《2004.07》 ■ 秩父路、すぐそばの旅 

今日は暑くなりそうだ
新しいTシャツをおろそう
 前の週に引き続き、今週もまた『関東道の駅スタンプラリー』なのです。なにせ昨年や一昨年のように秋にキャンプのイベントで遠征するという予定が無いものですから、逆に突然何か予定が入ってもすぐさま対応できるように、今のうちに近場をつぶしておこうというわけですね。
 本日は颯が家に残ると言い出し、前回不参加の母ちゃんが参加。母ちゃんが参加すると家事もあったりするものですから(というよりも我が家のいつものパターン)8時出発の予定で実際に家を出るのは9時になります。また、夕方、地元の七夕祭りを見に行くつもりなので相応の時刻には帰ってこなければなりません。3時頃帰るつもりが5時になってしまった前週のこともありますので、近いからといってそうそうノンビリもしていられないかな。

 まずは近所のディスカウントストアでお買い物、ジュースを積み込みます…ううむ、このところキャンプなど我が家のお出かけでは必ずここに寄ってから出発しているような気がするなぁ。
 寄居で県道からR140に合流すると、少々クルマの流れが悪くなっているような感じですね。というわけで波久礼駅前で荒川を渡って細い県道82号線に。美の山の裏を回りこむと秩父札所巡り第一番の誦経山四万部寺です。この札所巡りというのも、まるでスタンプラリーみたいなもんですな(なんという信心の無さ)。実は父ちゃん、三十四番まですべて印を頂いております。裏道を使ったおかげでカーナビの到着予想時刻を30分以上繰り上げて目的地です。


ちちぶ
 だいたいが郊外をドライブしていて道の駅に立ち寄るというパターンが多いので、ここのように街の中心部にあるというのは少々違和感を覚えてしまいます。つまり、道の駅は風景が開けた場所にあるようなイメージなのですね。屋並の中に埋もれているような感覚がなじめないのかな。とはいえ、ひとたび駐車場にクルマを入れるとやっぱり旅の途中で一息入れる気分になりますね。スタンプの置いてあるインフォメーションコーナーには札所巡りのお寺や四季折々の観光名所を写真で紹介してあって、秩父が豊かな自然と歴史に彩られた観光地であることをアピールしています。もちろんそれを目当てに訪れる人が多いからこそ、このような施設が街の中心にあるのですね。
 今回建物の写真を撮ろうとウロウロして、初めて気付いたのが『ちちぶの水』…湧き水です。用意された柄杓で喉を潤す人や、ペットボトルに汲んでゆく人もいたのですが、こんな町の中で湧き水なんてと不思議な感じがして父ちゃんはただ見ているだけでした。
観光案内コーナーは決して広いとは言えないが
写真パネルやチラシ類がいっぱい


 今年のスタンプラリー秩父路篇は、ここに来るまでこそ裏道を使ったけれど、このあとはたいして裏道を使うまでも無く(使いたくても無い区間も多いし)、妥当な順番で回れば去年と同じコースになってしまうでしょう。そんな中で唯一新しく加わった道の駅に立ち寄るルートが目新しいのですが、一筆書きのように組んだルートから盲腸のように飛び出した場所にあるので、『ちちぶ』から一度R299を飯能方面に向かって行き、また同じ道を戻ってくるだけです(復路の最後で500mくらい違う道に入ったけど)。


果樹公園あしがくぼ
この直後、西武線のレッドアロー号が走っていった
あれも写せば絵になったのに…
 今年3月にオープンしたばかりという新しい道の駅です。まだ建物が綺麗。場所はちょうど西武秩父線の芦ヶ久保駅の丘の真下にあって「段差のある駅前広場」という感じでもあります。そうだ、以前ここと道路を挟んで向かい側にある丘の上にイチゴ狩りに来たことがあったっけ。駅の名称が示すとおり、このあたりは観光農園が多いところです。秋には果物狩りの名所となるわけで、そんな時期に果物好きの母ちゃんを連れてきたら、とてもスタンプ狩り、いや、スタンプラリーにはならない。父ちゃんとしても秋は新蕎麦のシーズンだから「秋の秩父路」という言葉に魅力を感じつつも、やっぱり夏のうちに回ってしまうしかないな、と…え? 今はプラムが真っ盛りだって!?
案内板にも県と町との
管理境界線が
 なるほど、道の駅の売店にもプラムが並んでいましたが、母ちゃんの報告によると「高い。近所のスーパーで買った方がいい」とのことでした。
 我が家は熊谷・長瀞方面から秩父市街を抜けてきたけど、西東京や飯能・所沢方面から来た行楽客は秩父路が始まるこのあたりで道の駅に出会うわけで、気分的に立ち寄りたくなる場所でしょうなぁ。駐車場も広く取ってありました。ちなみに、駐車場とトイレは埼玉県の管理で、売店などの諸施設は地元横瀬町の管理なのだそうです。すると、この排水溝が境界線か。
 トイレはなかなかエコと省エネに配慮してあって、洗浄水は汚水を再利用したもの、個室の蛍光灯は人感センサーを使って利用者が入ったときだけ点灯する仕掛けになっていました。


