自動車のバッテリーでLEDを壊さずに光らせるには、抵抗を使うだけではなく、定電流ダイオード(CRD)というものもあるそうです。その名の通り、一定の電流を流す素子らしいのですが、およそ11〜14ボルトの幅で変動する自動車の電圧に左右されずに同じ明るさでLEDを光らせてくれるそうですので、走ったり停まったりしているときに点けているLEDにはこちらを使ったほうが良さそうですね。
3年前に改造して光らせたドリンクホルダーですが、やっぱりまだ薄暗いので、今回LEDを使って光らせることにします。
参考にさせていただいたのは(というより、すっかり真似)『おまんじゅうの部屋』さんのサイトです。(それ以前にもどなたかのサイトで見たような…)
この日はいろんな作業を同時進行しており、たまたまロアカバーをはずしていたので、『おまんじゅうの部屋』さんを参考にドリンクホルダーをユニットごとはずします。(前回はホルダー部分だけ引き抜いた)
○印の部分のタッピングネジをはずし、やや斜め下に引っ張り出します。灰皿照明はソケットごと引き抜きます。
青色ダイオードを使用、定電流ダイオードとつなげてハンダ付け…30数年前に買った家庭用ハンダごては電子部品のハンダ付けには不向きとのことでした。(板金加工か、家電製品の修理程度)
こんな感じでセットします。前回開けた穴もあるから、あまり綺麗な仕上がりではないですね。あ、もちろん今までつけていた照明は外してしまいます。
下から漏れた光が床を照らすので(収納状態でも少し漏れる)、数日後にスポンジゴムを貼って遮光しました。
イルミONでこのように光ります。そしてドリンクを置くと…思わず息を呑む美しさ! (左側が『C1000タケダ』、右が『紅茶が香るカルピス』)
もうこれからはペットボトル飲料しか買わなくなるね、きっと。
ついでに、これまで躊躇していたキーリング照明も手がけました。
シリンダカバーにドリルで穴を開けるのですが、電子基盤が傍にあるため慎重な作業が要求されるのです。穴あけを最小限で済ますよう、3mmのLEDを用意しました。足の部分に定格15mAのCRDをハンダ付けしてあります。プラスは常時電源へ、マイナスはウエルカムライトのコントロールに接続しました。
正直言って、今までここが光ってなくても全然困らず、手が自然に鍵穴に伸びていたのですが、やっぱり光ればそれなりに気分がいいですね(笑)
LEDの根元の光がコラムカバーとの隙間から目に入るので、スポンジゴムで遮光しました。ドリンクを置く部分に上向きにLEDを埋め込んでいるので、当たり前ですが、ドリンクが無いとルームミラー付近の天井を照らします。ミラー自体には光が当たらないので運転に支障は無いのですが、裏側が光っているので、対向車からはどんな風に見えているのでしょうかね。
ネオンやブラックライトを使って車内を妖しげに光らせるってのは趣味ではなかったのですが、ワンポイント程度使ってみると、これがなかなかいいです。青色LEDを発明した人って偉いなぁと思いました。もうちょっとボーナスはずんであげても良かったんじゃないかな(笑)
とまぁ、笑いながら書いておりますが、キーリング照明の施工中にドキッとしたことがありました。文中にも書いておりますが、キーシリンダー内部には電子基盤が入っており、ドリルで穴あけをする際にこれを傷つけて壊すとクルマが走行不能になるという話があちこちのサイトで語られておりました。部品代が15,000円だの、レッカーでディーラーまで運ばねばならないなど…。穴あけを終えた後、すぐにエンジンをかけてみて、ちゃんと始動したので安心していたのですが、その後ちょっと用足しに近所まで出かけようとしたら、シフトレバーが動かなくなっていたのです。つまりシフトロックが解除されない。
とっさにポケットナイフのブレードをレバー脇の穴に差し込んで強制解除し、用足しに行っては来たのですが、いずれちゃんと修理しなければならない。ううむ、ずいぶん高い授業料になってしまったなぁ。
数時間後、ふとしたことからブレーキランプが点かないことに気づき、チェックしたらエンジンルーム内にあるヒューズが切れていました。シフトロック解除の条件は「ブレーキペダルを踏む」ことになっているのですが、ヒューズが飛んでいて検知されなかったようです。幸い工具箱に同容量のヒューズがあったので交換してみたら、無事にシフトレバーが動きました。やれやれです。関連サイト: 「おまんじゅうの部屋」