしました。で、辿って行ったサイトで出逢ったのがこの装置です。数々の実績があり、相談のBBSや取り付け例へのリンクもしっかりしていて、ステップワゴンへの取り付け方法も検索エンジンで見つけたTeruサンのサイトが、非常に判りやすくてバッチリでした(だから、ここで繰り返すことは避けたいと思います・・・って、写真を撮っていないのです。まだこのときはデジカメも持ってなかったしね)。
 M相良サンのサイトを知ったときもそうでしたが、ここで改めてインターネットは情報の宝庫だと感心したのでした。

 で、実は、アンサーバックが欲しいと思った本当の理由にはもっと奥深いものがあって、ほら、たまに初めて行った大きなショッピングセンターやイベント会場の駐車場なんかで、どこに駐車したか判らなくなってしまうことってありませんか? ああいう時って軽度のパニック状態っていうか、実際には自分のクルマのすぐそばにいるのに見落としているんですね。そこでリモコンボタンをカチカチ押しながら歩いていれば、チカチカ光って応えてくれるのではないかなぁって思うんですよ。
 もちろん、いつも駐車位置が判らなくなるというのではなく、5、6年に一度あるかないかのことなのですが、それでもかつて夜の10時過ぎにTDLの駐車場で途方にくれた苦い経験が心の傷となって、こういうものを欲しがらせているに違いないのです。
 でも、ステップワゴンのリモコンの電波、到達距離が短いんですよね。

 ところで、02年5月のマイナーチェンジでステップワゴンにもアンサーバックが標準装備になりましたが(DOOVから売り出されていた専用キットは「完売」ということで販売を終了した)、『八木澤ABU』の特徴は「点滅パターンを変えられる」点にあります。ホンダ純正にはないパターンでチカチカ光らせるのが、初期型オーナーの意地ってものでしょうかね。ただ、あんまりチカチカやると、リレーが壊れやすくなるかもしれませんけど。

 関連サイト: 「八木澤Webページ」 「STEP WGN Generation II」