Breezingに乗り換えて間もない頃、仕事を終えて自販機で買った缶コーヒーを持って乗り込むと・・・
「ドリンクホルダーはどこだぁ! 暗くて見えないぞぉ!」
シガーライターのソケットに差し込んで使う照明なんかは売られているけど、ああいう出っ張ってしまうものは厭だし、光りっぱなしで明るすぎるのも運転の邪魔です。ドリンクホルダーの在り処が判る程度に光るものはないのか。だいいちメーカーも、使わない灰皿に照明をつけておきながら、ドリンクホルダーにはないなんて意地悪じゃぁないか。
とブツブツぼやいているうちにヒントが浮かんできて、試してみることにしました。ドリルによる穴あけ加工などもあり、やってみてそれほどの効果が得られなかったらガッカリですが、新品のドリンクホルダーを買いなおしても1,800円だそうですから(どこかのBBSに書き込みがあった)、失敗を恐れずにやってみましょう。と自分に言い聞かせてのチャレンジです。
カー用品店でこんな照明を買ってきました。スイッチもなく、イルミ電源に繋ぐだけのものですが、こんな単純なものの方が使いやすいと思います。本当はオリジナルの照明に合わせたオレンジ色が欲しかったのですが、市販品はたいてい緑か青です。
エアコンスイッチやATレバーのあるパネルを外します。下の切り欠きからこじるように外すのですが、軟らかい材質なので傷つきやすいです。
今回ここで行うのはたいした作業ではないので、エアコンスイッチのコードは外さなくても大丈夫でしょうが、やっぱり外したほうがパネルが邪魔にならずに次の作業が楽かな。カプラーのロックボタンを深く押し込んで外します。
ついでにここでロアカバーもはずしておきましょう。
空洞から中を覗きこみ、その下にあるドリンクホルダーの飛び出し防止爪を押さえながらドリンクホルダーを抜き取ります。パネルを外すという大袈裟な作業の割には、やることはこれだけです。
裏から見たドリンクホルダー。この空洞部分に照明を仕込んでしまおうというのが今回の「お工作」です。
思い切ってドリルで穴をあけてゆきます。
真ん中の仕切り部分に1個、脇にもドリルが届く範囲であけてみました。
1個穴をあけたら気持ちが吹っ切れたので(^^ゞ 上面の平らな部分にも3個ばかりあけてしまいました。あんまりボコボコあけると強度的に問題が出るかなぁ?
裏側の壁にイルミライトを貼り付けます。本来はシェードで上向きの光を遮るようになっているので、ここでは当然逆さまにつけます。
でも、実際取り付け後点灯してみたら、光が漏れて(それとも反射?)床がほんのり明るくなりました。気になるようなら、いずれ蓋を作ればいいかな。
すぐ隣りにある灰皿照明から電源を取るのは面倒くさい(耐熱被覆?)ので、コードを下に落としてライター照明の電源(白いカプラー)を横取りします。写真左側でライター本体の電源を横取りしているのは、増設コンセント用です。
ドリンクホルダーを出し入れしたり、今後のメンテナンスのことも考え、コードは切り詰めることなく、余っている部分は後ろのほうに押し込んでおきます。
ドリンクホルダーを戻して完成。でも、思ったほどの効果がなかったので、穴自体が光るようにホットグルーで穴を埋めてみます。
はみ出し部分をカッターナイフで削ったり・・・もう一度外すのが面倒くさかったとはいえ、ドリンクホルダー装着状態での作業はやりづらい
ざっとこんな感じで仕上がりました。おとなしく目立たないのが、なかなか上品ではないかと思ってます。
写真では判りづらいのですが、確かに「ドリンクホルダーの在り処が判る」程度には明るく光ります。でも、「ドリンクの輪郭を浮かび上がらせる」までには至りませんでした。
しかしまあ、大体の感じがつかめたので、今度はもう少し穴を大きくして乳白色のプラスチックをはめ込んでもいいかもしれませんね。
なお、写真のドリンクは「撮影用小物」です(^^ゞ 家で写真撮るのに空き缶探したら、これしかなかったもので。