今日は『白秋忌』

…なのだそうです

それで思い出したのですが
ワタクシ、1978年のこの日に九州柳川にある
北原白秋の生家を訪ねているのです

ま、別に命日だということを知らずに
たまたまだったのですが
彼を偲んで開催される「白秋祭」のイベントにも出っくわしています

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この年は、2月の北海道、8月の九州、そして11月の再訪と
テープレコーダーを持って旅行していました
まだウォークマンがない頃で
「現代用語の基礎知識」とか「知恵蔵」みたいなでっかいやつに
マイクと予備の電池やテープを持っていたわけです

専用のキャリングケースを持っていなかったので
段ボールに布を張って自作しました

それでまぁ柳川で過ごしたひと時
掘割を行く川下りの一部始終や同行者とのやり取りが
ステレオサウンドで手元に残っているのですが
あれから幾星霜、家の中に再生する機械がありません
クルマに行けばカーステレオがあるのですが...
数年前に一度テープレコーダーを借りてきてPCに接続し
CD-Rに焼いてはあるのですけどね

でも不思議ですねぇ
声や音で聴くと、当時の情景がありありと思い出せるんです
写真と違って動きまで判るんです

そうそう、このときは「鰻のせいろむし」を
食べるの食べないのという話をしながら歩いていたんだっけ
…結局食べなかったんだけどね(だって高価かったんだもん)

あはは、テープやCDを聞き返さなくっても、かなり思い出しちゃった

翌日は甘木市にある秋月という城下町を訪ねたんだ
手毬を作っているお婆さんとの会話も録音してあるはず
道を歩いていると、昨日一緒に柳川に行った女子大生たちとバッタリ


ユースホステルを使って旅していたので
泊まり合わせた人と「どこから来たの? 明日は?」
そんな会話で仲良くなって一緒に柳川を観光したんだな
特にこの年は知り合った人と話していると共通の友人がいる、とか
その人とまた別の場所で出会う、とか
相関図が描けそうな年だったなぁ

そうだ、このとき知り合った自衛官とは
ちょうど半年後に城ヶ島で再会したんだ
なんだかできすぎてる話だよね
だって「北原白秋」と「城ヶ島」なんだもの
ただ、その日は雨じゃなかったけど