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2005年11月30日 の記事

Nov302005

アナ-アナ変換

yattokameさんのブログで東京タワーの写真を見て
ああ、そういえばと思い出したのだけど
ウチの地域って、もうテレビのアナ-アナ変換は終わってたんですね

アナ-アナ変換というのは
来たるべき地上波デジタル放送に備えて空きチャンネルを作っておくために
今のアナログ放送のチャンネルを替えてしまうわけです

ウチの地域の場合はこうなります

     NHK総合     33ch→51ch
     NHK教育     35ch→35ch(変更なし)
     日本テレビ    25ch→53ch
     TBS       23ch→55ch
     フジテレビ    21ch→57ch
     テレビ朝日    19ch→59ch
     テレビ東京    17ch→61ch
     テレビ埼玉    28ch→30ch

ウチもそうですが、たいていの家庭では東京のVHFチャンネルに合わせて
日本テレビなら「4」、TBSなら「6」といった具合に
テレビやビデオのチャンネルボタンに割り当てていますから
ここを変更すれば、日常的には違和感無く使えるのです

ですが、これをある日いきなりやったら大混乱は必至ですから
昨年の5月20日から今年の8月5日まで
なんと14ヵ月半のあいだ両方のチャンネルで電波を流し
周知と移行を促していたわけですね

もちろん、国の都合で一方的にやるわけですから
希望者にはボタンの設定変更を代行してくれます
  委託された業者が対象家庭を回るために一年を要するので
  このダブル放送の期間が決まったのかもしれませんね

まぁこれくらい取り説を見れば自分でも簡単にできることですが
納税者の権利としてやってもらうことにしました
我が家は比較的早いほうでしたね、去年の8月に業者がやってきて
手馴れた手つきであっという間に作業をしてゆきました
そして「今のアンテナでは今度の周波数がうまく映らないかもしれない」と
アンテナを無料で交換してくれました。無料で、ですよ

この時ふたつのことを思いましたね

ひとつは「自分でやってたらアンテナは手に入らなかったな」ということ
どの程度映りが悪くなるのか知りませんが
まぁそのまま我慢するか、アンテナのせいと知っても自腹で買うわけですからね
やっぱり頼んでよかったなぁと思うわけです

もうひとつは「悪徳業者に気をつけなくってはいけないな」
国の委託を受けず勝手にやってきてチャンネル変更し料金を請求する
そんな業者が現れないとも限りません
電話のマイラインの時だって「今のは使えなくなる」なんてセールスもいたらしいし
まだ変更が終わっていない近所に住む両親に「相手を確認するよう」に言いました

で、新しいチャンネルの映像は変更済みであることを示すために
画面の片隅にマークが表示されていました
番組をビデオで残しておきたい人にとっては目障りだろうな…けど、仕方ありません
そのマークがいつのまにか表示されなくなっているのに気づいて
この地域のアナ-アナ変換が終わったことを知ったのでした


さて、今度はアナ-デジ変換です
これは周波数ではなく、電波を音や映像に戻す技術の問題ですから
テレビジョン受像機そのものを買い換えないことには見ることはできません
そして国の都合と言いながら、アンテナのように無料で配ってはくれないそうです

ワタクシ個人としては、この機会にテレビをやめてもいいと思っているのですが
家族のことを考えるとそうはいかないだろうなぁ
電器屋で見かける大画面テレビって、値段が恐ろしく高いから
今から貯金しても間に合わないかもしれない

Nov302005

今日は『シルバーラブの日』

…なのだそうです

いつもは題名を見ればだいたい判るし
それに、直接関係ないことを書くことも多いので
記念日の由来はいちいち書かないようにしているのですが
今日は書かないと判りにくいですよね

1948(昭和23)年、歌人の川田順が弟子の大学教授夫人とともに家出。当時、川田順は68歳で、3年前から続いていた教授夫人との恋の行く末を悲観して、死を覚悟しての行動だったが、養子に連れ戻された。その後2人は結婚した。

永六輔さんの本で(それとも講演だったかな)老人ホームのお年寄りたちに
「ご自分で、今は何歳くらいだと感じていますか?」という質問をしたところ
25、6歳くらいという答えが返ってきたという話がありました

「年寄りがいい歳をして破廉恥な事件を起こすことがあるけど
 25、6の若造がやったと思えば納得がいく」

最初この話を読んだか聞いたかしたときは、ワタクシもまだ若かったので
ふぅん、そんなものかなと思っただけでしたが
今なら判ります。いや、共感できると言ってもいいですね
だって自分自身もそれくらいだという自覚しかないのですから

結局自分で自分は外から見えないんですよ
鏡があるといっても、自分の脳というフィルター越しに見ているから
決して客観的になれない
自分はずっと自分だし、親兄弟も相対的に歳をとらない
自覚している年齢は肉体的にピークに達した頃で停まってしまうのですね

確かに知識や知恵はその後も成長しているでしょうが
それを知覚する自分も一緒に歳をとっているから
意識として歳をとったという感覚が無いのです

…ようやく判りました


と書いたものの、近頃とみに目が悪くなりました
PCの画面に向かうことが多いので気づくのが遅れたのですが
字を書いていると手元がぼやけるのです
最初は暗いからだと思ったんですよ
ところが、顔を遠ざけるとピントが合うと知ったとき

ショックでした…これが老眼なんだ

その後、さらにメガネを外したほうが近くの文字がよく見えることに気づき
今では恥も外聞も無く小さな字を読むときはサッとメガネを外します
そして、遠くを見るために顔にメガネを戻したとき
順応するまでに数秒かかる時間の長く感じることときたら…

今、まだ25、6歳のワタクシは借り物の肉体を使って生活をしています

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