Breezingのドアミラーはかなり大きいです。測った数字で見ると幅はそうでもないかもしれないけど、高さもあるので見た目のボリューム感は相当なものです。まるでダンボ。だから我が家のカーポートなど横幅が狭い駐車場では、脇をすり抜けるときにぶつかりそうな気がして、そうなったら修理代も高いし(ウインカードアミラーカバーも着けているしね)で、マメに格納しています。
半ドアインジケーターの線が
繋がったままなので
パネルが完全に外せないのですが
作業性はそう悪くはないです
ところがぼくはせっかちなので、クルマを停める→格納ボタンを押す→エンジンを切る・・・ありゃりゃ、ミラーが格納途中で止まってしまった。
そうなのです、カルディナでは途中でエンジンスイッチを切っても動作が継続したのですが、ステップワゴンではそうはいかなかったのです。まぁ、そんなことはそのうち慣れが解決してくれるのですが、ある日、『オートドアミラー』なるものの存在を知ってしまったのでした。
これはどういうものかというと、格納ボタンに触らなくても、エンジン停止後にドアロックすると自動的に格納され(ドアを開けると格納されるタイプもある)、エンジンを始動すると自動的に飛び出してくるのだそうです。便利そうではありませんか。もちろん格納ボタンで任意に開閉できる本来の機能はそのまま変更なしで残ります。
詳しい取り付け手順については他のいくつかのサイトでも説明されていますので、ここでは簡単に書きます。また、ぼく自身、Kabaサンのサイトを参考にさせていただきました。Kabaサンは他の工作でもそうですが、既存配線のカットや割り込みにキボシ端子などを使って「元に戻しやすく」されるのが特徴ですね。また、このやり方は下準備に手間がかかりますが、「メイン作業は一気に簡単にできる」のが利点です。ぼくも今回はギボシ端子でオートドアミラーのユニットを割り込ませることにしました。ドアミラースイッチは配線が圧着ペンチを使いやすい場所にあるので助かります。
手前のカプラを外すと作業しやすいが
既に他の「お工作」で配線ごちゃごちゃ
困ったなぁと思いきや
矢印の線に繋げばよいと気づく
やっかいなのがドアロックを検知する信号を取り出すところ。これはMPCSユニットの Pカプラの17番の線から横取りするのですが、たいへん奥まったところにあってカプラを外すこと自体が一苦労です。ところが、Kabaサンも書いていらっしゃいますが、すでに八木澤アンサーバックユニットでこの信号線は横取り済み。同条件のぼくのクルマの場合、ロアカバーを外したすぐ目の前をアンサーバックユニットに向かうコードが「さぁ、どこでも好きなところでワンタッチカプラーをかませてくれ」とばかりに長々と通っていたのです。
こうやって意外と簡単に取り付けることができ、便利に使っています(というより、施錠・エンジン始動に連動しているので使おうと思わなくても作動する)。特にぼくの場合はウインカードアミラーカバーもつけていますので、チカチカ光ながらウィ〜ンと格納されてゆく様が、まるで大きな工場などで黄色の回転灯を光らせながらクレーンが動いてゆくようです(ちょっと大袈裟)。
ところで、そもそも取り付けの動機となった自宅のカーポートでは、相変わらず格納ボタンを併用してるんですね(^^ゞ
なぜなら、平日、仕事から帰ったときは、一度クルマを降りて門扉を閉めてから改めて車内からカバンを取り出してドアロックするため、ドアロックする前にクルマの脇をすり抜ける邪魔にならないよう、ミラーを格納しておきたいのですね。
また、休日の昼間、買い物などから帰ったときは、買ったものを降ろすのに何度も往復したり、どうせまた出かけるからと夕方までドアロックをしないことが多いので、やっぱり手動で格納しておきたくなっちゃうのです。
まぁそんな個人的な事情はともかくとして、便利で面白いキットです。丁寧で解りやすい説明書とショートパーツも付属してますので、ニッパーとプライヤ(ペンチで兼用可)があれば簡単に取り付けできますよ。
・・・ぼくの場合は、自分で用意したギボシ端子を使ったので付属のワンタッチカプラーが余ってしまいました。ちょうどアンダーパネルを外した機会でもあるし、こいつを利用してもうひとつの「お工作」にチャレンジ。
追記:ぼくがこのキットを購入した「小技で行こう」というサイトは事情により閉鎖されました。しかし、兄弟サイトの「@開発人fujiのページ」で引き続き販売されています。
関連サイト: 「@開発人fujiのページ」 「Kaba's Page」