レンズ

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いちご狩りの時の話です

ビニールハウスの上の方にもう一枚ビニールが渡してあって
天井というか荷物棚みたいになっていたのですが
そこに外側から雨漏りしたのか、水が溜まっていました
そういや前の日、一時的でしたが土砂降りだったもんねぇ

lens01.jpg

「こういうのがレンズの役割を果たして火事になるなんて話、たまに聞くね」

lens02.jpg

などと言いながら下を見たら...ぎょえ~っ! ほんとに火事だぁ
いちごの葉が黄変し、光が強く当たっているところは黒く焦げています
そして写真にはうまく写らなかったけど、煙も上がっているのです
よく見ると太陽の動きに合わせて焦げている場所も移動してるんですね
感心している場合じゃないのだろうけれど、つい

「いやぁ、話には聞いていたけど、実際にあるんだねぇ」

農園の人に伝えながらそう感想を漏らしたら
これまでにも何度かあったそうです
ワタクシが知らなかっただけで
ビニールハウスでは常識的な要注意事項なのかもしれませんね


それを強く感じたのが
農園の人がホースを持って現場に向かったということ

最初はワタクシ、発見したときに自分で排水してあげようかと思ったんですよ
でも、下から持ち上げたらこぼれた水はハウス内にジャーでしょ
自分たちにハネが上がるし、いちごの畝を傷めるかもしれない
それに手で持ち上げただけだと水が脇に逃げるだけで排水されないかもしれないし
ヘタすればビニールを破ってしまうかもしれない

そう思ったので農園の人に伝えるだけにしたのですが
ホースを持って駆けつけるというのは
きっとサイホンの原理を利用して汲み出そうというのでしょう
なるほど、ちゃんとノウハウがあるんだなぁと
もう一回感心したのでありました