たぶん今年はこれで...

 


札所巡り2-0

三連休の中日、11月23日に再び秩父札所巡りに行ってきました
前回とは違って好天気、こないだは寒さに備えてよけいな衣類も持って行きましたが
だいたい様子も判ったし、天気もいいからと少し身軽にして出発です


今回は素直に国道を使って秩父に向かいます
市街地に入ってまもなく左側に見えてくるのが18番
ここもアプローチの便利さからか、納経所に巡礼用品が揃っています

クルマを先に進め、前回同様にデポしておいて歩き始めます
まず立ち寄ったのは16番...そう、前回にも行っています
実は、帰宅したあと本を見て知ったのですが
ここの回廊堂には四国八十八ヶ所の諸仏が祀られているのだそうです
もちろん前回ちゃんと回廊堂にも入っているのですが
そんなのちぃっとも知らんかった...で、再訪してみると
回廊堂の入り口だけではなく、山門など、そこかしこで説明されていました
ちなみにここは例の「もう少しヒネルと」のお寺です...なるほど、そうであったか (^^ゞ


秩父公園橋(ハープ橋)を今度は右側を通ろうとしたら
その下にある古い橋を通る案内標識を見つけ
あとは「巡礼道」の道しるべに従って22番へ
例によって徒歩専用の「巡礼道」は九十九折れの車道をショートカットした急坂
...ばかりではなく、一直線の道をワザと避けるかのように畑の中に誘導したり

まぁ、信心が希薄な分だけ歩くことを楽しみたいと思っていますので
クルマの来ない道をテクテク歩くのはむしろいい気分です

そんなこんなで21番、20番...えっ? 順番を逆に廻っているって?

そうなんですよ、数日前までは順番どおりに廻るつもりだったんですが
前の日にちょっと気が変わって逆廻りにしようと思ったんです。ワケがあるんですよ
再び荒川を渡って19番。国道沿いの18番は朝行ったから街の中を歩きます

途中、『秩父美術館』というところで寄り道
陶器などの美術品をメインに展示してあるのですが
2階が『仏教資料館』、軒続きの別棟が『民俗資料館』
さらには同じ敷地に『骨董掘り出し長屋』と称するお店があって
なんというか、重要文化財級からフリマのガラクタまで揃っている
そんな不思議な施設でした
ツレアイは『仏教資料館』、ワタクシは『民俗資料館』が気に入ったので
お互いの趣味が違っても丸く収まったという点では良い施設だったといえましょう

で、住宅地の中に溶け込んでいる17番がこの日の打ち止めです。1時ちょっと前
このすぐ近くに「くるみ蕎麦」が評判の蕎麦屋さんがありまして
そこでお昼にしようと考えたのが逆廻りの真相なのですね


蕎麦屋が混んでいて待たされたけど、それでもまだ時間が早いので
『秩父まつり会館』にも立ち寄ってきました
ちょうど入館したときには屋台ばやしの実演をやっていて
これは、春のゴールデンウィークや秋の行楽シーズンくらいだけのイベントだそうで
これはツイてるぞと喜んだのでした
  後で知ったのですが
  この秋は、10月から11月にかけて8日間、各日4回公演していて
  まさに、その最後の回だったのでした

ツイているといえば、ここに入館する直前の秩父線の踏切では
SLがやってくるところにも出っくわしました
2週間前の札所巡りでは
浦山口駅を通過した直後の客車の最後尾を見ることができただけだったので
これも素晴らしい偶然の雪辱です

そうそう、もうひとつツイていることがありました
歩いている途中で、秩父夜祭の笠鉾を蔵から出して
組み立てている現場に出会ったんですよ
今朝の新聞によると
6基ある屋台・笠鉾のうち、昨日組み立てたのはその地区だけなんですって
あとは30日なんだとか
別に屋台蔵があると知って歩いていた道でもないし...すごい偶然です


で、クルマに戻って帰宅...
次回に備えて下見かたがた県道11号線を走ってみたところ
2番がルート上で離れ小島になりそうなので
時間があるのを幸いにそのままクルマで寄ってみる事にしたのです

それやこれやで時計がだんだん夕方になって...
しっかり渋滞にハマッてしまいました
秋の行楽シーズン、好天とあって、人出がありましたからね

有料道路で帰ろうと思ったけど、その入り口までの道路が渋滞
仕方なくいつもの県道を走って長瀞まではスイスイ走ったものの
長瀞を抜けたところで裏道も渋滞...最悪の事態です
なぜならこの先は一本道なのでこれ以上は脇へ抜けられないし
寄居で国道に合流する場所では青信号の時間が短い上に国道が渋滞しているから
裏道から国道に出られない...

秩父でのツキは最後の相殺されて帰ってまいりました
が、撮った写真を見ると秋の一日の楽しい思い出が甦ってきます
今回もまたポツリポツリと小出しにして余韻を味わってゆこうと思いますので
お付き合いください

3回目の札所巡りウィークは
たぶん来年になってしまうでしょう
 


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