松代地震

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毎日地震が続いていて
ある意味では感覚が鈍くなってきております...またかよ、って感じ
もはや震度3くらいでは地震のうちに入らないという感覚になっております
また、別の意味では過敏になってしまっていて
昼間、机に向かって仕事をしていて
ときどき尻がブルブル震えたり頭がふらつくのを感じるのですが
それは地震でもなんでもなく、ワタクシの錯覚のようなのです
建物が風で揺れてるわけでもなく
ワタクシに眩暈や高血圧の気があるわけでもないのにね
最近耳にする「地震酔い」というやつでしょうか?

今回に限ったことではなく
地震が頻発すると思い出すのが「松代地震」...知ってます?
若い人はまだしも、ワタクシと同年代でも覚えていない知らないという人が多く
意外に思っていることのひとつなんです
え? 貴方も知りませんか?


正確には「松代群発地震」と呼ぶそうなのですが
今は長野市の一部となった松代町で
1965年(昭和40年)から5年余り続いた群発地震です
有感無感の地震が一日のうちにおびただしいほど発生したという
当時のニュースの記憶が強く心に残っていて
改めて調べてみると、
  総地震回数:71万1,341回(うち有感地震:6万2,826回)
一番多かった日の記録として
  無感地震が6,119回、有感地震661回(約2分に1回)
  また、そのうち震度5が3回、震度4が3回
これだけ地震があると、揺れていないほうが不安になりそうです

1965年といえば、その前の年は新潟地震がありました(1964年6月16日・最大震度5)
当時ワタクシは九州に住んでいて、どちらも遠いところの話なのですが
新潟地震に関して言えば1964年の暮れから翌年にかけて新潟に居り
根元から横倒しになった高層アパートなどを実際に見ています
だから目の当たりにした分だけ新潟の「怖さ」を知っているはずなのですが
逆に、話だけしか知らない松代のほうが「不気味」さでは印象が強く
こうやって事あるごとに思い出してしまうのは、なんと言っても松代の方なのです
  ちなみに、新潟地震の年、ワタクシは小学校一年生でした

とまぁ、その時は遠くの見知らぬ場所であった松代も
20年経って埼玉に住む社会人となったら
何度か(高速道路開通以前の)長野に遊びに行く際の通り道になったり
  普通の人は上田から千曲川に沿って国道を走り、松代は通らないのですが
  峠道が好きなワタクシは真田から松代へと山越えをする県道を選ぶのです(笑)

一度は松代自体を目的に出かけたこともあります
散策してみるとなかなかいい町で、歴史的にもいろいろ見どころのある場所でした
こう書いているとまた訪ねてみたいという気持ちが湧いてきます

...でもね、どうしても松代っていうと「地震の町」なんですよね。ワタクシにとっては

  ちなみに、このとき一緒に松代を散策した友人は現在いわき市に住んでいます
  それで今回ことさらに松代地震を思い出すのかもしれません

カット画像:松代にある旧真田邸
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