サイン本

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Amazonマーケットプレイスで古本を購入したところ
送られてきた本には著者のサインが記されていました

  その本は何点も出品されており
  半数くらいの商品説明には「著者のサインあり」という記載
  敢えてサインなしのを選んだつもりだったのですが…


その著者のファンにとっては
サイン本というのはお金に換えられないほどの価値があるかもしれませんが
一般的に古本市場では「無価値」以下になるそうです。つまり落書きと一緒

都心の大きな書店でもサイン入りの新刊本を置いていることがありますが
本来は委託品である本も、そうなると返品ができなくなります

意外に思う人が多いかもしれませんが
サイン本ってのは流通的には価値がないんだそうですよ

  もちろん、夏目漱石とか川端康成クラスは別格でしょうけど


まぁそういうわけで「だから安かったのか」とも思ったのですが
「サイン本だから」と高く売りつけられるよりは良かったかな

  ファンにとっては価値あるものですからね
  安く仕入れて高く売りつけようとする人もいるんです

今回の場合、サイン本にこだわっていなかったとは言え
ワタクシもこの著者が好きですから
それはそれで良かったかな、とも思うのですが
サインと一緒にメッセージと日付が入っていたのが…ちょっと気になるところです
つまり、自分に宛てて書かれたものではないというのが面白くない
○○さんへ、という元の持ち主の名前が書かれていなかったのが
せめてもの慰めといったところでしょうか

この本以外にも、古本で買ったサイン本を何冊か持っていますが
ときどき思うのが、元の持ち主はどんな思いでサインをしてもらい
どんな思いでこの本を手放したのかなぁということです