 先に書いたとおり同じ道を引き返して秩父市内に戻ったのですが、(来るときから対向車線を見て覚悟していたけど)横瀬駅前を過ぎたあたりから渋滞気味。秩父に向かう週末の行楽客のクルマの列です。ま、これでR140に達すると右折して長瀞に向かったり、逆に左折して大滝・秩父湖、果ては山梨方面、そしてR299を直進して小鹿野から群馬県、さらには麦草峠を越えて信州蓼科方面へ…そこまで行くクルマはいないだろうけれど、これらのクルマも散らばってくれるでしょう。秩父市内までの我慢であります。
冷たい風が噴き出している
内部は写真撮影禁止
 と思っていたけどR140に入って左折してもまだ流れが悪く、影森で市街地を抜けてようやく流れはスイスイ。このまま『荒川村』に行って『ビジターセンター』でしばらく過ごして、お昼はお蕎麦を食べたいな…と去年とまったく同じパターンというのも今ひとつ芸がありません。ふと思いついて橋立の鍾乳洞に寄ることを提案したら、結衣も「行ってみようかな」。

 一昨年の正月に立ち寄ったときは休業中でしたが。今日はちゃんと門前の二軒の茶店も含めて営業していて、入場料を払って中に入ります。営業中とか入場料とか書いちゃったけど、ここも札所巡りのお寺(第28番・石龍山橋立堂)のひとつです。
 鍾乳洞の入り口に立つと、まるで冷凍倉庫の扉を開けたかのように冷気が噴き出しています。夏の暑い日にはまさに極楽気分です。でも中に入って狭い洞内を身をかがめながら歩いていると入り口で感じた冷気はどこへやら。それどころか汗が噴き出してきました。結局外界に出てきたら汗だくになってしまったのでしたが、それでも結構面白い地底探検でした。


荒川村
埼玉県では第一号の道の駅
 『あしがくぼ』を出たときに「今日も暑い一日だなぁ」と思うと同時に「こう暑いと、山の中ではにわか雨が心配だ」と心配したことが的中しました。鍾乳洞から出てきたときには三峰山の方から暗雲が立ち込め始め、遠くからゴロゴロという音も響いてきました。そして『荒川村』に着いた時には今にも振り出しそうな空模様。『ビジターセンター』のも含めて表側の駐車場が塞がっていたので、これまで何度も立ち寄っていて今回初めて建物の裏手にある駐車場にクルマを停めます。
 で、初めて気が付いたのですが、この道の駅のトイレって、身障者用・男性用・女性用がそれぞれ別棟になっているんですね。秩父鉄道の線路に沿って駐車スペースが並び、それに向かい合って小さな建物が3棟並んでいるという形になります。
 メインの建物もそれほど大きくなく、我が家が入っていったときには他に客も無かったせいか、特産品販売コーナーのオバサンたちが世間話をしている声が大きく響いていました。
女性用トイレが一番大きい…納得

