《2002.12》
 羊を追いかけて 

全部で88箇所
まるでお遍路さん
 年末が近づくにつれて気になってきたことがありました。それは、『関東「道の駅」スタンプラリー』の締め切りが迫っているということ。すでに10個を超えて集めていて「チャレンジ賞」へのエントリー資格はあるのですが、20個集めて「ラリー賞」にエントリーしようという目標を掲げていたのですね。で、いつかの森林公園の帰りに『おがわまち』で17個目を集めて足踏み状態。最後は半日で行ってこられる『上州おにし』で達成できるとして、あと2ヶ所、どこかの道の駅に行かねばならないのです。9月に運動会のため朝帰りして買い物ができなかった信州方面にドライブという気持ちもあるのですが、なかなか行く日が見つからない・・・。
 それともうひとつ、そろそろ年賀状のことも考えなければならない時季です。ここのところ写真やイラストを合成して作っているのだけど、今年はどうも気持ちが落ち着かず、アイデアも湧いてこないのですね。干支に頼るのは気が進まないけど、どこかで羊の写真でも・・・そうだ! 羊がいる牧場へドライブして、そのついでに道の駅に寄ってこよう!!
 渋川・沼田方面に道の駅がいくつかまとまっているし、子持村の牧場あたりに羊がいないかなぁとウェブで検索して探してみたら、なんと、そこまで行かなくても大胡の道の駅『ぐりーんふらわー牧場・大胡』で羊を飼っていることが判明しました。まさに一石二鳥。それから、その近くにある『赤城高原牧場・クローネンベルク(ドイツ村)』でも羊がいるとのことで、ルートとしては朝一番に道の駅『くろほね・やまびこ』でスタンプを押して大胡に行けばいい。これでスタンプ2個と羊の写真がゲットできるはず。

 とまぁ計画を立てて12月最初の土曜日に出かけることにしたのですが、朝起きると天気がパッとしないところにもって颯と母ちゃんが風邪気味。でも、今日を逃すと次に行く日が無い・・・父ちゃんのわがままで結衣と二人で行くことにしました。
 まずは黒保根村の道の駅『くろほね・やまびこ』。日光に行くときにはほとんど必ずと言ってよいほどトイレに立ち寄るところなので、今回のスタンプラリーでもここのスタンプを漏らしたのでは気分が悪いじゃないですか。とはいえ我が家が立ち寄るときはいつも朝なので売店の営業時間外、外のトイレしか利用したことが無いのです。今回、スタンプを押すために初めて売店の中に入ります。もともと道の駅として登録される前からあった施設なので、マルチビジョンやパソコンが並んだインフォメーション設備があるわけでもなく、ごく普通の「地元の物産店」という感じですね。そうだ、思い出した。7月に学童保育所のキャンプに行ったときにもここでトイレ休憩したんだ。あの時も店の中に入らなかったので気づかなかったけど、すでにこのスタンプラリーが始まっていたから、入っていればここでそのことを知ってスタンプを押していたかも知れなかったんだな。

 来た道を折り返し、途中の上神梅から近道して赤城CCの前に抜ける山を越える道に入ったらこれが思いのほか狭くて曲がりくねった道で、これじゃ素直に大間々まで引き返して走っても変わらなかったかなと思いながら赤城山麓を等高線に沿って大胡方面へ。
 『赤城高原牧場・クローネンベルク(以下ドイツ村)』は、年に1、2度ほど我が家の地域の新聞にも折り込み広告が入って、その都度「面白そうだな」と思っていたのですが、広告では地ビールばかりが目について、羊がいるとはまったく知りませんでした(つまり、クルマで行ったんじゃビールが飲めないので、これまで行ったことがなかったってワケ)。羊がいるとはいえ赤城山麓の12月では果たしてどういう状態で過ごしているのやら、入園料は冬期割引で500円引きになっていました(大人1,000円が500円、小人500円が無料! JAF会員証やクレジットカードを呈示するとさらに割引)。割引するというのは「冬に来てもらっても、たいしてお見せできるものはありません」ということでしょうか(^^ゞ
 ・・・ある意味ではそうでした。どんより曇って寒風が吹く中で花のない庭園を歩くのに高い入場料は払いたくはありませんものね。売店や食堂、ゲームコーナーやアトラクションで必要な分だけなら払いますけど。皮肉っぽく書きましたが、どうせ固定費がかかるのなら、半額でもいいからお客が入ったほうがいいというのは経営上合理的な考え方かもしれませんね。
 おっと、今日はスタンプと羊の写真が目的ですが、珍しく結衣と二人で遊びに来ているのだから、もっと楽しまなくってはいけませんね。庭園の奥にある柵の中でロバなどを飼っているのを見たあと、チューチュートレイン(道路を走るのだから連結バスみたいだな)に乗って園内を軽く一周。
 そして羊の追い込みショーが見られたのは儲けものでした。てっきり11月末までだと思っていたのですね(ウェブサイトにそう書いてあった)。以前テレビか何かで見た他所の観光牧場の同様のショーに比べると、ちょっと物足りなさがあったけど、それでもなかなかのものでした。ここで初めて知ったのですが、二頭のイヌには役割分担があって、性格というか種類の違うイヌを使うとのこと。勉強になりました。でも、どうしてドイツ村で「本場ニュージーランドの・・・」なんだろ? 羊飼いのお兄さんは日本人でした。
 中庭や、それを見下ろすレストランのあたりをフラブラ歩いたりベンチで休んだりしていると、前に家族で行った大理石村・ロックハート城の雰囲気を思い出しました。あそこと同様に、ここものんびりと雰囲気にひたっているのが気分良くすごせそうです。ただし今日は寒い。パンとピザを焼いて売っているところでオープンテラスがあるのですが、頼んだピザが焼けるのを待っているだけでも大変。レストランに持ち込んで食べてもいいとのことなので結衣をレストランの中に待たせてピザを持ってゆきます。こういう配慮は嬉しいですね。
 さすがに12月のこんな天気の日なのでお客は少なく感じましたが、駐車場には貸し切りバスが何台も停まっていて団体客がかなり入っているようです。おそらく会社の忘年会旅行なんかでしょうね。ここに寄って伊香保や水上温泉で宴会なんでしょう。で、こういう団体のお客サンたちと思われるグループが中庭を囲むように建っている家の中に集まっています。ここはソーセージやチーズ作り体験もできるのです。きっと旅行の計画を立てる時点で幹事さんは予約しておいたんでしょうね。これなら飽きずにここで数時間は持たせられますから。参加者だって珍しいことができて喜ぶだろうし。
 そうそう、地ビールです。でも、たしかにビール好きの父ちゃんではありますが、最近はあまり地ビールだからと騒がないのです。だってお値段が高いのが多いじゃないですか。そりゃまぁコストと味のことを考えれば理解できない値段じゃないけど、純粋にフトコロから出てゆく金額だけを考えると気軽に買えるものではありません。ここも2リットル瓶が2,000円・・・と思ったら半額になっていたので1本買ってきちゃいました(^^ゞ

