金を払ってでも

しばらく前の日経流通新聞(日経MJ)
「試供品を配布する店」のことが載っていました
これはつまり、いろんなメーカーのサンプルを無料配布するだけの店があるわけなんですが
利用者は有料の会員制にして、1回につき4品まで貰って帰れるという仕組みだそうです

有料で、選べる数に制限があるのがミソですね
本当に欲しいもの、興味のあるものを選びますから
配る側のメーカーにしても
店頭や街頭で漫然と配るよりも消費者のニーズが伝わりやすいわけです

タダで配っているものって、貰う側からすれば
「とりあえず貰ってみて、つまらなかったら捨ててしまおう」
と思っていることも多いですからね


何日か前に、ネット上で「送料100円だけ負担してくれ」というサンプル品がありました
ちょっと興味のある品で、もちろん製品だったら100円以上の商品でしたから
これぐらいだったらお金を出してもいいかなと申し込んでみました

申し込みの画面では、特にクレジットカードの番号を入力するフォームはなかったし
昨日届いたサンプル品に同封されていたのは製品群を紹介するチラシのみで
郵便振替の用紙などは入っていませんでした

…はて?

何枚ものチラシの中に混じっていた挨拶状を見たら、文面の最後に赤い文字で
「あなた様とのご縁に感謝して、お支払いいただかなくて結構でございます」

なぁるほど!
うがった見方をすれば、初めから無料のつもりだったのでしょうね
でも、そう告知すると冷やかしが殺到するだろうから
100円いただきますと言うことで多少なりとも見込み客を絞り込む
巧い作戦だなぁと思いました

みなさまとのご縁を大切にしたいから「お近づきのしるし」です、と
次回の注文は500円引きにしますと書かれたチラシを見ながら
サンプルを試してみて、良かったら一回くらい注文してみようかな
そう思い始めています…すっかり術中にはまってるなぁ (^^ゞ

ここでネタバレさせては先方に失礼ですので
何のサンプル品かは書きません
でも、最近あちこちのポータルサイトのバナー広告で見かける商品です