勤め先の偉い人が乗っているクルマは、キーを抜くとダッシュボードの端っこで(ハンドルの陰になって最初は気づかなかった)LEDが点滅します。高級車ですからイモビライザーやらセキュリティ装置が働いているらしいのですが、見かけだけでも似たようなものは作れないか…ACC電源を監視する回路を作り、電流が途切れたら常時電源を使って点滅させる…これでいけると思うのですが、電子工作はまるっきり苦手。どうしたら実現できるか判りません。
しかし、既に考えた人がいるようで、ネット上で頒布されておりました。
@開発人fujiさんのサイトで販売されている『いたずら防止警告LED』です。肝心の回路部分は保護のため黒いチューブで覆われており、まさにブラックボックス。たとえチューブがなくても、何がどうなっているのか自分には判らないでしょう。
コラムカバーの上半分をはずし、空間に余裕があってLEDの下から出るコードが干渉しない場所を探します。でも、それほど気を遣わなくっても平気だったかな?
直径6.5mmの穴を開けます。
真ん中よりも右側になってしまいましたが、このほうが外から覗き込んだときによく見えるので効果がアップするでしょう。
拡散レンズになったブラケットをセットし、ブラックボックスから出てきているLEDをセットします。
電源は、以前取り付けた『オートドアミラー』のサービスカプラににつなげます。
@開発人fujiさんの商品の電源部にはサービスカプラがついているので、このようにして芋づる式に並列に増やしてゆけるのです(最初、『オートドアミラー』を取り付けたときは「なんでこんなのが付いてるんだ?」と不思議だったのですが…それに、あの時は@開発人fujiさんではなく「小技で行こう」の福田さんのサイトで『オートドアミラー』だけを販売していたのですから)
昼間でも窓から覗き込むと光っているのはハッキリ判りますし、夜はステアリングの裏側に反射してなおさら目立ちます。 というわけで、ドリルで穴を開ける以外はかんたんな作業で、「お工作」と呼ぶのも気が引けてしまうほどでした…そこでさらに
コラムカバーの下側にスイッチをつけることにして穴を開けます。ホットナイフを買おうかとも思いましたが、ドリルでボコボコ穴を開けてカッターナイフで形を整えるという野暮ったい方法で。
運転席周りの、万が一のときには膝や腿がぶつかるかもしれない場所に尖ったトグルスイッチを使いたくなかったので、ロッカースイッチを使うことにします。
初めから着いていたかのように違和感なく収まりました(手前味噌)。
『オートドアミラー』『いたずら防止警告LED』はヒューズから電源をとっているのですが、そこにスイッチを割り込ませます。これで後に続く回路の動作を停めることができるようになりました。『オートドアミラー』を取り付けて3年になるのですが、ドアロックすると否応なくミラーが閉じてしまうことが逆に不便に思うこともありました。たとえば積雪の日に駐車するとき、ミラーを動かしてモーターに負荷をかけたくないなぁなんて思ったりするのですね。それで今回、ついでと言ってはナンですがスイッチをつけてやることにしたのです。
いやぁ、やっぱりスイッチはつけて良かったですね。と言うのも、前述の通り芋づる式につながっているすべての回路の電源を切ってしまうのですが、『いたずら防止警告LED』も任意にオフにすることができるのです…ガソリンスタンドでエンジン停止した途端にLEDが点滅したのでは妙に目立ってしまうではないですか。
関連サイト: 「@開発人fujiのページ」