日付けのないカレンダー
しばらく前にツッチーさんが森山良子さんについて書かれた時に
「森山良子さんの歌では『バス通り裏』が妙に好きだなぁ」
とコメントしたのですが...
この歌って、ずっと前にFMの特集番組で聴いたことがあって
そのときエアチェックしたカセットを繰り返し聴いているだけで
それでも20年以上聴いていないような気がする
他では聴いたことがないのではないか!?
今日は、業務上の講習会で仕事場を離れていたのですが
会場になった場所が「市内在勤者」の資格を持っている図書館と同じ建物
この図書館って、ポピュラー音楽のCDが割と豊富なんですよね
で、休憩時間に覗いてみたら...
ありました、ありました
『バス通り裏』は、このアルバムの中の一曲で
シングルカットはされなかったものの、大評判の曲だったそうです
作詞、松本隆。作曲、財津和夫
NHKドラマの『バス通り裏』の主題歌ではありません
そりゃそうだ、ドラマが放映されたのは1958年から59年にかけてだそうですから
当然借りてきて、仕事場から帰るクルマの中で聴きましたが
いやもう、心に沁みる歌です。リピートして2回聴いちゃいました
ドラマの主題歌ではないと書いたものの、あの時代に通じるものがあり
それはつまり『三丁目の夕日』の情景をほうふつとさせるもののようです
このアルバム、収められている12曲すべてが松本隆さんの作詞です
作曲者はいろいろなんですけどね…森山さん自身も3曲書いている
その中のひとつである『小さな歴史』も素敵でした
出産をテーマにした曲で
実際に、これをレコーディングしているときは
森山さん自身が「いつ生まれてもおかしくはない」状態だったとか
ジャケットは、このアルバム制作中に生まれた子を抱いた森山さんと
その家族の集合写真を基に描かれたイラストだそうです
今日は久しぶりにいい歌を聴きました
地味だけど、こういう歌を「佳曲」って言うんだろうね