邯鄲の夢(かんたんのゆめ)
長い夢を見て、目を覚ましました
枕元の時計に目をやると、布団に入ってからまだ30分ほどです
いつも思うのですが、これって不思議ですよね
何が? って、時間の長さです
夢のストーリーを反芻していると
1時間以上はかかってしまいそうな内容ですよ
「感動大巨編」とまでは言わないけど「大河ロマン」だったわけです
ところが時計を見る限りでは、夢を見ていたのはたかだか30分
いや、すぐに寝付いて夢を見たわけではないでしょうから
10分かそこらだったのかもしれません
おかしいじゃないですか
ビデオテープに例えて言うなら
通常のスピードで再生したのでは時間が合わないのです
3倍速とか10倍速くらいで再生しているのでしょうか?
それともパソコン風に
圧縮ファイル状態で夢を見ているのでしょうか?
夢自体が「嘘の記憶」とでも言いますか
自分の体験や心の中で気にかかっていることを基に
ストーリーを生成していると思うのですが
その生成されたストーリーもリアルタイムで再生しうるものではなく
「夢を見た」という嘘の記憶なのかも知れません
邯鄲の夢(かんたんのゆめ)という故事があります
うたた寝をしている間に自分の一生を夢で見てしまったという話で
「人の一生というのは短く、はかないものだ」という例えに使われますが
そんな風に悟ってしまうモンダイでは無いような気がします
もっと心理学というか生理学というか、奥が深いモンダイだと思うのです
…カンタンじゃないぞ (^^ゞ