 スタンプを押したあと、隣接する『埼玉県あらかわビジターセンター』に入った途端、ついに雨が降り始めました。それもバケツをひっくり返したような大雨が。ここを訪ねるのはこれが3回目だったのですが、雪、雨、雨と、晴れてる時が一度もありません。特に今日はクルマに戻ることさえできかねる状態、けっきょくここでまた雨が一息つくまでの時間を過ごすことになります。
 そうそう、ここの入り口にもスタンプが置いてあるんです。「道の駅スタンプラリーのスタンプではありません」って但し書きが書いてあるから、間違ってゆく人もいるんでしょうね。我が家はちゃんと別の台紙にこのスタンプを押してゆきます。
中は和風の半鐘
彩の国サイエンスキッズ…埼玉県内の小学生が対象なのかな、県内各地の科学教育施設や、夏休みに県内数箇所で開催される科学実験イベント(昨年は会場の一つが地元だったので行ってみた)でスタンプを2個以上集めて学校に提出すると認定証がもらえるというものらしいです。「らしい」というのは、昨年スタンプを押したけど結局提出しそびれたので詳しいことが判らないのですね。今年も提出しないような気がするけど、一応スタンプは押しておきましょう(結衣が学校からもらってきた台紙が見つからなかったので、ここで改めて新しい台紙をもらった)


 雨の勢いが弱まってきたので出発です。まだときおりザーッと降ってはきますが、全体として雨はやむ方向に向かっているようです。去年と同じ、ビジターセンターの前にある蕎麦屋はやめて別の店で昼食にしようとキョロキョロしながら走ったのですが、クルマを停めやすそうな店が見当たらなかったりして、結局道の駅でということになりそうです…これは一昨年の正月と同じだなぁ。
 それで気がつきました。さっきの『あらかわビジターセンター』は3回訪ねて雪・雨・雨だったけど、『大滝温泉は』4回訪ねて雪・雨・雨・雨ですね。立ち寄らずに通過した去年の秋だけが晴れだったとは…。


大滝温泉
 4回目も雨だったわけですが、到着したときはポツリポツリ程度で、傘は不要でありました。さっそく食事処『郷路館』に入って席に着き、メニューを見ます…やっぱり蕎麦かな。一度は普通の「ざる蕎麦」に決めかけたのだけど「ごもっともそば・うどん」というのが目に留まります。どうやらこの店の名物らしいけど、何が入っているのか、名前からでは想像がつきません。店員さんを呼び止めてどんなものなのかと訊ねると「おかずが付いているんです。ウインナーとか…」げげげっ、そんな邪道なもの食べられるか! って普段なら思ってしまうのですが、この時は何故か「ふうん、それも腹に溜まりそうだな」って思ってしまったんですね。ごもっともって。
ウィンナーとうずらのゆで卵
上に乗った海草サラダ
 でもって「ごもっともそば」というのを注文してみたのですが、蕎麦とウインナーの組み合わせだけでもミスマッチなのに、そのウインナーには海草サラダが載っていて、さらにミスマッチ。大衆食堂でラーメンライスを食べる気分になれば、それはそれで納得のゆく食べ方なのですが、そう思うには器が上品過ぎてやっぱりミスマッチ。どうしても「ごもっとも」とは言い難いメニューでした。でも一品一品は旨かった。前に「蕎麦よりうどんが美味しかった」と書いたことがあったけど、あれは温かい「かけ」の蕎麦の話。今回食べた「つけ」の蕎麦は別物で、これは美味しかったです。ウインナーも悪くなかった…しかし、なんで海草サラダなんだろ? しかも奥秩父の山の中で。
 この道の駅は、道路から一段下がったところにあって『遊湯館(立ち寄り湯)』『歴史民俗資料館』『郷路館』などの建物が並んでいるのですが、駅の名前にもなっている温泉が国道から降りてくるスロープの陰になって見落としやすいというのが玉にキズという感じがします。逆に、スロープを降りてくる正面にデンと建っているJAの建物が休日は閉まっていて中が暗くなっているというのもイメージが悪いですね。(特産品販売センターはその2階に隣接した、国道と同じ高さの小さな小屋みたいな建物)
 さて、食事を済ませてスタンプも押し、買いもしない土産物も冷やかしたところで次に向かって出発しますか。
温泉はスロープの陰に隠れてしまいそうだ
結衣はあとから「どこにあったの?」と訊いた


 さっき登ってきたR140を戻ります。『荒川村』近くまで戻ったところで県道37号線に。ここもまた朝走った県道82号線同様狭くてすれ違い不能な区間も多いところです。と、ダンプカーに追いついてしまった。スピードが出せなくなりますが、こういうときは先行車があったほうが安心かな。先行車のブレーキランプを見ていれば対向車の接近が判るし、それにダンプカーなら対向車の方でよけてくれるだろうからね。と考えたのに、結局対向車に遭わないまま目的地に到着です。ああ、また手前にあった古い医院の建物の写真を撮りそびれた。ここを通るたびに思うんだけど、いい雰囲気なんだよなぁ。


