合格発表
入学試験のシーズンですね
もっとも、最近は選考方法が多様化しているのか
内申書や推薦などでとっくに合格が決まっている人もいるみたいです
ワタクシの頃なんかは筆記試験の一発勝負
ヤマが当たった外れたよりも風邪をひくのが怖かった
先日、ニュースで私立中学の合格発表風景を写していましたが
最近は受験番号だけを掲示するのですね
…って、30年近く前のワタクシの大学受験の頃にも
そういう学校があったから
個人情報の保護っていうよりは、集計などの処理が楽だから
なのでしょうね
でも、名前が張り出されるほうが雰囲気が出るような気がします
高校の合格発表がそうでした
とはいうものの
ワタクシが受験した県立高校の合格発表は
B4版ほどの紙を2枚くらい使って
普通科5クラス225人、家政科1クラス45人
びっしり書き込んだものが校舎の入り口に貼ってあって
顔を寄せ合うように覗き込んだ記憶があります
そのあと、いったん家に帰って食事をし
同じ市内の県立工業高校の合格発表を見に行ったのですが
こちらは特設の掲示板に
まるで神社のお祭りの寄付者名簿みたいに
合格者の名前が大きく羅列されて張り出されており
クラスメートの名前を探して
合格を喜んだものでした
ところで、
「いったん家に帰って食事をし」と書きました
工業高校の合格発表は朝9時でしたが
ワタクシが受験した高校は朝6時に合格発表があったのでした
バンカラの気風がまだ残っていたのでしょうかね
早起きして発表を見に行くというのは
なんだか荘厳な儀式という気もします
だからこそ、黒々とした筆文字で
大きく名前を張り出してもらいたかったんですけどねぇ
あのころ、県庁所在地にあった国立大学は
さらに早い時刻、午前零時に合格発表をしていました
ここまでくると宗教的な儀式みたいですね
さすがに今はもうそんな時刻にはやってないだろうな
最終列車で合格発表を見に行った先輩たちは
帰りの始発列車までどうやって過ごしていたのだろう、と
最近になって気になり始めました
歓喜にあふれた夜だった人もいれば
明けないと思えた長い夜だった人もいたのでしょうに