結露

 

このあいだ、たまたまアクセスしたウェブサイトで紹介されていて
「こりゃぁいいや!」とすぐに飛びつきたかったのですが
品切れ状態が続いていて、ようやく買えました

無印良品『中空耐熱グラス・大』でございます

その名の通り、二つのグラスを口のところで合体させて二重化しており
それが断熱になっているという仕掛けであります...だから結露が無い
まぁ正直言って、外側に水滴がついたほうが美味しそうに見える場合もあるですが
食卓ならともかく、読書やPC操作しながら冷たいものを飲むときは
机や指先が濡れるのは厄介です

という実用性もさることながら
色のついた飲み物を入れたときの浮遊感が不思議なムードを漂わせていて
それも気に入った点の一つです

ただ、実際に使ってみて欠点もいくつか感じました
まず、大きすぎる!
容量が380ミリリットルということで
レギュラー缶のビール1本が程よく泡立てて丸々入ります
  この「泡コミ」という容量設定はニクい配慮だと思う
それはそれでいいけど、お代わりしづらいんだよね (^^ゞ

...あ、話がついビールに偏ってしまったけど
アイスコーヒーなんか飲むにしても大きすぎると思うのですね
「大」と言っているからには「中」とか「小」もあったみたいなのですが
今はカタログ落ちして、ワンサイズのようです

欠点その2は「軽量」ということ
大きさから想像、というか無意識に心構えをしてる重さと比べると軽いんですね
歯が当たったときの響きもガラスの薄さを感じさせます
そこへもって断熱で冷たさを感じませんから
早い話がプラスチックのグラスを持っているような気分になってしまうのです
せっかくガラス製なのに、なんとなく安っぽさを感じてしまうのです

欠点その3はエッジが厚いということです
二つのグラスを重ねて合体させているから仕方ないんだけど
唇の感触がマグを使って飲んでいるみたいなんですね
もちろん陶器のビアマグだってあるんだから、それは不快な感触ではないんですよ
でも、こういうグラスの場合、薄くてキレの良い口当たりを期待するではないですか
さすがに二回目からそういう失敗はなくしましたが
初めてこのグラスを使ったときは、飲んでいて口の端から何度もこぼれたんですよ
無意識のうちにピルスナーグラスを使った飲み方になっていたんですね

そういうわけで「欠点」と書いてしまいましたが
厳密に言うと「欠点」ではなく、このグラス「特有」の個性なのでしょうね
そういうもんだと思って使えば、なかなか便利なグラスです


とまぁ、結露しない特徴を持ったグラスを紹介しましたが
逆に結露を楽しんでしまおうというグラスを見つけました
SAKURASAKU glass(サクラサク グラス)というものなのですが
グラスの底部分が、よく見ると桜の花の形になっていますね
つまり結露の雫が垂れて集まると
テーブルに桜の花模様ができるという遊び心です
なるほどなと感心したのですが
これはまだ購入には至っておりません
よろしかったら、どなたか買ってみて感想を聞かせてください

よくできました