両神温泉薬師の湯
そこかしこに湯煙が…
嘘です、雨あがりなだけ
 さぁ着いた着いたとスタンプ帳とカメラを持ってクルマから降りたら結衣に声をかけられました。「お父さん、忘れ物!」
 そう、ここではもうひとつ持って降りなければなりません。それはもちろん温泉セット、タオルと着替えが入ったバッグです。温泉の入り口でスタンプを押したあと、お金を払って入浴してゆくことにします。あれ、大人600円? それじゃぁさっきの大滝温泉と同じだな。こっちが安いと思ってたんだけどなぁ。
 まぁ本日のドライブの、あまり早い段階で温泉に入ってしまったら、スタンプラリーを続ける気分が持続できなくなりそうなので、大滝温泉よりはこちらで入浴した方がよいかなという判断と、それに去年ここに入浴したときにもらった割引券があったというのが今年もここで入浴してゆこうと決めた理由なのですが、正直なところ、ここは浴室からの眺めが今ひとつという気がしますね。それに露天風呂が無いのも淋しい。
 温泉を楽しむということだけを考えたら、道の駅ではないけど『クアパレスおがの』が比較的近くにあって、なかなか良かったという記憶があります。入浴料800円とあるけれど、半額で入った気もする…お正月割引だったのかな? そうそう、「道の駅ではないけど」と書いたけれど、どうもこのサイトを見るとここも道の駅になりたがっているような感じでもありますね。そうなったら奥秩父に立ち寄り湯付きの道の駅が3軒もできちゃって、スタンプラリーだか温泉のハシゴだか判らなくなってしまいそうですね。我が家からのドライブコースとしては、回る順番やルートに変化をもたせることができてバリエーションを作れそうです。
あぁいい気持ち!
 なぁんてことを湯船に浸かりながら考えていたのですが、本日は颯がいないので父ちゃん一人。話し相手がいないと手持ち無沙汰というか、近くにいる見知らぬ人に声をかけるでもなく、そそくさと風呂から上がってしまうものなのです。服を着てホールに行ってみたら案の定、母ちゃんと結衣はまだいません。館内をウロウロと探検して時間つぶししてもまだ出てこない。ふと、いや、さっきから目に留まっているのはマッサージ機。一時は湯上りにこいつを使うのが楽しみだった時期があったけど、最近とんとご無沙汰だなぁ。よし、たまには使ってみますかと椅子に横たわりコインを入れると…そう、お決まりのパターンだけど母ちゃんたちがやってきた。今始まったばかりだから、終るまで待っててねぇ、ううん、きもちいい〜!
 さて、温泉とマッサージ機でリフレッシュしたところで、いよいよ本日最後の目的地に向かって出発です。雨はもうほとんどあがったようだな。


 夏の通り雨の後というのは、地面が熱を持っているものだから湯気が湧きたつように上がってゆき、それが谷間から雲がわきあがるように見えるという、独特の風景を見せてくれるのですが、そんな悠長なことばかりではありません。川の水は泥色になり、川ばかりではなく切通しの斜面からも流れ出しています。かと思えば道路一面に小枝が散らばっている場所もあったりして、どうやら一気にかなりの雨が降ったようですね。これは龍勢会館に寄った後になるけど、道路脇で7、8人の作業服を着た人たちが(地面は濡れているので)立ったままお茶を飲んで休憩している場所に出っくわしたのですが、彼らが寄りかかって休んでいるトラックにスノープラウが取り付けられていたのでビックリしました。スノープラウってのは雪かき用のプレートで、ブルドーザーの前に着いているような、あんな形のヤツです。雪国の土建屋サンとかペンションのランクル(40系が似合う)やパジェロ(初代モデルのショートタイプ)なんかがよく装着していたけど、まさか埼玉県の、それも我が家から40分ほどの場所で夏に見るとはねぇ。きっと、倒木か何かで道路が塞がったのをどかしていたんでしょうね。『あしがくぼ』では燦燦と照りつけるお日様に「暑いなぁ」と言っていたのに、大変な一日になったものです。
 『荒川村』での雨宿りなんかで時間を食って、今週も予定より長引いているので、ちょっと次の駅は急ぎ足です。


