狼少年ケン
♪ボボンバボンボン、ボン、ボボンバババ…
朝、テレビのニュースショーを聞きながら新聞を読んでいると
懐かしいフレーズが耳に飛び込んできたので
思わずテレビの方を見てしまいました
画面は中南米の町らしいところを
若い男性が走る抜けてゆくもので
まもなく缶コーヒーのコマーシャルだと判ったのですが
(先日、新聞の経済欄で紹介されていた新製品だ)
あの音楽はまぎれもなく
子供の頃に見たテレビアニメ『狼少年ケン』の
主題歌のイントロ部分のスキャットでした
つい続けて歌詞の部分も歌いかけたのですが
残念、断片的にしか思い出せなかった
いやぁ、でも小学生になったばかりの頃だったと思うけど
この『狼少年ケン』と『鉄道公安36号』を見るのが
日曜日の朝の楽しみだったような気がしますね
後者はふつう、子供が喜んで見るような番組ではなかったけど (^^ゞ
東京のキー局では別の時間帯だったらしいのですが
放送局の数が少ない地方なんかでは
系列外の局が別の空いた時間に流すことがよくあったのですね
田舎の人だって人気番組を見たいじゃないですか
朝からすっかり懐かしい気分になってしまいました
というのはさておき
よくぞ1960年代半ばのアニメソングを引っ張り出してきて
コマーシャルを作ってしまいますね
作った人間は何歳なんだろう?
同世代なんだろうか?
ときどき70年代フォークの名曲を使った
コマーシャルを聴いたりして
それはそれで懐かしさを感じるのですが
今回はそれとは異質の懐かしさを感じてしまいました
記憶を揺り動かす懐かしさではなく
潜在意識から噴き出してくる懐かしさ、とでも言いましょうか
それはそうと、肝心の商品である缶コーヒー
仕事場の自販機にあったので試しに飲んでみたら…
妙に甘すぎたりして好みのタイプではありませんでした
パッケージも派手で落ち着かないし
メーカーには申し訳ないけど
だぶん、もう二度と買わないだろうな
というわけで、この項おしまい