銘菓とは
あることを題材に記事を書こうかと思ったのですが
そこで使う言葉の定義として「銘菓」とは何かという疑問が湧いたのであります
子どものころからCMなどで「銘菓なんとか」という言葉を耳にしてはいましたが
そもそも「銘菓」とは何ぞやと意識したことがなかったのですね
で、ちょっと調べてみたら、こんなことが判ってきました
・茶道の発展とともに、日本全国各地に茶菓子としての伝統的な銘菓が誕生した
・茶道は武士や裕福な商人の嗜みだったので、茶菓子もまた高品質であった
・流通が未発達だった時代には、地方の銘菓はその土地に行かねば手に入らなかった
つまり、地方独特のお菓子であり、なおかつ子どもの駄菓子とは一線を画していて
だから贈答品・手土産品としての地位が与えられたのでしょうね
で、「銘菓」と「名菓」、二つの表記がありますが
・銘菓:菓子を献上した相手より名前を贈呈されたものや
過去の歴史や背景から菓子に名をつけたもの
・名菓:一般的に優れたものと認められた菓子
単に「名物の菓子」という言葉を縮めたものという説もある
なぁるほど、であります
店みずから菓子に名をつける事のほうが多いが
伝統のある店では藩主や茶道の家元などに菓子を献上し
その褒美として菓子の「銘」を与えられたというものも多々見受けられる(Wikipedia)
ああ、そういえばテレビの『水戸黄門』で美味しかった創作蒲鉾の形から
「これを『ベロかまぼこ』と名づけるがよい」と言ったエピソードがありましたな
それが後に『笹かまぼこ』になったというわけですが、もちろんこれはフィクション
だって実際の黄門様は諸国漫遊には出てないですからね