光るメーターのせい?
車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第63条の9第2項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。道路交通法 第52条の1
「夕暮れ時には早目にライトをつけましょう」ってキャンペーンを各地でやってます
北海道なんかは、それこそ前回ロッテが優勝した頃からやってるんじゃないかな (^^;
運転している人間にとっては、そんな時間にライトをつけても
意味が無いのは確かです…まだ空のほうが明るいから
でもね、対向車や歩行者にしてみるとつけるとつけないでは大違いなんですよ
確かに空はまだ明るいけど、家並みの影やアスファルトの黒さで
路面周辺はけっこう暗いのです
そんなところをライトををつけずに走るクルマは発見しづらいのです
ダーク系のボディカラーのクルマは特に
また、周りがライトをつけて走っている中で自分だけ意地を張ってつけないクルマも
早目のウインカーもそうだけど
ああいう灯火類は「自分を見つけてもらう」っていう意味もあるんですよ
事故に遭ったらアンタだって痛い思いをするんだから
自己防衛のためにも早くつけなくっちゃ、ね
ずっと前から思っているのですが
ああいう「なかなかライトをつけないクルマ」って
デジタルメーターのクルマが多いんじゃないか?
つまり、走っていてスピードメーターを見るときに
夕方でまだ外が明るくてもメーター周辺が暗いと
じゃぁライトをつけなくっちゃという気になるのですが
デジタルメーターって常にバックライトに照らされて明るいから
周りが暗くなりつつあるということに無頓着になるんじゃないかな?
じっさい、片側2車線の道などでライトをつけていないクルマと併走するとき
隣を覗き込むとデジタルメーターだった、ということがよくあったのです
ところが、ですよ
最近は普通のアナログメーターでも自発光式とか称して
常に照明に照らされているクルマが増えてきているようです
これじゃぁますます無頓着なクルマが増えるのではないか?
たしかにメーターが明るいのは良いことですが
それによって何かがスポイルされてしまうような気がするのです
伊丹十三さんの本だったかな
イギリス車、MGだったと思う、がオイル漏れするという話があります
いくらイギリス人が不器用でも、オイル漏れしないクルマは作れるだろう
実はわざとオイル漏れするように作ってあるのだという
つまり、クルマはオイル漏れするものだという認識を常に持つことで
オーナーはクルマの調子やメンテナンスに気を払うから...
潮汐表によると、本日、東京築地の日没は17時01分です
この時刻を過ぎたら銀座を走るクルマは皆ヘッドライト(前照灯)をつけなければ
道路交通法違反になります
スモールランプ(車幅灯)だけでも違反ですよ
余談ですが、朝や夕方などに太陽を背にして走るクルマは
ヘッドライトをつけていると対向車から発見されやすくなります
ラリーテクニックの本で学びました (^^)
これからの季節、ワタクシの出勤時間と陽が昇る時刻・方角が一致して
対向車どころか信号機も見えなくなって大変あぶないのです
くれぐれもワタクシにぶつけられないように