 さて、次はちょっと先にある道の駅『ぐりーんふらわー牧場・大胡』です。道路に面した間口は狭いのですが、敷地は奥へ奥へと伸びていて、駐車場と売店の裏が大きな遊具がいくつも備えられた公園。颯がいたら目の色を変えて夢中になるだろうな。いや、結衣だって楽しそうです。
 その公園を通り抜けた先が羊を飼っている場所で、やはり年賀状用の写真撮影に来た家族連れの先客ありでした。羊たちは柵越しに覗き込む人間に興味はあるものの基本的は小屋から離れたくないらしく、近づいては来るのですが、なかなか写真を取りやすい場所まではついてきてくれないのですね。その家族にしてみれば小屋から離れて背景がスッキリした場所で一家と羊が一緒に写真に収まるという構図を狙っているのですが、羊がそこまで来てくれないのです。で、そこのお母さんが、羊たちが餌にしている葉っぱを拾ってひらひらさせておびき寄せようとしているんですが、これがなかなか・・・うまく来たところでシャッターを押すタイミングに羊がどうなっているか。
 我が家は家族のメンバーが揃っていないし、この鉄製の柵が間に入ったのではいい写真になりそうもないので、さきほどドイツ村で撮った写真の中から選んで使うことにして適当に引き揚げてきました。まぁ、今回は家族の写真と合成する気力も無いし、こちらで意図した写真ではなく、写真から受けたインスピレーションでデザインを考えることにしましょう。
 ところで、道の駅と谷間を挟んで向こう側に建つ大きな風車、あれは一体なんだろうと近づいてみたら、谷間のこちら側も道の駅なのでした。というより谷間で分断されている形なのですね。さっきまでいたところが公園としては面白かったけど、道の駅としてはトイレも貧弱だなぁと思っていたのでしたが、これで納得しました。

各賞と必要スタンプ数 応募者数
トライ賞(5)1,985名
チャレンジ賞(10)3,453名
ラリー賞(20)1,831名
敢闘賞(30)1,967名
「道の駅」賞(50)1,268名
駅長賞(70)1,763名
完全制覇(88)1,647名
 今日は一日遊ぶぞぉと思って出てきたけれど、この寒空の下でそうそう野外にはいられません。予定の用事を終えて、時計はまだ時を回ったばかり・・・よし、この足で『上州おにし』に行ってしまえ。明日は仕事で出勤だし、そうなると次の休みは15日、スタンプラリーの最終日だ。何かトラブルがあって出かけられなくなったら困るし、トラブルが無くても今日済ませておけば休みが丸一日他のことに使えるぞ、ってなわけで、とうとう雨が振り出した中を前橋から玉村、新町、藤岡を抜けて行ってきました。
 思えば、このスタンプラリーの事を知ったのが8月15日、上野村方面にドライブに行く途中で立ち寄った『万場の里』でした。ここに立ち寄る前に「今はまだトイレに行きたくない」と通過したのがこの『上州おにし』。あの日は帰りに同じ道を引き返さず秩父を通って帰ってきたので、ここのスタンプをゲットしそびれたのでした(その代わり吉田町の『龍勢会館』のスタンプを押したが)。
 朝の『くろほね・やまびこ』もそうだったけど、ひょっとしたら最初にゲットできていたかもしれないスタンプを最後に押してスタンプ狩りは終了、20個押したことを認定してもらってラリー賞へ応募したのでした。当たればいいけどなぁ。まぁ、押されたスタンプを見ているだけでもこの秋の思い出が次々と湧いてくるので、それだけでも充分な思い出ですが。(後日発表された結果は右の表の通りです。絶句)

 ところで、この話には続編がありましてね・・・