ふと、百人一首なぞ

元日の夜は「カルタとり」…これが信州・小諸の定宿の恒例だった
一昨年泊まったときは、泊り客が乗り気にならずに中止になったが
今年は20年来の仲間が何人も泊まり合わせたので
(しかも往時の強豪ばかり…ワタクシを除く)
以前ほどではなかったが、少しは熱くなった

終ったあとでお茶を飲みながらしゃべりあう内容は
「よし、一年かけて歌と取り札をバッチリ覚えて
 来年はもっと取れるようになるぞ!」
昔も今もおんなじだ

そんな新年の誓いもどこへやら
1月もそろそろ終りそうな今頃になると
カルタのことなどすっかり忘れてしまっているのだった
昔も今もおんなじだ

今日、雀屋さんブログで百人一首がアップされていた
これを見て「そうだ」と思い出し
カルタの箱からこの4首を抜き出してみた

b0040498_23555489.jpg

「物や…」は自信があるからすぐに見つけた
「我が身一つの…」もわりあい簡単だった
「人をも…」は「身」と「恨」で判った
「むかしは…」が難儀だった
  「む」だけが目立つけどほんとにこれでいいのかな? って


来年泊まるとしたら、また初心者だな

b0040498_23562388.jpg

北海道では一般的な木の取り札です
でも、メーカーは任天堂(京都)なんですよ
ワタクシも20数年前の暮れ、北海道に行ったときに
釧路のデパートで買い求めました

北海道では「下の句ガルタ」といって
いきなり下の句から読み始めるやり方だそうですが
小諸の定宿では上の句から読むのをルールとしております
が、百人一首をそらんじている人であっても
このカルタを初めて見る人は
「下の句が判っているのに見つけられない」
というイラダチに襲われるのであります