歓待

 
四国旅行中のツレアイの件ですが
独りで夜行バスに乗って出発した晩は
「今、バス乗り場に着いた」とか「サービスエリアで休憩中」などと
メールで実況中継があったのですが
現地に着いたら、頻度が少なくなり
二日目になるとパッタリ途絶えてしまいました

「便りのないのは良い便り」

向こうで出迎えてくれた友人たちと楽しく過ごしているようです


ふと思い出したのは、365人の親しい友人を作り
その友人を回遊魚のように訪ね歩くということを考えた人のハナシ

「一年に一度だもの、泊めてくれてメシも食わせてくれるだろう」

もちろん、歓待を受けるに足るだけの
ぼくも早く会いたいし、君も早く会いたい
と思ってくれる友情が成立していることが条件ですが
これはなかなか素晴らしい生き方です

でも、ひょっとすると
365人の友人が入れ替わり立ち代り訪ねてくる
そんな役回りを引き受けてしまう人もいるかもしれない

旧友との話にニコニコ笑いながら杯を傾ける...
毎日そうやって過ごせる人もまた羨ましいなと思えるのです