ランドスケープのしごと

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道路の新規建設や拡幅などの用地取得の方法のひとつに土地買収という方式があります
  他の手法としては区画整理の減歩で必要面積を確保するなど
これって、大地主の土地だと道路にかかる部分だけを分筆すればいいのですが
戸建ての分譲住宅地だったりすると、残った土地が狭くなって人が住めなくなります
だもんで丸ごと取得して立ち退いてもらうことになるわけですが
道路として使わなかった部分が空き地として残ってしまうのですね
  市役所では「余剰地」と呼んでいるみたいです

ウチの近所にもそういう土地があります

で、これが放っておくとすぐに草ぼうぼうになってしまい
蚊が飛び回ったりイヌの雲古だらけ...いや、これは普通の路上も凄いけど
とにかく環境に良くないぞということになってしまうのですね

我慢しきれなくなって市役所に言うと草刈はしてくれるのですが
空き地のために費用をかけるのは非生産的ですし
かといって有効利用する計画もない

そこで考えたのは
地域の人たちにポケットパークとして整備してもらおう、維持管理をお願いしよう
ということなんだろうと思います
もちろん市役所も応援しますよ、援助もいたしますよ
でも皆さんが愛情をこめてこの場所を可愛がってくださいね
ということなんだろうと思います

まぁワタクシも近所の住人でありますので
新たに作られた会の一員となって参画してゆく所存なのですが
この空き地の大きさが、およそ4~5m×80m...細長い!

図書館に行ってもガーデニング関係の本は個人の庭をテーマにしたものが多いし
かといって景観デザイン、ランドスケープアーキテクトとまでいくと大袈裟すぎるし
なんとも掴みどころがない大きさなのですね

それに、花壇だ歩道だオブジェも置きたいねと夢を膨らませても
資材の手当が心配になってきます
市役所の援助だって限りがあるだろうし、会員の負担が大きくなってもいかんでしょう
将来にわたって維持管理しやすいことも考慮しなくては...


数年前、市内の別の場所に『もみの木ガーデン』というのができまして
想像するに、あそこも同様の経緯で作られたのだと思いますが
クルマで通りかかったときに「立派なのができなたなぁ!」と感心したものです
当然我々のグループもあそこを目標といいますか意識しているわけで
実はワタクシ、先日カメラを持って改めて見に行ったんですよ
そうすると、クルマで通りかかったときの第一印象に較べて
意外と簡単に作ってあったんですよね
いや、決して馬鹿にして言ってるんじゃなく
あれだけだって大変な努力の賜物ということは認めてます
簡単というのはそういう意味ではなく、シンプルということ
後々のメンテナンスや今後の発展の余地を考えてあるなぁということなんですね

ある意味、素人集団と居直って、出来る範囲で上手くまとめてある
なにも初めからベルサイユ宮殿の庭みたいなものを造ろうとすることはないんですよね

なぁんて一人で気を揉んでおりますが
別に自分がリーダーでやってるわけではないので
一会員として、皆さんと協調してゆけばいいのかな
頼りないですけど力仕事でご奉公ですね
  カメラ持って記録係ってのがよさそうなんだが

でまぁ、いよいよ9月から始動ということになったのですが
昨夜、現地の脇を通りかかったら伸びていた雑草が刈られているし
本日発行の市報でも紹介されちゃってるじゃないですか!?
身震いがしてきます
...怖気だってるんじゃなく、武者震いということにしておきましょう(笑)