昨日(26日)は浅間山を挟んで長野県側と群馬県側を行き来しておったのですが
夕方になって小諸の定宿にチェックインすると
なにやら「ガリバー」という言葉が館内に飛び交っておりました

浅間山がガリバーに見える...ナンジャソリャ？
　

表に出て浅間山を見てみたら、なるほど。思わず膝を叩きたくなりましたよ
正確に言うと、浅間山そのものではなく隣の山（剣ヶ峰？）なのですが
それが人の横顔に見えるんですよ
たまたま昨日は浅間山頂が雲に隠れていてメタボ腹になっていないというのも
確かに人が寝ている姿に見えてしまった要因ですね

そういえば、小学生の頃に修学旅行で阿蘇山に行って
バスガイドさんに「遠くから見るとお釈迦様の寝姿に見える」
と聞かされたことがありましたが
なんと浅間山もそうだったんですね

でもって浅間山が涅槃像ではなくガリバーというのが
見立てた人の素晴らしいイマジネーションで
ワタクシも理由を聞かなくても「ガリバー」と言われただけで
まさしくそう見えてしまったのですね
...つまり、写真の左に延びる山裾が、縛られた髪の毛に見えたんですよ

要するに絵本か何かで、例えばこんな絵を見たという共通体験が無いと
ガリバーと言われただけではそう見えないのですが
みんな納得してしまったというのは
ガリバー旅行記のあの挿絵が普及してるということなのでしょうね

しかしねぇ、30年もここから浅間山を見ていて
なんで今まで気がつかなかったんだろ？
ためしに一昨年に同じ場所から写した写真を引っ張り出したら
なるほど、ちゃんとガリバーさんなのですよ
天気がいいから顔の部分がハッキリ見えて
なんだかバッハの肖像画に見えなくも無いのですが
まぁ要するに、こちらの意識は浅間山に行ってしまい
隣の山は見ていなかったということなのでしょうかねぇ

　

---

ちなみに、10日前にバスの車窓から撮った写真だと
ガリバーには見えないんですね
　　高速道路が定宿に近づく場所で撮ったつもりなんですが
やっぱり微妙な位置関係があるようです

定宿の前に「ガリバービューポイント」という標識を立てたら
観光客がやってきますかねぇ
ついでに泊まっていってくれるといいんですが