最近、トラックやバスなどを中心に、昼間ヘッドライトを点灯しているクルマが増えてきました。被視認性を高めることで事故を減らそうということで、奨励している自治体もあります。
 しかし、昼間でもヘッドライトをつけていると、ライトの消し忘れによるバッテリー上がりや、燃料の消費、電球の消耗等、安全性と引き替えにコスト負担がかかってきます。それに、尾灯がついていると後続車が誤解して、逆に事故を引き起こすかもしれません。さらにBreezing号の場合はカーナビの画面が「夜モード」になってしまう。
 で、LEDを利用した製品を見つけたので付けてみることにしました・・・って、安全対策というよりも「光モノ」が好きなだけって声が聞こえてきそうですが(^^ゞ


 これがパッケージと中身です。ランプ本体が左右2個、コントローラー、ワンタッチコネクターや取付金具など。それと説明書ですね。
 取付金具はクルマの状況にあわせて使いなさいってことで、ステップワゴンの場合は特に必要ありませんでした。

 まず電源の確保です。ボンネットを開き、左奥のグロメットに小さな穴を開けて、そこから室内に引き入れます。あ、念のためにバッテリーのマイナス側は外しておきましょうね。

 コードはアクセルペダルの右上あたりに出てきます。コード通しや針金を使わなくても、グロメットに指を入れてほじくっていたら取り出せました。先端にオスのギボシ端子をつけます。

 ACC連動の電源を取ります。お手軽に取り出し用コードがついたヒューズを買ってきて差し替えます。もしトラブルがあってヒューズが切れても走行に支障の無いよう、右上角の24番、フロントサンルーフ回路のヒューズを使いました。ちなみに、我が家のBreezing号にはサンルーフはついていません(^^ゞ
 先ほどのコードと接続します。後日、必要を感じたらここに室内スイッチを割り込ませることができます。

 夜間消灯(あるいは減光)コントロール用の信号線(黄色)はスモールランプに繋ぎます。電源の赤色線の経路や長さとの兼ね合いで、右のランプの線を利用します。作業しやすいよう、ヘッドランプユニットの後ろにあるリザーバタンクをどかすと(まっすぐ上に引っ張ると外れます)、うまい具合にアースポイントもありました。

 チューブを切り開き、ワンタッチコネクターを使って黄色線を接続します。
 下にあるアースポイントには黒色線を接続するのですが、狭いところなのでレンチが入れづらかった。

 コントローラーは適当なところに穴を見つけて固定します。

 ランプ本体は両面テープで取り付けました。やっぱりグリルを外したほうが作業しやすいです。
 フォグランプ同様、「光軸をヘッドライトより下に」「左右対称に」つけること。いちおうこれで車検に適合するそうです(「その他の灯火」に該当するという解釈)。

 あまりコードをキチキチに仕上げても、何かあって再びグリルを外したりするときに作業しづらくなりそうなので、余った分はそのままバンパーの裏に落としてあります。今のところアンダーガードで受け止めていますが、クルマの下に垂れてきたら、そのときにまた対策しましょう(^^ゞ

 対費用効果は???ですが、自己満足度を加味するとそれなりのコストパフォーマンス、かな。写真映りはそうでもないけど、かなり光って見えます。LEDの光は拡散しないので、正面から外れるとそれほどでもないですけど。朝夕や曇りの日はかなり目立ちそうですがカンカン照りのときはどうでしょう?
 黄色線、黒色線の接続方法によって夜間消灯と夜間減光が選べるそうですが、今使っている白色LEDを使ったスモールランプが暗めなので、それを補うために夜間減光のパターンで接続しています。
 追記:保安基準条項(42-5)に抵触するとの解釈もあるため 夜間減光機能は廃止されました(2003.8.10)。販売元ではそれ以前に購入した人には「夜間消灯」に配線するよう呼びかけています。

 今回は室内から電源を取ったために、右ヘッドライト後方という狭い場所での接続作業になりましたが、室内スイッチのことを考えなければ、エンジンルームのヒューズボックスから電源を取ればもっと簡単にできるでしょうね。左のヘッドライト付近はスペースに余裕もあるし。

 この製品の特徴は、LEDに交流を流すということでしょう。それだけが理由ではなさそうですが、メチャ明るく光ります。また、交流といっても、周波数が高いのかそれほどチラツキ感はないです。
 対向車の人がどんな顔でこちらを見ることやら・・・

 関連サイト: 「ミックワークス」 「和泉電装」 「北海精機」