郵便不着
このあいだ仕事の上である人に手紙を出したら、それが届かないという事がありました
後日になって事情が判明したのですが
その人は最近転居してきたばかりで
郵便配達の人は、ワタクシからの手紙を郵便受けに入れる代わりに
「ここに住んでいるのが○○サンだったら、これを送ってください。
そしたらあらためて配達します」
というような通知を入れていったらしいんです
で、それをポストに投函してもなかなか送ってこなかったので
結局、集配を受け持つ本局まで受け取りに行ったそうです
そういえば1年前にもやはり転居したばかりの人に手紙を出したら
「宛て先不明」で戻ってきたことがありましたが
あれもきっと同様の事情だったのだろうと、今になって理解しました
もちろん「そこに住んでいるのだから、ちゃんと配達してよ」と
苦情を言いたい気持ちはあります
それがモトで商談がフイになったり人生が狂う場合だってあるのですからね
でも、よくよく考えてみれば...
郵便物が配達できるということのほうが不思議なのかな?
だって最近は表札を出さない人もいますし
出しても家族全員のフルネームを表示している人はごく少数です
郵便局のデータベースが役所の住民基本台帳に連動しているわけでもないですし
たとえ連動していても、住民票を移さずに住み着いちゃえば、どうしようもありません
そういえば、住人の出入りが激しいアパートで
前に住んでいた人に宛てたメール便が届いて困るという話も聞いたことがあります
郵便局や宅配会社はどうやって把握しているのでしょうね?
いや、把握できないから「最初の一回目」は冒頭の確認通知を置いてゆくのでしょう
しかし、こんな手続きって初めて聞いたぞ
自分も何回か引っ越したけど経験がありません...最近始まった制度?
特にあらためて「今日からここに住みますよ」と届けも出さずに
「郵便物はちゃんと届けてね」と言うのは虫がいいのかな?
ううむ、考えたら判らなくなってきたぞ
かつて、郵便物の宛て先に書く住所は
住居表示や土地登記簿に載っている地名でなくてもよい
という話を聞いたことがあります
配達する人が場所や相手を特定できればいいんだと
「公園のベンチでオサカナを釣っているスパイ」
彼でも郵便を受け取れる理屈なのですが
今回の事件で、今はもう難しいのではないかと思えてきました