麻薬に甘く、飲酒に辛い

 
例の、大相撲の大麻疑惑に関するニュースで初めて知ったのですが
大麻の吸引それ自体は法律上の罪に問わないんですってね

もちろん免許を受けないと所持、栽培、譲り受け、譲り渡しはできませんので
どこからともなく漂ってきた副流煙を吸引するという
都合のいい話でのみしか実現しないでしょうけど
  研究のための使用も禁じられています
  ですからあくまでも「嗜好」として吸ってください(笑)

まぁそれにしても、大麻の煙を吸い込むことはお咎めなしなわけですね

ところで、わが国には『未成年者飲酒禁止法』という法律があって
第1条でしっかり「満20歳未満の者の飲酒を禁止する」と規定されています
  飲んだ本人は未成年者なので刑事罰はないけど
  周囲の関係者には科料や罰金が科せられます

面白いですね。世間の寛容度はこの逆でしょ
つまり、マリファナを吸った人間には社会的制裁が加えられるけど
例えば高校生くらいの子がお祭りの日なんかに屋台を曳いて
大人に混じって酒を飲んでも大目にみられるって風潮はありませんか

以前、そんなことを書いた文章を読んだことがあるんですよ
日本では麻薬に辛く、飲酒に甘いけど
アメリカではその逆だ、って
子供が酒を飲んだら大騒ぎなんだそうですよ

なるほどなぁって思ったんですけど
法律的には、日本もアメリカ同様だったんですね
...でも、日本人の文化というか気質にはなじまないんですね、きっと


正確に言うと大麻と麻薬はイクォールではありません
また、薬品や農作物として正規に取り扱う人もいるため
複数の法律でいろんなケースを網羅しているらしいですが
それでも「法の盲点」というものが存在するようです