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2007年5月21日 の記事

May212007

プロポーション

head01.jpg

全長 840ミリ
横幅 198ミリ
弦長 628ミリ

あるサイトで見たサイズで、一応イメージしてはいたのですが
楽器店から届いた実物を段ボールの箱から出したとき
あまりの小ささにビックリしました
そのときはまだ黒いソフトケースに入っていたのですが
まるでテニスのラケットかビオラを持っているかのようです

しかし、このギターの特徴は「弦長 628ミリ」という点です
普通のギターとほとんど変わらないのです

スケールダウンしただけのミニギターは当然のことながら弦長も短く
普通のギターと同じチューニングをしたのでは弦がゆるゆるになってしまうので
5フレット分高く合わせるのだそうです
そうなると移調だなんだと面倒なことを考えねばなりません
たぶんないだろうけど誰かと合奏するときも大変です

その点こいつは通常のギターと同じチューニングができるので
コード理論が全然わからないワタクシにとって楽チン、というより必須なのであります


というわけでケースから出してチューニング
ボディサイズが小さいので、低音が響かずシャリシャリした音ですが
弦が新しいのでなかなかいい音に聞こえます
ホンネを言うと、もう少し豊かな音が出るかと思っていたのですが
大きさと値段がこれですから、割り切るしかないでしょう
しかしトップがスプルース、バックとサイドにマホガニー
指板にはローズウッドという、いちおうちゃんとした材料を使っており
見た目もしっかりしておりますので
コストパフォーマンスは高いといえますね

弦長が同じとはいえ、全長は短くなっておりますし幅もありませんから
普通のギターと同じように抱えるのは無理です
ウクレレやマンドリンのプレーヤーを参考にした方がいいかもしれません
ギターで言うなら田端義夫スタイルか?

左手が窮屈な感じがするのはネック幅が狭いのかな?
指同士が重なったり、隣の弦に触れたりします
持っているもう一台のギターと較べると
ナット幅がそれぞれ41ミリと44ミリ
3フレットの幅が45ミリと46ミリとなっており
違いはあるにはあるのですが
それよりも単にワタクシがもう長いことギターに触っていないという
指遣いの下手さが原因のような気がします

  おいおい「もう一台のギター」って一体何?
  …それについてはまた別の記事で書くつもりです

特徴といえばヘッドに穴が開いていることでしょうか
K.ヤイリ『レディバード』というギターもそうだと聞きますが
ここにロープを通して小さなループを作っておきますと
ちょっと吊るしておくのに便利です…って、必要な場面があるかっ (^^ゞ

でもまぁそれでもアクセントになっていいかなぁと思わせるのは
ヘッドにメーカーやブランドのロゴやマークが入っておらず
もともとコンパクトに作ってあるために地味だということなんですね

そこで100円ショップを探して金蒔絵風の転写ステッカーを買ってきました
月とウサギ、そして星をあしらってみたのですが、いかがでしょう
これでますます民族楽器風になってきたと思っているのはワタクシだけかな

ところで、この転写ステッカーを貼る際に失敗をしました
貼り方はご存知の通り透明フィルムの上から爪でこすり
ステッカー部分がよくくっついてからフィルムを剥がすわけですが
そのときにギター本体の塗装がフィルムにくっついて少し剥がれてしまいました
  左側のウサギの耳の部分です
気がついたらネックの裏もすでに何か当たったところの塗装が少々剥げており
どうもこのギター、全体に塗装が弱いみたいです

余った三日月のステッカーを裏に貼った

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