ステップワゴンのリアウインドーは、かなり垂直に切り立っています。おかげで雨天時、飛沫の巻き込みが多いです。というわけでリアワイパーは必需品なのですが、のべつ動かすほどでもない・・・風3号では標準装備だった間欠ワイパーが懐かしい。ならば取り付けてしまいましょう。
ワイパースイッチをOFFにしたときにワイパーは初期位置まで戻ってから停止しますが、この制御用のコード(オートストップコード)を見つけてユニットを割り込ませるのがメインの作業になります。
2〜20秒で作動間隔を調整できるユニットです。以前はカー用品店でよく見かけたのですが、最近見なくなりました。これはネットオークションで一度開封したものを入手。これに配線用のハーネスが付属します。
ステアリングコラム下側の3本のビスを外します。1本だけ形が違うので組み付け時には注意してください。
上側のカバーを外し、ワイパースイッチのカプラーを抜きます。ハーネスからはもう1個のカプラーにもつながっていますので、作業しやすいよう、こちらも抜いてしまいます。
ワイパースイッチは、上下2箇所のビスを外し、真ん中にある穴を尖ったもので押さえながら左にスライドさせて抜きます。(オートストップコードを確認するためテスターをあてながらスイッチを作動させる必要があったので外しましたが、目指すコードが判っていればスイッチを外す必要はありません)
オートストップコードは13番。下段右から2番目の「薄緑/黒」のコードです。これを切断します。作業しやすいよう、チューブを開いてコードを引っ張り出しておきます。
切断したコードの間にユニットを割り込ませます。ユニットから出ている青線、黄線をそれぞれスイッチ側、モーター側に接続。付属のワンタッチカプラーではゴロゴロしてしまうのと、何かあったときに元に戻しやすいよう、ギボシ端子を使って接続しました。
スリム化を図るため、ユニット本体はケースから出しました。スイッチパネルのメクラ蓋を加工してパネル内蔵を目指します。
メクラ蓋をスイッチパネルに固定する部分を切り落としてしまったので、ホットボンドを流し込んで固定しました・・・そのうちポロッと外れてしまうかもしれない(^^ゞ
ツマミをつけてパネルを元に戻すと完成です。ツマミの位置が左にずれているのは基盤の形によるもので、上にずれているのは位置決めの失敗です(^^ゞ
間欠ユニット自体の電源は、ヒューズボックスから「電源分岐ヒューズ」を使って取り出しています。この間欠ユニットには、ウォッシャー連動でワイパーが作動するようにさせるためのコードも出ていましたが、それは使いませんでした。実はこのユニット、風2号でも同様のものを使っていたことがあったのですが、イグニッションスイッチを入れるたびにワイパーが1往復したのです。通勤で使っていると最低でも1日2回、乾いたガラスをワイパーが撫でるわけで、いつしかリアガラスには細かい擦り傷がついてしまいました。今回取り説を見ると、このウォッシャー連動コードが原因だったらしいことが判りました(そういうクルマには、この機能は使えないとのこと)。どうせリアワイパーの場合はあらかじめウォッシャー液を出しておいてからワイパーを動かすようにしているので(連動してもタイムラグがあってウォッシャー液は、すぐには出てこないと思う)、この機能は使わないことにしたのです。コラム周りの狭いところで配線を増やすのも厭、と言うか面倒くさいし・・・