責任者

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以前、『暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律』に関して
講習会を受けたことがあると書きましたが
これは3年に一度くらい受ける必要があるみたいで
先日、県の公安委員会から通知が来ました

責任者講習通知書
暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第14条第2項に規定する講習を次のとおり行うので通知します。
  講習種別:定期講習(過去に受講したことのある方が対象)
  問合せ先:警察本部 組織犯罪対策課

読み返してみて、なんとも落ち着かないというか
納まりが悪い文面だと思って気づいたのですが
ふつう、何かの責任者を表すときは「○○責任者」という呼称にするでしょ
食品衛生責任者、毒物劇物取扱責任者、火薬類取扱保安責任者など
これらは資格試験も必要な責任者です

ところがこの責任者は「○○責任者」という呼称が無く、ただの「責任者」
根拠となる法律によると、公安委員会の役割は
事業者が不当要求による被害を防止するために必要な責任者の選任や
不当要求に応対する使用人等の対応方法についての指導その他の措置が
有効に行われるようにするため、資料の提供、助言その他必要な援助を行うもの
だそうですから、お上が責任者を任命するのではないのですね
だから呼称もいい加減なのでしょう

しかし、さすがにこれでは「無責任」だと思ったのか
「不当要求防止責任者」という通称があるようです
警察から貰った手帳にもそう書いてあります

これって判りやすくていいなと思うのですが
法律で規定されている呼称ではないので
正式な文書では単に「責任者」と書かれてしまい
何の責任者だか判らない書き方になってしまうのですね

おーい、責任者出て来い!