国会の自爆男
永田氏が議員辞職の意向 送金指示メール問題 [ 02月23日 13時10分 ]民主党の永田寿康衆院議員(36)=比例南関東=は23日午前、ライブドア前社長の堀江貴文容疑者が武部勤自民党幹事長の二男に送金を指示したとして提示した電子メールの信ぴょう性を立証できなかったことの責任を取り、議員辞職する意向を党側に伝えた。ただ民主党執行部は辞職の是非やタイミングは慎重に判断すべきだとして結論を先送りするよう求め、永田氏もこれに従うことにした。
執行部としては永田氏辞職はメールが偽物だったことを事実上認める形となるだけに、22日の党首討論で「資金提供の確証を得ている」と言明した前原誠司代表ら幹部の責任問題に波及することを強く懸念したとみられる。ただ永田氏の進退問題に発展したことは、民主党に大きな打撃となりそうだ。
共同新聞
かつて「国会の爆弾男」と異名を取った代議士さんがいました
トップ屋顔負けのスクープで政財界の不正を次々に明るみに出したっけ
カッコ良かったよなぁ
でも、議員の名で、国会の場で発言するんだもの
綿密な裏づけ調査と確固たる信念があったはずだと思う
それにひきかえ今回の人は...
「自滅男」だったらまだ自分ひとりだけど
巻き添え食っちゃう人もいるだろうから「自爆男」です
「国会の自爆男」
あ、議員辞めちゃったら、そんな異名もつかないか
おっと、さすがスポーツ紙(けっして「赤新聞」呼ばわりしているつもりはないけど)
しっかりインタビューしてますね
『元祖「爆弾男」楢崎氏がメール疑惑を一喝』(日刊スポーツ 2月22日)
ところで、結局あのメールの真偽はどうなったのかねぇ
よく考えたら偽者だった場合の方が奥が深い問題かもしれないね
本物だったら、もちろんそれはそれで大スキャンダルだけど
ある意味では「ああ、やっぱりね」で終わる部分もあるじゃないですか
偽者だったら、考えちゃいますよ
曲がりなりにも国会議員の先生が本物と信じて受け取ったネタですから
それなりに説得力のある人物やシチュエーションがあったのでしょう
まさか支持者が「先生、これで手柄立ててくださいよ」って持ってきたわけじゃないでしょ
誰が何のためにって謎が湧いてきますよ
結果的に執行部まで責任が及んだにせよ
若手議員に赤っ恥かかせるためだけに仕組んだとも思えないし
まして「自作しました」ってオチはありえないでしょう
いや、以前読んだ飯島秘書官の著作によると
代議士さんってのは
支持者と称する人物が持ち込むペテン話に引っかかりやすいそうです
だとすると案外単純な話かもしれませんね
いずれにしましても政治資金がどうこうという裏金の話よりも
こちらの話のほうが週刊誌ネタとしては楽しめそうです
疑心渦巻く永田町…
当事者はそれどころではないでしょうが