越境入学

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当時、ワタクシが住んでいた県の高校は小学区制でした
つまり、入学願書を出せる県立普通科高校は
学区内に1校だけ、選択の余地がなかったのです
(工業・商業などの実業高校は別、全県1区でどこでも選べた)
小学校や中学校と同じ考え方ですね

だから理屈では学校間のレベルに格差ができそうもないのだけど
それでも厳然と名門校というのは存在したのですね
小学校や中学校でも、たまにそんな話を聞くことがありますな

他の地域に住んでいて、どうしても名門校に行きたい子
いや、行かせたい親はどうするか
親戚が住んでればそれでよし、いなければ母子でアパートを借りて
住民票を移してしまうんですな
そうやって入学(受験)の条件を満たすわけなのだそうです

そりゃ、頭のいい子はそれでもいいだろうよ
でも、父祖の代からずっとそこに住んでいる普通の子には迷惑だよね
競争率も上がって、合格ラインの偏差値も上がるんだよ
自分のレベルに合った学校もなにも、県立高校は選択できないんだから
落ちたらお金のかかる私立高校に行くしかないんだ

  ワタクシもその県を遠く離れて30数年になります
  きっと今はもう制度が変わってるんでしょうね