…なのだそうです
1989年だったかなぁ
晩秋の一日をのんびり過ごしたいと思ったのです
のんびり⇒露天風呂⇒尻焼温泉
あ、安易な連想だなぁ。もとい…もっと知的に文学的に
晩秋⇒枯れ野の旅⇒若山牧水⇒暮坂峠⇒六合村⇒やっぱり尻焼温泉
一人で静かに行ってもいいのですが、連れがあっても悪くはない
そう思って、仲間に計画を発表した時点で「のんびり」とは無縁になったのでした
…まぁ、いつものことなんだけど (^^ゞ
まず、朝9時に軽井沢に行く羽目になりました
当時ワタクシたちの溜まり場だった喫茶店で仲間が前夜ミニコンサートをやっており
そこに行って借りていたCDを返したり
自分で編集したテープを二人分用意したり(前夜までの作業だ)
結構あわただしいのです
そこで仲間たちと業務連絡をしたり雑談したり
「お前たちも来いよ」「ああ、あとから追いかけるよ」
などと言って、ワタクシは集合時間に間に合うよう尻焼温泉に向かうのでした
時計を見たら、あと1時間しかない。こりゃぁ少し遅れるな
事前に幾人かからは反響を得ていたのですが
着いてみたら知り合いは誰も来ていない
もともと一人で来るつもりだったからそれでもいいのだけど
だったら何でこんなにあわただしい思いをしなくてはならないんだ
尻焼温泉というのは川の中に温泉が湧き出していて
そこをせきとめて浴場となっています
夏に寄ったときには満員のプール状態だったから見ただけで引き返したのですが
この日は30人くらいが来ていました
なかには舶来の人もいて、ジャパニーズ・オープン・ホット・バスを楽しんでいました
金髪美人と一緒に露天風呂とはいいですね。来なかった奴、ザマーミロ
ただし、なかには水着を着用している人もいて、これはちょっとズルいですね
手袋をして食品を触るというのもそうなんだけど
そういうのって、お風呂のお湯や食品が「汚いもの」に見えてしまって
厭な気分になってしまうんですよ
こっちは信頼して裸や素手で接しているというのに…
対岸のほうが脱いだ服やバッグなどを置くのによさそうなので
堰の上を歩いていたら足元がヌルヌルしていて
これは危ないなぁと思った途端にツルッ、ドボン
濡れたジーンズが風に吹かれてみるみる冷たくなってゆくので
あわてて服を脱いで湯につかります。う~ん、気持ちいい!
人心地ついたところでお腹も減ってきたし、ビールが欲しい
のですが、あわててやって来たので用意してなかった
仕方なしに一度川から出て買い物に出かけ
クルマから水とコンロを降ろしてきたのです
ここで、もうちょっと待てば軽井沢にいた仲間がくるかなと思って
再び川(温泉)に入ったのが失敗
さて湯を沸かそうと思ったときにライターをクルマの中に忘れていたのに気づくのです
晩秋の空気は冷たいので、濡れた身体で離れたクルマまで行くのは真っ平です
さいわい、近くにいたグループもお湯を沸かし始めましたので
ライターを貸してもらって、こちらも点火することができました
いちおうパーカーを羽織ってはいたのですが
下半身は冷たくなった濡れタオルを腰に巻いたままです
出来上がったカップラーメンは、洗面器を舟にしてお湯の中で食べることにします
使い心地はナイスでしたが、周りから見るとかなり怪しい情景です
それやこれやで3時間ほど過ごして帰ってきました
ここに来るまではともかくとして
まぁ「のんびり」という当初の目的は達成できた…のかな
温泉ピクニックのお誘い
突然ではありますが、来る11月26日は「いい風呂」という語呂合わせができることに気づきました。
ということで発作的に「温泉ピクニック」を計画いたしました。例によって急な話で、主催者として何の趣向もありません。単純に野天風呂に入って飲み食いするだけのピクニックですが、どうぞご参加ください。
場 所:群馬県六合村 尻焼温泉
日 時:11月26日正午集合
持 ち 物:手拭い
自分で飲み食いしたいもの
他人に飲み食いさせたいもの
参加資格:清く正しく人畜無害な男性
鑑賞に耐えうる裸体を持った女性
結局仲間たちの誰も来なかったのは
参加資格が厳しすぎたせいかも知れませんね
とまぁ、この程度の語呂合わせはワタクシでも考えつくのですから
とっくにどこかの関連業界団体が制定してるでしょう
と思ったら『
日本浴用剤工業会』がやっていました
浴用剤かぁ…ここのところ疲れ気味だから
シュワーっと泡の出るやつでも買ってくるかな