龍勢会館
今回はいい位置から写真が撮れなかった
 道路の向こう側に大きな駐車場と、こちら側にも手前に駐車場があるのだけど、3回目の訪問ともなると、交差点を左折して龍勢茶屋の裏手に10台ほど停められるスペースにクルマを入れてしまいます。ここが一番歩く距離が短くて済むのです(^^ゞ
 今日は家で颯が待っているので龍勢会館そのものの見学はナシ。スタンプを押して(はは、『彩の国サイエンスキッズ』の台紙にも押しちゃった。ここも対象施設なんです)適当にキョロキョロ眺めただけ。そういえば道路に近いところには明治時代の秩父事件を題材にした映画『草の乱』のオープンセットが建てられていましたけど、ロケ現場から移築したんでしょうね。まさかこの場所で映画を撮ったとは思えません。だって道の駅の看板が映っちゃいそうだもの。
 母ちゃんを探しに龍勢茶屋に入っていったら、軽食堂の入り口近くで若い男女のグループがわあわあきゃーきゃーと蕎麦を切っている最中。あれ? そば打ち体験教室でもやっているのかな。そういえば『あしがくぼ』でもおびただしいバイクが停まっていて、乗ってきた連中が体験交流施設棟で自己紹介しあっていたけど、オフミかなにかでツーリングして、あのあとあそこでそば打ちでもやったのだろうか?
というのもこんなのが建っていたから
 などと自分も蕎麦好きだから、ついついそっち方面に連想が働いてしまうのですね。結局母ちゃんが見つからないと思ったら、とっくにクルマに戻っていて、傍らにはプラムの入った紙袋が。
「これで100円。安かったわよ」
 形が悪かったりして選別からもれたものなんでしょう。いくら産地で売ってるからといっても観光客向けに綺麗にパックされたものは近所のスーパー以上。枝から落ちたものを拾い集めました、みたいだと今すぐ食べる分には旨くて安い。やっぱ、この辺を見極めないといけないのでしょうね。

 ところで、今回秩父地区の道の駅を回ってみて気付いたのは、たいていの駅でスタンプと一緒にスタンプ帳が「ご自由にどうぞ」状態で置いてあったということです。スタンプラリー開始直後の7月に回ったのは今年初めてだったので気付きました。もちろん我が家は前の週に入手したものを持って回ったのですが、とある駅で我が家の後からスタンプを押していたご婦人が、そのときすでに3冊ほどお持ちになっていたのですが、そこで新たにゴソゴソと3冊ほど追加してゆかれました。こうして本格的な子供の夏休みが始まる頃までにはスタンプ帳がなくなってしまうのでしょうかねぇ。
雨樋が龍の首になっている
 一昨年、新潟に行ったときや、そのあと上野村へドライブに行ったときなど、たまたま立ち寄った道の駅でスタンプラリーのことを知り「へぇ、こんなことをやってるんだ。ちょうど通る道筋にはまだ他にも道の駅があるから、一つ記念にやってみるか」というノリで始めたのが、2年目3年目では開始を待ちかねている傾向にあるわけですが、「一つ記念に」というノリで押したい家族やドライバーのためにも、秋になってもスタンプ帳が容易に手に入れられるようであって欲しいものです。
 ちなみに、龍勢会館ではスタンプは龍勢会館(展示資料館)にあるわけですが、スタンプ帳は龍勢茶屋(物販・食堂)のレジ脇に積んでありました。


 県道37号線と町道を使って上長瀞へ。さすがに今日は渋滞がなさそうなのでそのままR140で寄居に向かい。我が家に帰ってきました。颯に訊ねたら深谷でも雨が降ったとのことで、このあともまだ降ってきそうな感じでもあります。で、結局七夕祭りには翌日の午前中に行くことにしました。

 秩父のこのコースはお気に入りなので、スタンプラリーに関係なく、日を改めてドライブに来てもいいなぁと思ってしまいます。そうなると、やっぱり秋に新蕎麦と果物と温泉というのがメインテーマでしょうね。なぁんて言っているうちにバタバタと別の予定や興味が湧いてきて、また来年のスタンプラリーでって事になるかもしれませんが。